昨日の朝にバラした良型ブラウンの事がどうしても忘れられず、今朝も3時間だけ様子を見てきました。GW最初の日曜日とあって、駐車場はいつも以上のお祭り騒ぎ!人の出入りが多いとの予想から、昨日入ったポイントは諦めて別のポイントを目指しました(ひとりくらいは居るかと思ったのですが、誰も居ませんでした)。
昨日同様に周囲が少し明るくなってきたところで、パニッシュ70Fのホットケ(時折シェイク)を試しました。すると程なく水面が割れるスプラッシュ音! フッキングも決まりましたが、次のジャンプであえなくオートリリース。あの引きはおそらく本命に間違いないでしょう。暗がりの中、今日も天を仰ぎましたorz ...。 そしてam5:00前。突如、ヒメ或いはホンマスと思しき複数のモジリが移動しながら目の前を横切って行きました。でも手持ちのTRサージャー6gでは到底届かない距離。ヘビーウェイトスプーンは岸のバッグの中だし、取りに行く時間ももったいない。そこでものは試しと手元にあったメタルミノーEXを取り出し、振り子キャストで大遠投を試みました(あろうことかフロントフック仕様で)! そして着水と同時に高速リーリングをスタート。途中ピタッと巻くのを止め、フォールを挟んだ後に再度リーリングを開始した矢先にそれは起こりました。 『ズドン!』 目の覚めるような明確なバイト、リールハンドルの動きが完全に止められました。50m以上の遠方表層でのヒット、これほど気持ちの良い瞬間はありませんでした! (でもなんだかオカシイ...!?) 想像していた魚種・サイズの引きとは明らかに異なります!一度走り出してしまうと、相手の動きをまったく止める事が出来ません。ここは50m沖でも水深はせいぜい3~4mといった遠浅のシャローエリア。大岩がゴロゴロと沈んでおり、PEラインに当たりでもしたらひとたまりもありません。やりたくはありませんでしたが、両腕を大きく上げ魚を上へ上へと誘導して行きました。 寄せて走られを3回も繰り返しました。相手とのやり取りはおそらく5分以上続いたのではないでしょうか(体感的には10分以上)。最近ずっと負け癖・バラシ癖が付いてしまっていることから、今回も自信を持ってバラス気満々でした(汗)。ですがなんとか無事にネットイン成功! そのあまりの引きの強さから自己記録更新は間違いないな!と思っていたのですが、思いのほかのびませんでした。でも2016年中禅寺湖での初フィッシュということならこれはもう上出来でしょう! 遅ればせながら、私も中禅寺湖解禁しました(*'▽')/
(上写真)土曜日のようす。朝一のミノーイングで2回連続バラシ。かなりヤバい精神状態でしたorz...。
(上写真)こちらも土曜日のようす。昼前の表層水温は8℃
(上写真)OHGIさん、EJIMAさんからの直伝だという、ジェットBOILの使い方を熱く語ります
(上写真)私はBIGを頂きました!
(上写真)土曜日のようす。山側奥でもワカサギを見つける事が出来ました
(上写真)土曜日の反省会のようす(香楽にて)
(上写真)中禅寺湖のレイクトラウト(77cm)。メタルミノーEX の表層高速巻きにて。ヒメ、ホンを狙っていた筈が...、これがいわゆるヒメ、ホンを追い回している個体というやつなのでしょうか。実際はどうであれ、そう考えると何か興奮してきますね
(上写真)メタルミノーEXによる釣果。私が考える本来の使い方とは違いましたが、こんな事もあるんですね
(上写真)とても綺麗な個体でした
(上写真)いずれ飛行能力も身につけるのではないかという立派な胸鰭です
(上写真)大きな各鰭。レイクトラウトの大きな魅力のひとつですね
(上写真)愛すべきアブラびれを持つ魚
(上写真)深く切れ込んだ大きな尾鰭
以前から釣りでお世話になっている先輩の転居のお祝いを兼ねて、芦ノ湖まで釣り&BBQに出掛けてきました。釣果の方は全体的にちょっと寂しい感じでしたが、楽しいBBQがそんな些細なこと直ぐに忘れさせてくれました! 私もいつかは移住したいと考えている土地。参考にさせて頂きたい事が山程ありますので、近いうちに絶対そちらに遊びに伺いますね。 新天地での成功をお祈りしております(*'▽')/
(上写真)鰭の大きさが際立っていたブラウントラウト。パニッシュ85Fにて
(上写真)レインボートラウトは予想外でした。パニッシュ85Fにて
(上写真)芦ノ湖グリーンカップモーターボートレースの準備中でした(12/2~3開催)
(上写真)芦ノ湖キャンプ村にて記念撮影📷
(上写真)湖尻の遊覧船桟橋にて
(上写真)キャンプ村は紅葉真っ盛り!
