芦ノ湖 新天地でもお元気で!(備忘録)-2017.12.01-

芦ノ湖 新天地でもお元気で!(備忘録)-2017.12.01-

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以前から釣りでお世話になっている先輩の転居のお祝いを兼ねて、芦ノ湖まで釣り&BBQに出掛けてきました。釣果の方は全体的にちょっと寂しい感じでしたが、楽しいBBQがそんな些細なこと直ぐに忘れさせてくれました! 私もいつかは移住したいと考えている土地。参考にさせて頂きたい事が山程ありますので、近いうちに絶対そちらに遊びに伺いますね。 新天地での成功をお祈りしております(*'▽')/

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(上写真)鰭の大きさが際立っていたブラウントラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)レインボートラウトは予想外でした。パニッシュ85Fにて

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(上写真)芦ノ湖グリーンカップモーターボートレースの準備中でした(12/2~3開催)

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(上写真)芦ノ湖キャンプ村にて記念撮影📷

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(上写真)湖尻の遊覧船桟橋にて

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(上写真)キャンプ村は紅葉真っ盛り!

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(上写真)黄葉も真っ盛り!!

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(上写真)最高のお天気のなか、芦ノ湖を眺めながらBBQを楽しみました!

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(上写真)キャンプ村の直ぐ横には湖尻水門があります

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7 years ago

蝉ブラを求めて初夏の中禅寺湖へ 2017

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 中禅寺湖の初夏を代表する蝉の釣り。私はよほどの事がない限り日が昇ってから釣りを開始するようにしています。蝉が鳴き始める時刻、さらには蝉の釣りにとってはとても大事な要素だと思っている風の吹き始めが共に明るくなってからだというのがその理由なのですが、何はともあれしっかり寝た後に釣りが出来るというのはホント身体が楽でありがたいものです。

そしてこの日もポイントに到着したのはam7:00を過ぎた頃でした。 6月も終盤に入り、蝉師(アングラー)の数も大分少なくっている頃だろうと思って来たのですが その予想は大ハズレ、人の居ないポイントを探して歩いていたら山側のかなり奥の方まで来てしまいました。 その後 なんとかポイントに入れたまでは良かったのですが、波がまったくありません。遠くに見える岬の先端からは白い波の筋が伸びているので、岬の向こう側はそれなりの風が吹いている様ですが、こちらはまったくのベタ凪状態でした。

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先にも記したように、蝉の釣りに於いて湖面がある程度以上に波立っている事はとても大事な事だと思っています。 シーズン初期ならまだしも、今回のようなシーズン終盤では魚は連日のように叩かれ相当ナーバスになっている筈。周囲のちょっとした違和感も相手はきっと見逃しません。そしてそのちょっとした違和感を感じさせなくする(誤魔化す)のに私はいつもこの『波』の力を借りるようにしています。

水面に浮かんだ蝉ルアーを下から見上げ本物かどうか吟味しているブラウンの姿をよく見掛けます。 今のスレ切った状況なら間違いなくと言っていいほど、相手に見切られる事が殆どではないでしょうか。 相手にルアーの細部を見せないこと、さらにラインの存在も悟らせないこと(音も含めて)、これら両方を実現するために波の存在は決して欠かす事の出来ないものだと思っています。 このため今のような波の無い穏やかな時間帯は、私は釣り糸は垂れずに湖面が強く波立つまで 1時間でも2時間でもただひたすらに待ち続けるようにしています。 ですがただ待っているだけでは時間がもったいないので、水中の魚の動きを観察する事にしました。 急深のポイントなど地形的な問題から魚が必ず見えるとは限りませんが、大抵の場合 水色の変化するブレイクラインの下にブラウンは必ず居るものと思ってます(山側、国道側問わずに)。 もしちょっと先にブレイクを控えたシャローエリアなどであれば、水深50cmにも満たないような浅瀬を蝉を探し泳ぎ回っているブラウンの姿を何度も目にしたり出来るのではないでしょうか。

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そして今回の場合は後者の方でした。水際にあまり近付き過ぎないよう注意を払い観察を続けていると、二匹のブラウンが数十メートルの範囲内を左右に行ったり来たりを繰り返していました。そして時折、蝉を見つけては何の躊躇いもなく静かにパクッ!と。 試しに回遊コース上に蝉ルアーを浮かべて待っていると、異変に気付いてルアーの数メートル手前で即Uターン。あっさり見切られてしまいました。 分かっていた事とはいえやはり相手は相当に手強そうです。 これ以上は探らずに最初の予定通りに風が吹き出すのをじっと待つことにしました。

待ち望んでいた風が吹き始めたのはそれから1時間半ほど経過してからの事でした。でもさざ波が立つくらいでこれではまだまだ力不足。相手を騙すことは恐らく出来ないでしょう。 そしてさらに待つこと凡そ30分、東風がより強さを増し時折波が音を立て砕けるくらいの高さに成ったのを確認して腰を上げました。 (よし、始めるか!)

今回使用したルアーは美蝉(ビセン)。中禅寺湖のハルゼミをモチーフにしたトップウォータープラグで、私は市販の物をフックを交換(テイル&ベリー共に)して使用しています。当日はこの美蝉(ビセン)を水色が黄色からエメラルドグリーンに変化するブレイクラインのちょい先に静かにキャスト。その後はロッドティップを小刻みにシェイクして水面を羽をバタつかせて溺れている蝉を演出してやりました。

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すると間もなく波間に見え隠れする美蝉(ビセン)の下に黄色い影が浮かび上がって来ました。そして真下で吟味すること数秒、美蝉(ビセン)の浮かぶ水面がモワッと盛り上がりました! ひと呼吸おいてから落ち着いてアワセを入れましたが、これは残念ながらすっぽ抜けに終わりました。ですが針掛かりしていなかったのでまだチャンスはある筈です。 もう一度 先ほどと同じコースを流してやると再び黄色い影がゆっくりと浮上、さっきより長い時間ルアーを吟味した後で口先で軽く啄むように音もなくハフッと吸い込みました。 今度はふた呼吸くらいおいてからゆっくりアワセを入れましたが... (今度はどうだ!?)

相手は突如 我に返ったかのように動きを速め、もの凄い勢いで沖へと向かって走り出しました。 ギィーギィーギィーギィー...。

さっきまで目の前を泳いでいた黄色い影はエメラルドグリーンの湖水の奥に消え 直ぐに見えなくなってしまいました。 (これはデカイ!)