(上写真)黄葉も真っ盛り!!
(上写真)最高のお天気のなか、芦ノ湖を眺めながらBBQを楽しみました!
(上写真)キャンプ村の直ぐ横には湖尻水門があります
今回は60センチを超えるような大型ブラウンを求めて栂から阿世潟の三角周辺までRUN&GUNして来ました。スプーンでは釣れているという話ですが、私が操る表層のミノーイングには小さな個体しか来てはくれませんでした。まあ、そう簡単に釣れないのは承知の上。今後も根気強く狙って行きたいと思います。
(上写真)朝一のまだ暗い時間帯にチェリーブラッドSR90(クロキン)のただ巻きに出てくれたレイクトラウト(63cm)
(上写真)手尺で40センチ台。狙いのサイズには届きませんが、魚体がとにかく綺麗で嬉しくなります
(上写真)こちらも朝一に出てくれたレイクトラウト(59cm)。パニッシュ85F (CBオリカラ)にて
(上写真)レイクトラウト(63cm)。パニッシュ85F (新色HCW ホロクリアーワカサギ)にて
(上写真)サイズはともかくも綺麗な個体が多いです
(上写真)日光白根山に朝陽がさします
(上写真)今回は栂をスタート地点に阿世潟の三角までRUN&GUNして行きました。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)水色の変化するファーストブレイクを中心に探って行きました。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)小寺ヶ崎と社山(1,827m)。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)あと1ヶ月もすれば新緑で賑やかになる筈です ※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)阿世潟三角からの眺め。ネオプレンでの歩きはちと辛い。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)翌日に疲れを残さないために、pm14:00にはいろは坂を下りました
先日、以前から気になっていた日本イワナセンターさんに出掛けてきました。この釣り場の謳い文句となっている 圧倒的な魚影! 国内最多魚種! 超クリアポンド!…etc. 全てが私が想像していた以上のもの凄い釣り場でした。 今回は魚の持ち帰りが禁止されているリリースエリア(最上流にあるZERO号池 第1、2エリア)を中心にミノーを使って探っていったのですが、
前日までに相当叩かれていたのか、ミノーに対する反応は思っていたほどはありませんでした。ですがそんな中でも少しでもミノーに興味を示した個体に的を絞って、ルアーを変え、アクションを変え、トレースコースを変え、さらにカラーを変え、泳層を変えるなどして、そのうちの何匹かに口を使わせる事が出来ました(レギュラーサイズの個体に対しては相手に見切られないよう速めのトゥイッチなどの連続アクションが効果的でしたが、大型の個体はプラスαのもう一捻りが必要でした)。決して簡単ではありませんでしたがミノーの釣りの醍醐味を満喫することが出来ました。
追伸 : 最近急に暖かくなってきたためか、水面(トップウォーター)を意識する魚を多く見かけました。今回は専用のトップウォータープラグの持ち合わせが無かったためスティルで代用させたのですが、水面放置&時折1シェイクのやり方で大型のロックトラウトをはじめレギュラーサイズのレインボーなどを手にすることが出来ました。これから釣行を予定されている方は、トワディやパルダムなどのトップウォーター系プラグを持参されることをおすすめ致します。 ※ 日本イワナセンターさんのHP : http://www7.wind.ne.jp/okutone/center/ 使用タックル ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマード🄬フロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー : スティル(SMITH) ※フック変更実施。テイル側のみに1フック スティル・エリアチューン(SMITH) パニッシュ55 SP(SMITH) ※フック変更実施。ウエイト調整のためスミス チューニング・シンカー 5mm(0.09g)使用 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)
(上写真)日本イワナセンター エリアMAP
(上写真)最上流に位置する ZERO号池 第2エリア
(上写真)面積が最も大きな ZERO号 第1エリア
(上写真)同じ敷地内に養鱒場があります
(上写真)大量の天然水で養殖されているようです
(上写真)事務所前に位置する 1号池
(上写真)左に見える小さな池がエサ釣り池。右には2号池があります。奥に見える堰堤はエリアの横を流れる小渓流です。
(上写真)こちらは 3号池。奥の崖下には先ほどの小渓流の流れがあります
(上写真)こちらは 4号池
(上写真)次は 5号池。他の池もそうですが、池の近くを歩くとペレット餌を貰えると思って魚たちが一斉に集まってきます。
(上写真)一番手前は調整池? その奥が6号池、7号池、8号池と段々と下っていき、最後に大きく一段上がって9号池があります。
(上写真)6号池。一番小さいのかな?
(上写真)次が 7号池
(上写真)2番目?に大きな面積を持つ 8号池。魚影が濃すぎないのでミノーを使った釣りが比較的やり易いと思います。
(上写真)最下流にある 9号池。この池もミノーの釣りがやり易かったです。
(上写真)この日は最上流にある ZERO号池 第2エリア から釣りをスタートしました
(上写真)大型のロックトラウト?が子鱒をガブリと食事中でした
(上写真)この日のファーストヒットはお初のアトラントラウト(62cm)。オショロコマ×ブラウントラウトのF1だそうで、その横顔はどことなくレイクトラウトを彷彿とさせました。
(上写真)スティルを左斜め後方から通して顔の数センチ横でストップ。気にしている素振りを感じたところで小さく1アクションさせてやったら喰らいついてきました。ファイトはとても力強く、取り込みまでに池を一周半、時間にして10分近く掛かってしまいました。
(上写真)スティル。フックはテイル側のみの1フックにしていました。このためファイトの際はドラグをユルユルにして対応しました。
(上写真)パニッシュ55SPを使った連続トゥイッチで釣れたトラウトサーモン(スチールヘッド×ドナルドソン)。この魚もとても強い引きでした。ZERO号池 第1エリア にて
(上写真)スティルの連続トゥイッチで
(上写真)こちらは パニッシュ55SP の連続トゥイッチで
(上写真)9号池ではレギュラーサイズのレインボーがよく釣れました。スティル・エリアチューンの連続トゥイッチで相手を誘い、手前のかけあがりでリップをボトムコンタクトさせて一気に喰わせるといった感じでした。
(上写真)再び ZERO号池 第2エリア に戻り、今度は大型のロック・リバートラウト(アメマス×ブルックトラウト×トラウトサーモン)。まさかのスティルを使った水面ほっとけでした。
(上写真)トゥイッチやジャークなどアクションの釣りではまったく反応が得られなかったため、ためしに水面ほっとけ(時折ちょんと1アクション)を行ったところ、多くの反応が得られました。トップウォーター系プラグの持ち合わせが無かったため、しかたなくスティルで代用しました。
(上写真)夕方はZERO号池 第1エリア がよく釣れました。スティルを使った連続トゥイッチで
(上写真)ZERO号池 第1エリア で釣れたタイガートラウトっぽい、ブラウントラウト。パニッシュ55SPを使った連続トゥイッチで
(上写真)ZERO号池 第1エリア で釣れた通常のイワナ?。大半の魚はミノーに反応しない(逆に逃げてゆく)のですが、ときおり反応を示す個体が居るので、その魚に照準を絞って喰わせるといった釣りを続けました。これぞまさにミノーの釣りの醍醐味です!