その後は寄せては走られを何度繰り返したでしょうか。相手が白い腹を見せて翻るたびに、いつフックが外れるかともうヒヤヒヤもの。その度に心の中では (お願いしますからどうか獲らせて下さい... どうか獲らせて下さい...。) の繰り返しで何度も祈りを捧げました。

せいぜい3分くらいのやり取りだったと思うのですが、ほんと長い時間に感じられました。 無事ネットに納まった相手は雄のブラウントラウト(64cm)。 写真では裏側になるので見えませんが、口元には過去に何度か釣られたような痕がありました。きっとこれまでにも多くのアングラーたちを楽しませてきてくれたのでしょう! ほんと可愛いやつでした。

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同じポイントで ↓

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別のポイントで ↓

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中禅寺湖の初夏を代表する春蝉の釣り。是非とも美蝉(ビセン)を携えてブラウンとの熱い駆け引きを楽しんでみては如何でしょうか。

〇 使用タックル

ロッド : IBXX-77MSD インターボロンXX(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE ブルー 0.8号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12lb(MORRIS) ルアー : 美蝉(ビセン)(SMITH)       ※ フック交換実施。ラインはアインのスプリットリングに直結 フック : シュアーフック Wトラウトタテアイ 4B ベリー&テイル共に(SMITH)       ※ バーブは潰してあります ネット : チェリーネット Lサイズ 旧タイプ サクラ(SMITH)

その他の蝉ブラの記事はこちら

7 years ago

芦ノ湖 Catch&Clean2017 日頃の感謝を込めて(備忘録)-2017.11.12-

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今回で第16回目となるCatch&Clean in 芦ノ湖(湖畔清掃&ブラウン稚魚放流)に参加して来ました。当日は前日の暴風雨とは打って変わってのこれ以上ない秋晴れのお天気で、色付いた木々を眺めながらとても気持ちよく清掃活動を行う事が出来ました。 そして稚魚放流も無事に終わったラストの閉会式。芦ノ湖漁協代表理事である福井さんがお話しされた内容は大変に印象に残るものでした。

よりコンディションの良い魚を釣り人に提供するため漁協ではどんな取り組みを行っているのか、そしてこれを今後どうして行きたいのかなど、静かに淀みなく話をされる姿に今後の芦ノ湖での釣りがこれまで以上にとても楽しみなものになりました!これから益々、芦ノ湖から目が離せそうにありません(*'▽')/

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(上写真)Catch&Cleanの清掃担当エリアは元箱根湾周辺エリアを選びました。※ 写真はCatch&CleanさんのHPより拝借しました。

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(上写真)ブラウン稚魚放流の様子。※ 写真は芦ノ湖漁業協同組合さんのfacebookより拝借しました

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(上写真)福井さんのお話のようす。※ 写真はCatch&CleanさんのHPより拝借しました。

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(上写真)これを読んだうえで福井さんのお話を聞くと、よりいっそう芦ノ湖の釣りが楽しくなると思います

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(上写真)最後の閉会式での集合写真。※ 写真はCatch&CleanさんのHPより拝借しました


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6 years ago

尚仁沢アウトドアフィールド ジャガーの引きが忘れられなくて...(備忘録)-2019.03.09-

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先日、栃木県は塩谷町にある尚仁沢アウトドアフィールドさんに出掛けてきました。あの厳つい顔をしたジャガートラウトとのミノーを使った熱い駆け引きを味わいたくて、またやって来てしまったといった具合です。当日の午前中は未明から降り続く雨の影響からかお客さんが少なく、多くのポイントを自由に探ることが出来ました。

そんな中でも、やはり障害物周りでジャガートラウトの反応が良く、ミノーの釣りの醍醐味であるアクションで誘って食わせる釣りを楽しむことが出来ました。まだ水温が低いためか魚の追いは遅めなので、サスペンドミノーで短い距離をロッドアクションで誘った後は、しっかりと食わせのポーズを入れてやることで深いバイトを得ることが出来ました。 これから春に向け水温が上昇してくると、さらに魚の活性が上がってくるそうなので、その頃にまた訪れたいと思います。 そして話は変わりますが、来たる3月10日(日)に同エリアにおいて今年も恒例の『さくら祭り』が開催されるそうです。タグの付いた魚を集めて合計点数を競い、点数の高い人から豪華賞品が貰えるそうです(詳しくは尚仁沢アウトドアフィールドさんのHPを参照願います)。 ※ 魚の写真は釣り場オーナー様の許可を得て一部撮影させて頂きました ※ 尚仁沢アウトドアフィールドさんのHP : http://www.shojinzawa.com/

使用タックル ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマード🄬フロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー : パニッシュ55 SP(SMITH)      ※フック変更実施。ウエイト調整のためソリッドリングを使用。 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)

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(上写真)この日も一匹目からジャガートラウト。パニッシュ55SP(HHGORカラー)にて

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(上写真)二匹目もジャガートラウト。パニッシュ55SP(GTOパール)にて

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(上写真)色鮮やかなジャガートラウトの♂。パニッシュ55SP(クレイジーヤマメ)にて

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(上写真)昨年放流した個体がまだまだ良い仕事をしてくれています

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(上写真)この色がほんとたまりません

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(上写真)今日一の太い個体です。パニッシュ55SP(クレイジーヤマメ)にて

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(上写真)これも昨年放流した個体だそうです。ほんと素晴らしい魚体です

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(上写真)今回もやはり障害物周りでの反応が良好でした

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(上写真)これまた太くて素晴らしい魚体です。C&Rの賜物!

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(上写真)こんな個体が釣れるとほんと嬉しくなってしまいます!

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(上写真)いい顔してます!

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(上写真)ベリーのフックにガップリ!

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(上写真)午後は追いが悪くなりました

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(上写真)デニー君が木の枝を持って近づいて来ました♪

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(上写真)飼い主さん曰く、遊んでほしいのサインだそうです。可愛い♡

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(上写真)3月10日(日)は『さくら祭り』🌸開催🌸


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9 years ago

中禅寺湖 これぞブラウン!というような魚(備忘録)-2015.07.18-

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頭の先から尾の付け根までぎっしり餡が詰まった特大のたい焼き! まさにそんな表現がぴったりの中禅寺鱒でした。

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(上写真)明智平から見た朝焼け。この時期はいつもちょっと遅めのスタートです。

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(上写真)昨夜は相当雨が降ったようです

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(上写真)銀竜草(ぎんりゅうそう)を発見。何か良いことがありそう!

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(上写真)この日はメタルジグ(プロトタイプ)を使ってのジギング

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(上写真)中禅寺湖のブラウントラウト(63.5cm)メタルジグ(プロトモデル)にて

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(上写真)口の周りには少なくとも2箇所の古い針跡がありました。C&Rの賜物です!

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(上写真)過去、私が相対した中禅寺鱒の中で最も引きの強い個体でした!

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(上写真)近年、綺麗で大きな魚が増えてきたという実感があります。きっとC&Rの効果でしょうね。


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14 years ago

阿寒湖釣行 -20100526*-

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 5月後半のある日、私は阿寒湖の畔に立っていました。もちろん手にはロッドを携えて。つい数時間前、暴風雨の影響で別空港への着陸の可能性を知らせる機内アナウンスにうなだれていた事がまるで夢であったかのような光景がそこには広がっていました。吹いてくる風はとても穏やか、雨も小雨が時折降ってくるといった程度で とても暴風雨を感じさせるようなものではありませんでした。

日頃の行いに対するご褒美なのか、はたまた強力なパワースポットたる阿寒湖のなせるわざなのか! 何か強力な力に後押しされている様な感覚を覚えるなか2010年春の阿寒湖釣行がスタートしたのでした!