(上写真)こちらも ZERO号池 第1エリア にて。このサイズのブルックトラウトがよく釣れました。パニッシュ55SPの連続トゥイッチで
(上写真)ブルックトラウトの綺麗な斑点
(上写真 )ZERO号池 第1エリア で釣れたブラウントラウト。パニッシュ55SPの連続トゥイッチで
(上写真)近くにある しゃくなげの湯(¥560 ※入湯税込みの3時間)でさっぱりしてから帰宅しました♨
(上動画)日本イワナセンターのアトラントラウト
(上動画)日本イワナセンターのロックトラウト
今シーズン2回目の中禅寺湖。 数&サイズこそ出ませんでしたが、美鱒たちが相手をしてくれました。
(上写真)暑くもなく寒くもなく、今が一番いい時期ですね!
(上写真)早くもハルゼミが出ておりました!
(上写真)岸際は沢山のワカサギたちで溢れかえっていました!
(上写真)日中の表層水温は10℃。まさにベストです。
(上写真)今シーズンの初レイク! パニッシュ85Fにて
(上写真)レイクトラウト
(上写真)真っ昼間に出てくれた美形のレインボートラウト。パニッシュ85Fにて
(上写真)鰭ピンの尾びれ
今シーズンも沢山の感動をありがとう御座いました。 嬉しさも悔しさも全ていい思い出です(*^_^*) 2014.9.19 中禅寺湖にて
(上写真)朝一、メタルフォーカスに出てくれたレイクトラウト(63cm)
(上写真)メタルフォーカス (METAL/FORCAST) 18g。今回初めて実戦投入しました。
(上写真)朝寝坊したKUMAKURAさんの87BSPが大きく弧を描きます。気持ち良さそう~(*´∇`*)
(上写真)朝寝坊したKUMAKURAさんのレイクトラウト釣果(63cm)。MTレイクスにて。
(上写真)今シーズンもありがとう御座いました。また来年もどうぞ宜しくお願い致します。
朝一はバイトが頻発するも中々フッキングまでには至りませんでした。なにか高い波の上下動によりルアーを喰い損なっている様な感じ...。珍しく活性が高かったのにほんともったいないことをしました。
(上写真)朝一に出てくれたレイクトラウト(64cm)。パニッシュ85F(No.29 HHGOR)にて
(上写真)am9:00前に出てくれたブラウントラウト(55cm)。パニッシュ85F(CBオリカラ)にて
(上写真)ワカサギを飽食しているのか、デップリとした体形です
(上写真)尾びれも立派
(上写真)朝から各ポイントをランガンし、最終的に阿世潟の三角近辺まで足をのばしました。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)日中の表層水温は6℃台
(上写真)白根の雪も大分少なくなってきました
(上写真)箸を忘れてしまったので仕方なく...。
(上写真)大物を期待して大場所に入ったのですが、まさかのサイズダウン
(上写真)今シーズン初となる水辺での昼寝。気分は最高です!※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)丸一日やり切りました
本当はまだ秋色が残る時期にここを訪れたかったのですが、結局小雪舞う季節の釣行となってしまいました。ですがそんな残念な想いも、この景色を前にすべてが吹き飛んでしまっていました。空色を写し取った穏やかな湖面、白い雪を纏った周囲の山々、そして金色に輝く冬枯れた葦...etc. これらの絶妙なコントラストが視線を釘付けにします。 春とはまた趣の異なった阿寒がそこにはありました。
朝一、桟橋より見渡す湖面からはまるで温泉のように湯気が立ちのぼっていました。気温は3℃。遠くから聞こえてくる白鳥たちの甲高い泣き声がこの寒さをより際立ったものにさせていました。
(上写真) フィッシングランド前の歩道は凍り付き、足元がおぼつきません
(上写真) この日もヤイタイ方面へと向かいました
この日、真っ先に向かった場所はヤイタイの近く。昨日一日歩き回った中で、唯一良い反応が得られたポイントでした。 (はたして今日も釣れるのだろうか?) これだけはどうしても確認したかったのです。
まるで釣れるのは当たり前!だと言わんばかりに一投目から反応が返ってきました。 (それなら昨日反応の無かったポイントは?) 片道2kmほどの湖岸線を北へ向けてもう一度探り直して行きました。
昨日と同様、やはり反応はありませんでした。 魚の集まる場所とそうでない場所。これだけ明確に分かれる状況を経験するのも、そうあることではありませんでした。 何処も彼処もなぜ釣れないといった状況ならばいつも経験しているのですが...。
(あの狭い一角にだけなぜ魚が集まるのか?) 湖面を見ただけでは大した違いがあるようには思えなかっただけに、なんとも不思議でなりませんでした。
(上写真) ヤイタイ周辺のポイントにて(ピュア 7g)
(上写真) 一体何がこの狭いエリアに魚たちを引き付けているのだろう?
今回、私にしては珍しく天気に恵まれました。ですがあまり天気が良いのも困りもので、気がつくと周囲の景色にまた目を奪われてしまっていました。 こんな魂の篭らないリーリングは魚たちを引きつけることもなく、必然的にバイトの数も遠のいて行きました。 ですがこんな状況でも不思議と気分は満ち足りていました。 釣果は二の次とまでは言いませんが、それに近い想いがあるのは事実でした。
(上写真) 今回の遠征は天気に大変恵まれました
(上写真) 本来の目的を忘れてつい見入ってしまいます
お昼前、渡船を利用し東へ大きくポイントを移動しました。午前中と同様に此方でも先ほどの場所と似たような景色を探して歩き回りました。 (ここもだめか...。それならあそこはどうだろう?) 水温なのかそれともベイトなのか...? 一体何が彼らをそうさせているのかは分かりませんが、魚たちは明らかにある一角にだけ集中している。まさにそんなことを感じさせる釣れ方でした。
地図(湖底図)を片手に光り輝く魚たちを探すそれは、まさに宝探し!そのものでした。
(おっ!!) 金色に輝くアメマスが顔を見せてくれました。そして春には出会うことの出来なかった銀鱗輝くレインボーとサクラマスたちも顔を出してくれました。
(ここだ、やっと見つけた!) 春に比べて少しだけ気難しさを増した魚たちに、ポイントを探し出す楽しさを教えてもらった今回の阿寒湖釣行でした。
(上写真) 魚の集まるポイントを求めて歩き回りました
(上写真) ヘブン 13gを使ったボトム・サーチでアメマスが
(上写真) こちらもボトム・サーチで(トラウティンサージャー 8cm)
(上写真) 春には出会うことの出来なかったレインボーが顔を出してくれました(ピュア 7g)
(上写真) 初冬のサクラマス(ピュア 7g)
『どうも お久しぶりです!』 相手は地元釧路市在住の佐藤さん。2年前に阿寒湖での釣りを通して知り合いになったルアーマンの方です。今回、阿寒湖に出向く旨を伝えたところ、初日だけですがご一緒してくれる事になりました。これまでにもしばしばメールのやり取りはしていたのですが、直接顔を合わせるのは実に2年振りのこと! お互い相手の顔の印象はとても希薄なものとなっていたため、本人だと確認出来るまでは正直ビクビクものでした💦
『今年の阿寒湖、どんな感じですか!?』 しばしお互いの近況などについて話し合った後に、一番の関心事についてさっそく尋ねてみました。今シーズンはこれで3回目だという佐藤さんの情報によると、今年はワカサギの数が非常に少ないとのこと。絶対的な数が少ないのか? 或いは、単に接岸が遅れているだけなのか? その点は定かではない様なのですが、とにかくワカサギを目にする事が出来ないという事でした。 『やっぱりそうですよね!』 ついさっき、フィッシングランドの横を流れる小川を見てきたのですが、去年 黒い塊となって流れ込みを埋め尽くしていたワカサギの姿はどこにも無く、今年は目を凝らしてやっと数十匹が確認出来るといった程度だったのです。 さらに、ワカサギを食べる事が出来ていないからなのか、スリムで頭デッカチのアメマスをよく目にすること、昨年あれだけ好調だったサクラマスが今年はすっかり形を潜めてしまい、代わりにヒメマスが絶好調だとも話してくれました。(そうなんだぁ~) 佐藤さんの話すこの阿寒湖の状況が、今回の釣行にいったいどういった結果をもたらすのか? 3日後の自分ははたしてどういった感情で阿寒の地を離れる事になるのだろうか? 悔いが残るような釣りは絶対にしたくないと感じた事を今でもよく覚えています。当日は半日だけでしたが、佐藤さんとのんびり会話などしながら阿寒湖の釣りを満喫する事が出来ました。また次回、お会いする事が出来る日を楽しみにしております! 楽しい時間をありがとうございました(#^^#)
↑ 佐藤さんとダブルヒット!!