この日、最初に入ったポイントは阿寒湖西部に位置するあるポイントでした。本当は別のポイントに入りたかったのですが、すでにそこには見覚えのある先行者の姿がありました。 “生きる伝説の異名を持つ熱きフライマンさんです!”  彼の熱気にやられた魚たちはきっとしばらくは岸寄りしないはず、すでに探られた後であろう北側のエリア一帯は諦めて、同じくこの日入ってみたいと考えていたこちらのポイントに急遽船の進路を変更してもらった次第でした。 そこは足元のテラスの直ぐ先から傾斜のきついカケアガリが沖へと伸びてゆくといった地形で水深はおよそ10メートルといったところでしょうか。湖底にはそのいたる所に大きめの岩がゴロゴロと転がっているようで、ライン越しに伝わってくる感触はとても変化に富んでいました。きっと時期になれば多くの魚達が餌を求めてこの岸沿いを回遊などしているのではないでしょうか。駆け上がりマニアである私にとってはそこはまさに垂涎もののポイントといった感じでした。 この日最初に手にとったルアーはチェリーブラッドLL70S 。今年スミスさんから発売されたばかりのリップレスシンキングミノーになります(阿寒湖のレギュレーションによりシングルバーブレスの1フックに換装)。私は今回の阿寒湖釣行でこのルアーを使用するのを本当に楽しみにしていました。 それは春の阿寒湖を語る上でワカサギが決して欠かす事の出来ない存在だというのが理由でした。5 月を迎えた今、多くのワカサギたちが産卵に向け岸近くを意識し始めます。そしてこれに呼応するかたちで多くのトラウトたちもまた岸近くを意識し始めます。一昨年はアメマスとサクラマスがその主役でした。そして昨年はアメマスとヒメマスたちが、普段なら想像も出来ないくらいの浅瀬に多く集まり、私を含めた多くのアングラーたちを楽しませてくれました。まさにこんな状況の時にうってつけのルアー!それがチェリーブラッドLL70Sだと私は思っています。私のよく行く日光中禅寺湖。最初に手にした相手はヒメマスでしたが LL70S の実力はすでに実感していました。 でもその他の魚種に対してはどうなのだろうか? どんなアクションが効果的? リーリングのスピードは? カラーは?...etc. 雑誌ノースアングラーズの記事がきっかけで知るようになったリップレスシンキングミノーの魅力ですが、本格的に使用するようになったのはまだ一昨年前のこと、LL70Sに至ってはまだ半年といったところです。これまでスプーンを使った釣りが大半を占めていた私にとっては、リップレスシンキングミノーの高い潜在能力は実感しつつも、正直今でも分からない事だらけです。私の抱えるこれら多くの疑問はきっと阿寒湖が解消してくれるはず! そう信じて臨んだ今回の阿寒湖釣行なのでした。

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(上写真) チェリーブラッド LL70S(ワカサギカラー)

ここは上述したような本来入りたかった浅瀬エリアとはまるっきり正反対のポイントでした。ワカサギの姿はまったく見えず、トラウトたちが岸寄りしているかどうかは分かりませんでした。ですがセオリー通りにLL70Sでまずは表層レンジから探って行きました。 キャスト後は数カウントの後にリーリングを開始。水面下20センチ程のレンジをノーアクションのただ巻きで探って行きました。ノーアクションのただ巻きといっても、LL70Sは滑らかなローリングアクションを見せてくれます。これは同じシルエットを持つシンキングミノージグのトラウティンサージャーとはまた質の異なったアクションであり、その引き抵抗(巻き抵抗)は少し大きなものに感じられました。 魚が居ないのか、それとも反応しないだけなのか、結局表層付近からは期待していた反応は得られませんでした。それならばと今度は別の探り方で反応を窺いました。それはこの地形ならではの探り方といっても良いと思うのですが、LL70Sの使い方としてはきっとマイナーな部類に属するものでしょう。キャスト後にLL70Sをベールフリーで一旦湖底まで沈めた後は、軽く1回ショートジャークを加えてそのままポーズ。魚からの反応を窺います。ここで何もなければ数メートルほどリーリングを行います。すると必然的にルアーは上方へと浮き上がってくるため、ここで再度フォールし直してからその後またリーリング...。あとはこれの繰り返しでした。本当にごく偶にですが、途中でジャークなどを加えてイレギュラーな動きを演出したりする時もありました。 ほど良くアピールしながらのゆっくりとしたフォーリング。さらに引けば直ぐに浮き上がるといったリップレスシンキングミノーならではの特性を活かして、傾斜のきついカケアガリを幾分バーチカル気味にギザギザといったイメージで探って行きました(阿寒湖に限らずに私はこの探り方をする場合には根掛かりを回避するためにシングル1フックに換装して使用するようにしています)。 このリップレスシンキングミノーを使ったディープレンジの釣りですが、私はシーズン初期或いは夏場日中の湖など、おそらく魚たちは水中の深い層で活動しているであろう時期にスプーンとのローテーションで多用しています。手返しの問題から、水深20メートルを超えるような深いポイントを探るのには正直躊躇ってしまいますが、水深はせいぜい10メートル程度といったこのポイントを探る分にはそれほど大きなストレスは感じませんでした。 (おっ...!) そしてその瞬間は突然にやってきました! ルアー着底後の1stアクション(ショートジャーク)でのバイト。待ち望んでいたアタリだったのでとても嬉しかったことを今でも良く覚えています。 障害物の多い湖底近くでのバイトであったため、相手が本当に魚であるかどうか半信半疑でした。ですが直ぐに首を振る感触が伝わってきたので安心しました。 (やっぱ 釣れるじゃん!) 今回の阿寒湖での初フィッシュ。それがLL70S を使って自身が意図した探り方で釣れたというのだから、これ以上に嬉しい事はありませんでした。阿寒湖の魚影の濃さに助けられた部分があるのは否定はしませんが、兎に角嬉しい一匹でした。このルアーで釣ってみたい! 或いはこの探り方で釣ってみたい!など、肝心の魚の都合はお構いなしに人間の都合だけで行動すると痛い目に遭うことがほとんどですが、今回は魚の都合とも合っていたらしくスプーンを交えた同様の探り方で良型揃いの多くのアメマスたちを手にする事が出来ました。

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(上写真) 今回、阿寒湖での初フィッシュ(LL70Sにて)

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(上写真) 着底後の1stアクション(ショートジャーク)で喰ってきました

暴風雨との予報により、一時はどうなるかと思っていた今回の阿寒湖釣行ですが、蓋を開けてみれば釣りが出来ないどころか近年稀に見る好釣果に恵まれ大満足のうちに初日の釣りを終える事が出来ました。 そしていよいよ明日からはこの時期の本命エリアを探って行きます。決して本命とは思っていなかったこのポイントでこの釣果なのですから、明日からの釣果はいやがうえにも期待が高まりました!

~ 釣行2日目 ~ 朝一の気温 5℃。風は北~北西の風強め。雨もそれなりに降っています。暴風雨のお天気マークは消えていましたが、今朝の方がむしろ雨風共に強いといった状況でした。 今日からはいよいよこの時期の大本命エリアを探ってゆきます。阿寒湖に訪れるようになってからまだ数年、こんな私がいかにも分かった風に本命エリアだなんて言うのは何ともおこがましい気もするのですが、この数年の阿寒湖で経験してきた事を思えばそう言いたくなっても仕方ないようなポイントなのでした。 朝一の表層水温は4.8℃。昨日午後に入ったポイントのそれが 7.5~8.0℃の間で推移していた事を考えると随分と低いと感じさせる水温でした。 これから探ってゆくポイントを目の前にして、昨年の記憶が蘇って来ました。天気といい湖面の状況といいあの時とまったく同じです。ただひとつ水温が低いという状況さえ除いたらのはなしですが...。この違いがはたしてどういった結果をもたらすのか?大本命エリアのひとつと考えていたここ大島での第一投目はまさに緊張の一瞬でした。

大島へ来てから凡そ3時間が経過していました。なんとか4 匹のアメマスを手にする事が出来ましたが、どうにも納得が行きません。どの場所からも複数匹の魚が釣れることはなく、大きく場所移動を繰り返してそこで1 匹釣れるかどうかといった程度でした。とても厳しい状況であると言わざるを得ません。目の前に広がる広大なシャローエリア。ここには魚がまったく差して来ていない!もうこう判断するしかありませんでした。期待していた水温上昇ですが、いまだ5℃前後と朝一と変わらない状態が続いていました。 ここは広い阿寒湖の中でも南東側に位置する大きな島になります。昨日今日の風向きではほとんど風下側に位置していた筈です。冷たい北西風に晒されて渡ってきた湖水が最初にコンタクトする様な場所だからなのでしょう、冷え切った水が絶えず供給されているようで、結局この後も水温が大きく上昇する事はありませんでした。水温があと数℃高ければ状況はきっと一変していたはず! 考えてみても仕方ない事だとは分かっていても、ついそんなことを考えてしまうのでした。この状況じゃどうしようもない!とこの後私は大島を諦め渡船でポイントを大きく移動する事に決めました。

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(上写真) 今年の大島、かなり厳しいものがあります

続いて向かった先は阿寒湖北西エリアのとある一角でした。ここは私の考えていたもうひとつの本命エリアで、ここからかなり距離はありますが、昨日入ったポイントとも地続きとなっているため、状況によってはまた後で探ってみようとの腹積もりでした。 こちらでも早速水温を見てみると、7.5℃! 先ほど大島を発つ前に計ってきた水温と比べると2℃以上も高い値を示していました。さすが風上エリア! 期待が膨らみます。 ここは砂礫に拳大ほどの石が多く混ざる遠浅の地形で、昨年と一昨年もそうでしたが、多くのアメマスたちが正にひっきりなしといった具合に浅瀬に差して来ていたポイントでした。 今年だってきっと同じはず! 同じような景色の続くポイント一帯を LL70S & トラウティンサージャーの表層トレースで探って行きました。 先ほどの大島といい、こちらのポイントといい今年の阿寒湖は一体どうしてしまったんだろう? そんな疑問を抱かずにはいられない程の厳しさでした。 ここで昨夜、ホテルで出会ったフライマンさんとの会話が思い出されました。『昨日も今日もぜんぜんダメだった』、『アタリすら無かった』、『魚がまったく岸寄りしていない』。私はこの話を聞いた時、昼間にかなり良い釣りをしていただけに、正直なんと答えたらいいものかと一瞬言葉に詰まってしまいました。(魚が岸寄りしていないなんてこと無いと思うけどなぁ!) お互い入ったポイントも異なるし、何よりルアーとフライという釣り方の大きな違いがありました。彼が入ったというポイントなら日中はおそらく終始向かい風に悩まされていた筈です。ルアーならともかくもフライではきっと釣りを続けること自体が難しく、結果として釣果が伸び悩んだのだろうくらいにしか考えていませんでした。 (ほんとうに魚が岸寄りしていないよ...。) ここにきてやっとフライマンさんの話していた状況の本当の意味が分かりました。 今回の釣行に向けてこれまでずっと抱き続けてきた甘い考えがもろくも崩れ去った瞬間でした。 でもとても厳しいとはいえ、本州の湖と比べたらまだまだ信じられないような釣果が得られている事に変わりはありませんでした。何事も気持ちの持ちようで感じ方は変わってきます。(こんな状況の年もたまにはあるさ!) そう割り切ってしまえば、その中からでもきっと色々な楽しみ方が見えてくる筈だと!そう自分に言い聞かせて気持ちを盛り上げてゆきました。ですが頭ではそう分かっていても余りに期待が大きかっただけに、心と感情がその境地にたどり着くまでには今しばらくの時間が必要となりました。

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(上写真) 春の阿寒湖でまさかこんなに歩く羽目になるとは...

こんな状況でも釣りを諦めないと決めたのならば、やるべき事はひとつだけ。 そうRUN&GUN あるのみです!待っていても魚たちは来てはくれませんから。 感覚的には、100 メートル釣り歩いて1 匹釣れるかどうかといった釣れ方でした。どのアメマスたちもルアーへのアタックの位置はとても遠く、魚の回遊が岸からとても離れたところで行われている事が窺えました。 より少しでも遠くを探るため、使用するルアーを LL70S → トラウティン サージャー 6cm → 同 8cm → バッハスペシャル 18g → メタルジグ 16g&22g と順次変えてゆきました。さらに沖へと張り出した水中岬など少しでも沖へと立ち込めるような場所があればそのぎりぎりまで歩を進めて常に遠投を心掛けました。決して楽な釣りではありませんでしたが、お昼近くにはこちらでの釣果を なんとか二桁にのせる事が出来たため、ここで一旦昼休憩をとる事にしました。 食後のコーヒーを飲みながら、ついさっきまでずっとRUN&GUNしてきた湖岸線を目で辿ってゆきました。まさか春の阿寒湖でこんなに歩く羽目になるとは...。昨年初冬の阿寒湖での釣りの記憶が蘇ってきました。

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(上写真) 今年は魚が岸寄りしている様子が感じられません

午後からは昨日入った例のポイントに向かいました。昨日の良いイメージがあったため、こんな厳しい釣りなど続けずにさっさとポイント移動してしまおうかと何度も悩みました。でも自分の性格上、後になって探らなかったポイントの事が気になることは目に見えています。後で集中力を欠かさないためにも、可能性の残されたポイントはどうしても探っておきたかったのです。 こんな『いかにも』といったポイントですが、ここでは今日も私以外の釣り人の姿は誰も見えませんでした。その地形的特徴(背後の森が湖岸線ぎりぎりまで迫ってきています)に因るものなのでしょうか、特にフライマンの方はこのポイントを敬遠しているようで、今回に限らず私はこれまでに一度も他の釣り人の姿を目にした事がありませんでした。 これまで探ってきたエリアの状況があまりにも良くなかったため、ここへ向かってくる間も正直不安で一杯でした。ですが私のそんな不安を他所にここでは今日も良い反応が返ってきました。状況は昨日と大きく変わっていないらしく、沖合いのディープレンジでのヒットが頻発しました。 例年ならば決して大した事ではない釣果なのでしょうが、今年は他所のポイントがまったく揮わないだけに、それはある意味異常と言えるくらいの釣れ方でした。あとでこの状況を振り返ってみると、このポイントはその地形的特長(急深)から、岸寄り前のディープレンジにいるアメマスたちを効率的に狙える場所だったのではないだろうか。まさにそんな事を感じさせる釣れ方でした。 なぜ今のアメマスたちは去年みたいに沢山岸寄りしていないのか? 水温やベイトに絡めればいくらでももっともらしい理由を挙げる事が出来そうですが、(お前ごときが分かったような口を利くんじゃない!)とアメマスたちに怒られそうなので私の胸の中だけに留めておきたいと思います。 当日は似たような地形が数百メートルほど続くこのポイントに対して、ヘブン 16gとバッハスペシャル・ジャパンバージョン 18gを用いて沖のディープレンジを手返し良く探って行きました。そしてこれを一通りやり終えた後は、今度は折り返してLL70Sでナチュラルにそして時にはトリッキーな動きを交えながらもう一度探り直して行きました。これらを粘り強く繰り返し行った甲斐があってか、アメマスとしては阿寒湖での自己記録更新魚となる60越えの魚とさらに今年もまたイトウが顔を出してくれました。今年もやはり阿寒湖に来て良かったなと心の底から思いました。