~釣行2日目~
(よし起きよう!!) 時刻はまだ夜中の2時を少しまわったばかり。ふと目が覚め、布団の中で昨日の事を思い返していたら、もう居ても立ってもいられなくなり予定よりも大分早く布団を抜け出す事にしました。 朝風呂を済ませ、フィッシングランド前に到着したのはam4:40。事務所には既に明かりが灯っていました。 『あっ、おはようございます!』 昨年と変わらぬスタッフさんの顔ぶれに、つい口元が緩んでしまいます。 『また今年も宜しくお願いします<(_ _)>』 今年も阿寒湖にやって来たんだなぁと実感する事の出来た瞬間でした!
2日目の今日からは渡船システムを利用する事にしました。選んだポイントはとにかく風の当たる側! 魚たちが岸寄りしている事を期待しての選択でした。当日は朝から西~北西の風がやや強く吹き付けていたため、この風を正面から受ける事の出来るポイントを探しました。これにブレイクが隣接するシャローという条件を追加してポイントを絞り込み、さらに波風による極端な濁りを避けたいとの思いから、底質が砂泥ではなく岩盤質のポイントを選択しました。
(凄い波だなぁ💦) ポイントに到着してまず初めに感じた事でした。かなりオーバーなたとえですが、いま私の目の前に広がるこの風景を敢えて例えるなら、”冬の荒れ狂うベーリング海💦” この例えが今でも一番ピッタリだと思っています。 余りの風とうねりの強さに、渡船から降りる際、他のポイントに変えさせてもらおうかと直前まで真剣に悩んだ程でした。
つい1時間前まではゆったりと露天風呂に浸かってユルユルしていたのに、今は冷たい波に煽られて緊張で足が竦んでいます。これぞまさに天国と地獄💦 (あぁ~、風呂入りに宿に戻りたいなぁ~(;´Д`)) ついそんな甘えた事を考えてしまうのでありました。 『おっ!?』 でもそこは私も釣り師の端くれ! ひとたび魚の存在が感じられれば、どんなところだって一瞬にしてもうそこはパラダイスなのでした♡ 小刻みな首振りと波間に見える白銀の魚体から、最初は小型のサクラマスかと思いましたが相手はヒメマスでした。サイズは35cm前後といったところ。ヒメマスとしてはなかなかのサイズではないでしょうか。このサイズでもそこはやはりベニザケ! その引き味はなかなかのものでロッドだってしっかりと弧を描きました。 (やっぱり いいねぇ!!) この一匹ですっかり目が覚めました。先程までの甘えた考えは今はどこにもありませんでした。この時のヒットルアーはバッハスペシャル・ジャパンバージョンの18g。無風の条件なら40m以上は楽に飛ばす事の出来るウエイトですが、このあまりの強風! しかも向かい風となっては、この重さでも20mほどを飛ばすのがやっとのことでした。ある意味、このウエイトと細身なボディ形状ならでは釣れた一匹と言っていいでしょう。当日はこのルアーを水深2m程のシャローエリアに対してカウント3程沈め、水深~1m位迄の割と浅いレンジを気持ち速めのリーリングで探って行きました。強風とうねり、さらにこの曇天によるローライトな条件により、魚たちの警戒心は薄れ、かなり岸寄りしている様子が感じられました。群れが回って来たのか、その後もしばらくヒメマスのヒットが続きました。佐藤さんの情報どおり、今年はヒメマスの当たり年に間違いはなさそうです♡
お昼前、私は西へ大きくポイントを移動していました。先程まで居たポイントが釣れなくなった訳ではありません。明日以降の事も考え、条件のまったく異なるポイントの状況も知っておきたいとの判断からでした。 朝から吹き付ける風は依然治まらずに逆に強さを増し、うねりもますます酷くなっていました。でもここはその湖岸線の特異な形状から、ある一角が風裏となっており穏やかな湖面を見る事が出来ました。でもひとたびすぐそこにある角を曲がってしまえば、またさっきまでの様な荒々しい湖面が姿を現します。本当はこんな穏やかな湖面を眺めて釣りを楽しみたかったのですが...。ここで少し早めの昼食をとることにしました。
やはり風裏側は今ひとつの様です。というか1時間以上探ってみましたが、たった一度のバイトすらありません。風裏だから釣れないという様な単純な話ではないのでしょうが、やはり角の向こう側が気になります。 (よし、あっちへ行こう!)