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(上写真) 自己記録更新となる春の黄金アメマス(62cm)

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(上写真) LL70S を使ったディープレンジ攻略が功を奏しました

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(上写真) 今年もイトウが顔を出してくれました(65cm ヘブン 16gにて)

~ 釣行3日目 ~ 前日の夜半から天気がさらに悪化してこの日は大荒れのお天気となりました。気温、水温は共に低下の一途をたどり本釣行で最も厳しい1日となりました。 折りしもこの日は私の誕生日!まったくもって何という運命なのでしょうか。 夜明け前、露天風呂から眺める空模様は明らかに今日のお天気が急速に 回復に向かって行く事を告げていました。6月も目前だというのに昨夜は 温泉街に霙が舞い降りました。“明日はもうだめだ” と完全に諦めムード であったのが一変、今は今日の釣りが楽しみで仕方ありません。朝風呂も ほどほどに、身支度を済ませ急ぎ水辺へと向かいました。

”せっかく阿寒に来たのだから、これだけは見ておかないと!”これまで ずっと厚い雲に覆われていた雄阿寒岳と雌阿寒岳でしたが、最終日である 今日になって初めてその姿を見せてくれました。昨日までの山頂は大荒れ だったらしく、その頂にはまっ白な雪が降り積もっていました。 朝一の気温は 5℃。ここ最近続いていた値と大差ありませんでしたが、 その陽射しの影響でずいぶんと暖かく感じられる朝でした。

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(上写真) 最終日、天気が急速に回復してゆきました

”これはもしかすると もしかしちゃうんじゃないの!”一昨日前に味わった 惨敗の記憶も未だ新鮮でしたが、今のこの状況に一縷の望みを託し 私は あの大島に渡ることを決心しました。入りたかった北西の岩盤エリア でしたが、そこには既に先行者の姿があったため、西岸中央部のシャロー エリアに入ることにしました。風は北西風、フィッシングランド前の桟橋で 感じたものよりも随分と強い風が吹き付けていました。そして気になる 水温は 7.0℃! 昨日は本釣行での最低気温をマークしていただけに、 この水温は正直意外なものでした。今日の天気は晴れ、これから時間の経過 と共に水温はまだまだ上昇して行くはずです、しかもこのシャローエリア ならその上昇ペースも他所に比べていくらか速いはず、いやがうえにも期待が 高まりました!

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(上写真) 再度、大島にチャレンジです!

ひととおりエリア手前を探りましたが、魚からの反応は一切ありません でした。でもそれはある意味予期していたもの、めげる気持ちなど微塵も ありません。いまだ大きな期待感を胸に次の行動へと移りました。 続いては、沖に向けぎっしり敷き詰められた大岩を渡ってディープウェーディングを試みます。一昨日はローライトな条件により足元が暗く危 険を感じたためここまで沖には辿り着けませんでした。 “よし、ここだったよな!” 目的の大岩になんとか辿り着けました。見覚えのあるその 大岩には誰かの足跡が刻まれており、今シーズン既に誰かがこの場所に立った事を伝えていました。 今私が目にしているものと同じ光景を見たであろうその釣り人は、いったいどんな事を考え釣りをしたのだろう? ついそんなことを考えてしま います。 過去に何度も探ったこのポイント、凡その地形は未だ頭の中に入っています。向かい風そして根掛かり対策のためトラウティンサージャー8cm を結んで釣りを開始しました。50 メートル先でも水深はぜいぜい 3メートルといったこのポイントに対して、まずは表~中層レンジのただ巻きで 反応を探って行きました。 『おおっ!』おそらく初めからそこに居た個体だったのでしょう、ポイントを探り始めてから直ぐに反応が返ってきまし た。かなり沖合いでのヒットでしたが、その独特の動きから 相手がアメマスであることは直ぐに判別がつきました。”やっぱ、今日は来てるよ!” まだ一匹目の魚を手にしただけでしたが、私の第 6 感がしきりにそう告げていました。 『おっ、また来た!!』 さすがに例年ほどの勢いはありませ んでしたが、今日は間違いなくアメマスたちが浅瀬に刺してきている! まさにそんな事が実感出来る釣れ方でした。やはり春の阿寒湖はこうでな くちゃいけません!

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(上写真) 最 終日の大島、一昨日とはちょっと違いました! (トラウティンサージャーにて)

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(上写真) これまでずっとモノトーンだった世界に色が溢れます

今のこの状況でも魚は完全には岸寄りしきれていないのか、この日 遥か沖合いでのヒットが大半を占めました。このエリアで釣りをされた経験 のある方ならばきっと共感してもらえると思うのですが、浅瀬のしかも遥か沖合いで掛けた魚とのやり取りは他では味わえない独特のものがあり ます。そこでは水深がない分、彼らの横方向への突っ込みはもう尋常ではありません。その走りを見ているだけでもうハラハラドキドキ! 60超 えのヒレピンレインボーなど掛けたひにはもう○○○○ちびりそうになります!(下品でスイマセンでした<(_ _)>) 水底に大岩がゴロゴロと転がるようなこのシャローエリア、もし相手に主導権を握られてしまうような事があれば、もうそこで一巻の終わりです。 相手をいかに素早く表層へと引き出せるか! これで勝敗が決してしまうことも少なくありません。でもいくら表層へ魚を引き出したいといっても水面でバシャバシャ暴れられたのでは、いくらなんでも釣り人の精神がもちません。できることなら浮かず潜らずの適当な位置で魚をコントロ ールしたいものです。そしていざ取り込みという段、沖に立ち込んでいる訳ですから、自分の周囲 360 度全てが魚とのやり取りの場となっている筈 です。そこでは魚の急な突っ込みや方向転換などは日常茶飯事、もし魚をばらしたくなければ、いつどんな状況に於いても常に一定以上のラインテ ンションを保っておかなければなりません。このようにシャローエリアで魚を手にするためには、ロッドには必然的に“魚を素早く水底から引き 出すためのパワー”、“魚をこちらの思い通りにコントロールするための粘り性能”さらには“魚の素早い動きにも追従できるしなやかさ” こ れら全ての性能がより高い次元で求められる事になります。今回もメインで使用したロッド “TRBX-SS83SD” これまでに最盛期の しかも60越えのアメマス、レインボーそしてサクラマス いろいろな魚種をこのシャローエリアで掛けてきましたが、上述したロッド性能の面で 不安を感じた事は一度もありません。数々のメモリアルフィッシュをもたらしてくれた信頼のロッドであるだけに、これから先もまだまだ長い付 き合いになりそうです。

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(上写真) 水 温の上昇と共にアメマスの活性も上がりました

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(上写真) これから初夏に向け、アメマスは益々強くなって行きます

久しぶりの太陽とそれに伴う水温上昇、さらにユスリカの大量ハッチも手伝ってか、この日の大島は私が期待し思い描いていた本来の姿とかな り近いものとなりました。昨日までずっと消化不良気味であったのが、ここにきてやっと救われたといった感じです。 しかしそんな大島も状況は刻々と変化してゆきました。おそらく高い位置から照りつける太陽を魚たちが嫌ったのでしょう、am10:00を前に突然 魚の気配が感じられなくなってしまいました。 正直、あともう少しだけ楽しませてもらいたかったという気持ちはありましたが、こればかりは仕方がないことでしょう。 まぁ、この時間を利用して釣りの余韻に浸るのもわるくはありません。せっかく目の前にはこんなに素晴らしい阿寒の大自然もあるのですから!

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(上写真) 今日の陽気に誘われたのか、レインボーも岸寄りしてきました (トラウティンサージャーにて)

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(上写真) パワースポット ヤイタイ島には多くの巡礼者の姿が...

〇 使用タックル

 <タックル①> ロッド : TRBX-SS83SD (SMITH) リール : CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 8lb (MORRIS) ルアー : チェリーブラッド LL70S 7.7g (SMITH)       トラウティンサージャー 14g (SMITH)       バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g (SMITH)       ピュア 7g、13g (SMITH)       ヘブン 16g (SMITH)       メタルジグ 16g、22g フック : シュアーフック サクラマス2G (SMITH)               Wトラウトタテアイ7G (SMITH)       カルティバ SBL-75M 6号 (OWNER)       ※ バーブは潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)

<タックル②> ロッド : TRBX-SS78M (SMITH) リール : CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(11lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 6lb (MORRIS) ルアー : チェリーブラッド LL70S 7.7g (SMITH)       トラウティンサージャー 6g (SMITH) フック : カルティバ SBL-75M 6号 (OWNER)       シュアーフック Wトラウトタテアイ5G (SMITH)       ※ バーブは潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)


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7 years ago

芦ノ湖 2017年ラスト釣行(備忘録)-2017.12.13-

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今年最後の芦ノ湖に出掛けてきました。狙いのサイズのブラウントラウトが絶対に来てくれると信じて最後の一投まで魂を込めて投げ続けたのですが、その願いが叶う事はありませんでした。 明後日(12/15)からは禁漁ですが、気が付くと次の釣行について考えている自分がいます。まぁ毎年のこと(病気)ですが、やっぱりあともう少しだけ足掻きたかったなぁ。

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(上写真)朝一に出てくれたレインボートラウト。パニッシュ85Fを使ったステイ時間長めのジャークアクションで喰ってきてくれました

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(上写真)一瞬でしたが秋色のコーホーサーモンと見間違えました

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(上写真)日中は湖尻までポイントを移動。今シーズン最後という事で日中も釣りを楽しみました。

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(上写真)日中の表層水温は9℃台

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(上写真)夕マヅメの釣りの前に、鱒たちの産卵遡上を見に行きました

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(上写真)流入河川に産卵遡上する鱒たち。イワナ属(30~50センチ台)が目立ちます

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(上写真)イワナが産卵床作りに精を出していました

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(上写真)このブラウン(一番上の個体)、優に60センチはありそうでした

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(上写真)遡上産卵するレインボートラウト。凍えるような寒さのなか、水の中では人知れず命の営みが繰り広げられていました。※注意:この河川内での釣りは禁止されています 

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(上写真)卵はその後やってきた巨鯉に砂ごと食べられてしまいますが、あまりの体格差に親たちはなす術なし。見ていてとても切なくなりますがこれも自然の摂理。

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(上写真)日没直前に出てくれたレインボートラウト。チェリーブラッドLL70Sを使った表層タダ巻きにて

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(上写真)いい顔をしています

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(上写真)今シーズンはこんな鰭の個体が多かったです

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(上写真)今回もこのサイズのブラウンが良く釣れました

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(上写真)サイズはともかくも、今年釣れた個体は(魚種問わずに)綺麗な個体が多かったという印象が残ります

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(上写真)期待していたラスト1時間は何もありませんでした


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10 years ago

豊満ボディ♡な芦ノ湖ブラウン(備忘録)-2015.04.04-

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この体高&幅広の魚がずっと欲しかったんです! ワカサギを鱈腹喰って、まさにお腹ははち切れんばかり 芦ノ湖、本当にいい魚たちが育っていますね!!

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(上写真)芦ノ湖のブラウントラウト。チェリーブラッドLL70Sの表層ただ巻きにて。

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(上写真)日没直後に来てくれました!


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5 years ago

朱鞠内湖 晩秋のイトウ釣り(備忘録) -2019.10.22*-

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 訪れるようになり今年で二年目を迎えた朱鞠内湖に秋イトウを求めて出掛けてきました。今回は昨年とは探る場所を大きく変えて、ボサ(冠水したヤナギの木)や切り株などが多く点在するシャローエリアを中心にランガンで探って行きました。 春とは違い岸際にはウグイやワカサギなど餌となる小魚の姿はまったく見えません。はたしてこのエリア選択で本当によかったのだろうか?

と最初は不安で仕方ありませんでしたが、一匹目を手にしてからは自信を持って探り続けることが出来ました。今回は沖の切り株周りなどをチェリーブラッドSR90でトレース(ただ巻き)する探り方と、所々に点在する小さなワンド(ワンドと呼ぶのは憚れるくらいのほんと小さな規模のものです)をDDパニッシュ80Fでボトムトレースするやり方でイトウを手にする事が出来ました。

朱鞠内湖では遊漁規則でシングルバーブレスフックの使用が義務付けられています(※) ※ 朱鞠内湖 フィッシング 公式WEBサイトを参照

【使用タックル】 ⚫︎ロッド : インターボロンXX IBXX-77MSD (SMITH) ⚫︎リール : 13 セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE 1.2号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 16lb (MORRIS) ⚫︎ルアー :  ・チェリーブラッドSR90 (SMITH)  ・チェリーブラッドSR90 type2 プロト(SMITH)  ・DDパニッシュ80F (SMITH)  ・パニッシュ85F (SMITH)  ・ミスティSP&スーパーミスティS(SMITH) ⚫︎スナップ : SPスナップ #2 (SMTH) ⚫︎フック : S-75M #1 (OWNER) ※ バーブは潰しました ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ サクラ (SMITH)

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(上写真) 前浜にある漁協管理事務所で渡船の時刻を待ちます

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(上写真) この日の渡船開始時刻はam5:30過ぎでした

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(上写真) ここしばらくの間、誰も入っていないというポイントに入りました

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(上写真) パニッシュ85F(No.23 クレイジーヤマメ)にでたイトウ

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(上写真) 本釣行での最大サイズ 78cm となりました

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(上写真) こんな景色が続く中をランガンして行きました

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(上写真) 朝から濃い霧が立ち込めます

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(上写真) 沖の切り株周りで出たイトウ(77cm)

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(上写真) チェリーブラッドSR90(No.15 ワカサギ)のただ巻きにて

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(上写真) こんなちょっとしたワンドの中からも反応がありました

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(上写真) DDパニッシュ80F(No.23 クレイジーヤマメ)のボトムトレースにでたイトウ(73cm)

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(上写真) こちらは沖の切り株周りで出たイトウ(75cm)。今秋は餌となるワカサギの数が少ないそうで、その影響からなのか痩せた個体が目立ちました。

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(上写真)  チェリーブラッドSR90(No.06 グリーンゴールド)のただ巻きで

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(上写真) こちらも沖の切り株周りで出たイトウ(75cm)

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(上写真) 今回の釣行で一番よく引いてくれた個体でした

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(上写真) チェリーブラッドSR90(No.15 ワカサギ)のただ巻きで

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(上写真) 先の尖った綺麗な尾鰭でした

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(上写真) 日中の表層水温は13℃前後で推移していました

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(上写真)  こちらも沖の切り株周りで出たイトウ(75cm)。チェリーブラッドSR90(No.15 ワカサギ)のただ巻きにて

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(上写真) 大きなワンドに辿り着きました

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(上写真) 先に進むためにはこんな斜面を通らなければなりません。この先にはきっと楽園があると信じて進みます。

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(上写真) 濡れているのでよく滑ります(汗)

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(上写真) 楽園の筈がこのサイズ...(涙) 。 DDパニッシュ80F(No.23 クレイジーヤマメ)にて

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(上写真) 移動の際など頻繁に電子ホイッスルを鳴らしていました。前日には別ポイントで熊を目撃していたため気が休まりません。

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(上写真)  こちらも小振りなイトウ(65cm)。チェリーブラッドSR90(No.06 グリーンゴールド)のただ巻きにて

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(上写真) 帰りの船上から見る朱鞠内湖の夕焼け


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6 years ago

尚仁沢アウトドアフィールド きっとこれからの季節が本番!?(備忘録)-2019.02.15-

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先日、栃木県は塩谷町にある尚仁沢アウトドアフィールドさんにジャガートラウトを狙いに出掛けてきました。釣り券購入時に『日によって反応はまちまちだから、今日はどうでしょうかね!?』という説明でしたが、開始早々からミノー(パニッシュ55のサスペンドタイプ)で良い反応が返ってきました。

ですが良い反応とは言ってもそれはルアーをガンガンに追ってくるようなものではなく、今の低水温時期ならではといったスローなものが大半でした。移動距離を抑えた弱めのトゥイッチやジャークで相手を誘った後は、2~4秒ほどルアーをしっかり止めて(食わせの間を入れて)やることではじめてバイトに持ち込むことが出来るといった様な感じでした。 上記のやり方でひととおり探り反応が無くなってしまった後でも、D-コンタクト50(ヘビーシンキングミノー)などを使ってボトムレンジを攻めてやることで、再び喰いが立ってくるなど、ミノーの釣りの楽しさと奥深さを再確認させてもらえた釣行となりました。 今回も決して簡単な釣りではありませんでしたが、あの見た目も引きも大変に素晴らしいジャガートラウトにあいにまたこちらに訪れたいと思います。 ※ 魚の写真は釣り場の管理者様の許可を得て一部撮影させて頂きました ※ 尚仁沢アウトドアフィールドさんのHP : http://www.shojinzawa.com/ 使用タックル ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマード🄬フロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー :  パニッシュ55 SP(SMITH)※フック変更実施  D-コンタクト50mm(SMITH)※フック変更実施  ボトムノックスイマーⅡ 3.2g(SMITH)※フック変更実施 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)

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(上写真)開始早々から良い反応が返ってきました

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(上写真)パニッシュ55SPのGTOパールカラーにて

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(上写真)50cmちかくある立派な個体

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(上写真)こちらもなかなかのサイズです

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(上写真)どの個体も引きが強烈でした

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(上写真)体色の濃い雄のジャガートラウト。55SPのクレイジーヤマメカラーにて

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(上写真)ジャガートラウトの体側にある朱点

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(上写真)とても太いジャガートラウト

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(上写真)パニッシュ55SPを丸のみ。ルアーを躍らせた後は、しっかりと止めてやることで深いバイトを得ることが出来ました

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(上写真)こちらの魚もパニッシュ55SPのクレイジーヤマメカラーにて

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(上写真)時々、こんなサイズのイワナも釣れました

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(上写真)ちょうどやって来たオーナーさんにネットを持ってもらい撮影

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(上写真)ボトムノックスイマーⅡを使ったボトムアクションにて

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(上写真)濁りのためか視認性の良いルミナスカラーへの反応が良好でした

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(上写真)この日は出る魚がどれも大きな個体ばかりでした

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(上写真)ラストフィッシュはこれまたゴン太でした

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(上写真)D-コンタクト50を使ったボトムアクションにて

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(上写真)今回反応の良かったルアーとそのカラー


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15 years ago

阿寒湖釣行 -20090523*-

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『どうも お久しぶりです!』 相手は地元釧路市在住の佐藤さん。2年前に阿寒湖での釣りを通して知り合いになったルアーマンの方です。今回、阿寒湖に出向く旨を伝えたところ、初日だけですがご一緒してくれる事になりました。これまでにもしばしばメールのやり取りはしていたのですが、直接顔を合わせるのは実に2年振りのこと! お互い相手の顔の印象はとても希薄なものとなっていたため、本人だと確認出来るまでは正直ビクビクものでした💦

『今年の阿寒湖、どんな感じですか!?』 しばしお互いの近況などについて話し合った後に、一番の関心事についてさっそく尋ねてみました。今シーズンはこれで3回目だという佐藤さんの情報によると、今年はワカサギの数が非常に少ないとのこと。絶対的な数が少ないのか? 或いは、単に接岸が遅れているだけなのか? その点は定かではない様なのですが、とにかくワカサギを目にする事が出来ないという事でした。 『やっぱりそうですよね!』 ついさっき、フィッシングランドの横を流れる小川を見てきたのですが、去年 黒い塊となって流れ込みを埋め尽くしていたワカサギの姿はどこにも無く、今年は目を凝らしてやっと数十匹が確認出来るといった程度だったのです。 さらに、ワカサギを食べる事が出来ていないからなのか、スリムで頭デッカチのアメマスをよく目にすること、昨年あれだけ好調だったサクラマスが今年はすっかり形を潜めてしまい、代わりにヒメマスが絶好調だとも話してくれました。(そうなんだぁ~) 佐藤さんの話すこの阿寒湖の状況が、今回の釣行にいったいどういった結果をもたらすのか? 3日後の自分ははたしてどういった感情で阿寒の地を離れる事になるのだろうか? 悔いが残るような釣りは絶対にしたくないと感じた事を今でもよく覚えています。当日は半日だけでしたが、佐藤さんとのんびり会話などしながら阿寒湖の釣りを満喫する事が出来ました。また次回、お会いする事が出来る日を楽しみにしております! 楽しい時間をありがとうございました(#^^#)

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↑ 佐藤さんとダブルヒット!!

~釣行2日目~

(よし起きよう!!) 時刻はまだ夜中の2時を少しまわったばかり。ふと目が覚め、布団の中で昨日の事を思い返していたら、もう居ても立ってもいられなくなり予定よりも大分早く布団を抜け出す事にしました。 朝風呂を済ませ、フィッシングランド前に到着したのはam4:40。事務所には既に明かりが灯っていました。 『あっ、おはようございます!』 昨年と変わらぬスタッフさんの顔ぶれに、つい口元が緩んでしまいます。 『また今年も宜しくお願いします<(_ _)>』 今年も阿寒湖にやって来たんだなぁと実感する事の出来た瞬間でした!

2日目の今日からは渡船システムを利用する事にしました。選んだポイントはとにかく風の当たる側! 魚たちが岸寄りしている事を期待しての選択でした。当日は朝から西~北西の風がやや強く吹き付けていたため、この風を正面から受ける事の出来るポイントを探しました。これにブレイクが隣接するシャローという条件を追加してポイントを絞り込み、さらに波風による極端な濁りを避けたいとの思いから、底質が砂泥ではなく岩盤質のポイントを選択しました。

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(凄い波だなぁ💦) ポイントに到着してまず初めに感じた事でした。かなりオーバーなたとえですが、いま私の目の前に広がるこの風景を敢えて例えるなら、”冬の荒れ狂うベーリング海💦” この例えが今でも一番ピッタリだと思っています。 余りの風とうねりの強さに、渡船から降りる際、他のポイントに変えさせてもらおうかと直前まで真剣に悩んだ程でした。

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つい1時間前まではゆったりと露天風呂に浸かってユルユルしていたのに、今は冷たい波に煽られて緊張で足が竦んでいます。これぞまさに天国と地獄💦 (あぁ~、風呂入りに宿に戻りたいなぁ~(;´Д`)) ついそんな甘えた事を考えてしまうのでありました。 『おっ!?』 でもそこは私も釣り師の端くれ! ひとたび魚の存在が感じられれば、どんなところだって一瞬にしてもうそこはパラダイスなのでした♡ 小刻みな首振りと波間に見える白銀の魚体から、最初は小型のサクラマスかと思いましたが相手はヒメマスでした。サイズは35cm前後といったところ。ヒメマスとしてはなかなかのサイズではないでしょうか。このサイズでもそこはやはりベニザケ! その引き味はなかなかのものでロッドだってしっかりと弧を描きました。 (やっぱり いいねぇ!!) この一匹ですっかり目が覚めました。先程までの甘えた考えは今はどこにもありませんでした。この時のヒットルアーはバッハスペシャル・ジャパンバージョンの18g。無風の条件なら40m以上は楽に飛ばす事の出来るウエイトですが、このあまりの強風! しかも向かい風となっては、この重さでも20mほどを飛ばすのがやっとのことでした。ある意味、このウエイトと細身なボディ形状ならでは釣れた一匹と言っていいでしょう。当日はこのルアーを水深2m程のシャローエリアに対してカウント3程沈め、水深~1m位迄の割と浅いレンジを気持ち速めのリーリングで探って行きました。強風とうねり、さらにこの曇天によるローライトな条件により、魚たちの警戒心は薄れ、かなり岸寄りしている様子が感じられました。群れが回って来たのか、その後もしばらくヒメマスのヒットが続きました。佐藤さんの情報どおり、今年はヒメマスの当たり年に間違いはなさそうです♡

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 お昼前、私は西へ大きくポイントを移動していました。先程まで居たポイントが釣れなくなった訳ではありません。明日以降の事も考え、条件のまったく異なるポイントの状況も知っておきたいとの判断からでした。 朝から吹き付ける風は依然治まらずに逆に強さを増し、うねりもますます酷くなっていました。でもここはその湖岸線の特異な形状から、ある一角が風裏となっており穏やかな湖面を見る事が出来ました。でもひとたびすぐそこにある角を曲がってしまえば、またさっきまでの様な荒々しい湖面が姿を現します。本当はこんな穏やかな湖面を眺めて釣りを楽しみたかったのですが...。ここで少し早めの昼食をとることにしました。

やはり風裏側は今ひとつの様です。というか1時間以上探ってみましたが、たった一度のバイトすらありません。風裏だから釣れないという様な単純な話ではないのでしょうが、やはり角の向こう側が気になります。 (よし、あっちへ行こう!)

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さっきまでの1時間が何であったのかと思えるくらいに、すぐにアタリが訪れました。ですがその後がなかなか続きません。その後、立ち位置を変えたりトレースコースを変えたりしながらちょっとずつ場所移動を繰り返しました。時折目の前で起こるライズやボイルに励まされながら、辺り一帯を丹念に探って行きました。 (んんっ!?) 岸と斜め45度くらいの角度をつけて沖のブレイクラインをトレースしている最中でした。トレースの後半、手前に広がる水中葦への根掛かりを避けようとリールを早巻きしルアー急速浮上させた直後であったと記憶しています。 突然、ロッドティップが押さえつけられたため慌てました!! これからまさにルアーを回収しようかというタイミング、ロッドは幾分高く構えられ、両脇は共に開いている状態、意識はすでに次にキャストするポイントを探していました。完全に無防備な状態でのバイトでした。 状況が状況であったため、しっかりとフッキングしたのか気になります。一度追い合わせを加えた後に針先にいる相手が何者であるのか竿先に意識を集中しました。 アメマス、レインボー、サクラマス...??? この引きはこれらのどれとも違います。相手の姿はまだ見ていませんが、正体はなんとなく分かりました。 偶然にもここはちょうど2年前、同じ相手を掛けたポイント。 ピックアップ直前の足元でのバイト、強烈な引き、そして最後のフックアウトとその後の脱力感orz...。あの時 目にした光景と感情は2年経った今でも鮮明に覚えています。あの時はこちらが完全にのされてしまい防戦するだけでもう精一杯でした。タックル面も十分だったとは言えないかも知れません。そして技術面、さらに精神面に至ってはもうお話にもならないレベルだったと今でも思います。 (あっ!) やっと相手が姿を見せました。やはりイトウです。 過去の記憶から、つい弱気になってしまい、無意識のうちにドラグを緩めてしまいました。でもこれではあの時の繰り返しです。再びドラグを締め直しました。あれから2年。タックルそして私自身もあの頃とはもう違います! インターボロンX(TRBX-SS83SD)にPEライン、システムラインにだって今はもう何の不安も感じません! 私だって2歳も歳を重ねました。それなりの魚も取り込んできたつもりです。いろいろな意味でパワーアップを遂げた私にとって、今回のイトウのヒットはまたとないチャンス! これまでの成果が試される時でした。 (いざ 勝負!!) そして『よっしゃーっ! ありがとう!!』 こちらに寄せては走られ、再度寄せてはまた走られと、5~6回繰り返した後でのランディングでした。やり取りの最中に相手が見せた、あの俊敏な動きと持久力! 私の持つイトウのイメージが大分変りました。それにしてもさすが阿寒湖。今回も思いがけない演出で釣行を盛り上げてくれました! これで何の悔いもなく阿寒の地を離れられそうです。

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〇 使用タックル

ロッド : TRBX-SS83SD(SMITH) リール : CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb)LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 8lb(MORRIS) ルアー : BUCH SPESIAL JAPAN VERSION 18g(SMITH)       PURE 7g、13g(SMITH)       TROUTIN SURGER 6g、14g(SMITH) フック : シュアーフック サクラマス2G(SMITH)       ※ バーブは潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)

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トラウトルアーフィッシングの備忘録

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