さっきまでの1時間が何であったのかと思えるくらいに、すぐにアタリが訪れました。ですがその後がなかなか続きません。その後、立ち位置を変えたりトレースコースを変えたりしながらちょっとずつ場所移動を繰り返しました。時折目の前で起こるライズやボイルに励まされながら、辺り一帯を丹念に探って行きました。 (んんっ!?) 岸と斜め45度くらいの角度をつけて沖のブレイクラインをトレースしている最中でした。トレースの後半、手前に広がる水中葦への根掛かりを避けようとリールを早巻きしルアー急速浮上させた直後であったと記憶しています。 突然、ロッドティップが押さえつけられたため慌てました!! これからまさにルアーを回収しようかというタイミング、ロッドは幾分高く構えられ、両脇は共に開いている状態、意識はすでに次にキャストするポイントを探していました。完全に無防備な状態でのバイトでした。 状況が状況であったため、しっかりとフッキングしたのか気になります。一度追い合わせを加えた後に針先にいる相手が何者であるのか竿先に意識を集中しました。 アメマス、レインボー、サクラマス...??? この引きはこれらのどれとも違います。相手の姿はまだ見ていませんが、正体はなんとなく分かりました。 偶然にもここはちょうど2年前、同じ相手を掛けたポイント。 ピックアップ直前の足元でのバイト、強烈な引き、そして最後のフックアウトとその後の脱力感orz...。あの時 目にした光景と感情は2年経った今でも鮮明に覚えています。あの時はこちらが完全にのされてしまい防戦するだけでもう精一杯でした。タックル面も十分だったとは言えないかも知れません。そして技術面、さらに精神面に至ってはもうお話にもならないレベルだったと今でも思います。 (あっ!) やっと相手が姿を見せました。やはりイトウです。 過去の記憶から、つい弱気になってしまい、無意識のうちにドラグを緩めてしまいました。でもこれではあの時の繰り返しです。再びドラグを締め直しました。あれから2年。タックルそして私自身もあの頃とはもう違います! インターボロンX(TRBX-SS83SD)にPEライン、システムラインにだって今はもう何の不安も感じません! 私だって2歳も歳を重ねました。それなりの魚も取り込んできたつもりです。いろいろな意味でパワーアップを遂げた私にとって、今回のイトウのヒットはまたとないチャンス! これまでの成果が試される時でした。 (いざ 勝負!!) そして『よっしゃーっ! ありがとう!!』 こちらに寄せては走られ、再度寄せてはまた走られと、5~6回繰り返した後でのランディングでした。やり取りの最中に相手が見せた、あの俊敏な動きと持久力! 私の持つイトウのイメージが大分変りました。それにしてもさすが阿寒湖。今回も思いがけない演出で釣行を盛り上げてくれました! これで何の悔いもなく阿寒の地を離れられそうです。
〇 使用タックル
ロッド : TRBX-SS83SD(SMITH) リール : CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb)LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 8lb(MORRIS) ルアー : BUCH SPESIAL JAPAN VERSION 18g(SMITH) PURE 7g、13g(SMITH) TROUTIN SURGER 6g、14g(SMITH) フック : シュアーフック サクラマス2G(SMITH) ※ バーブは潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)
今シーズン私が初めて中禅寺湖の蝉ブラを手にしたのは6月初旬のこと。今回はその時の模様を振り返ってみたいと思います。 ですがその前に、まずは今シーズン蝉活をスタートした5月末(前回の釣行)の状況について振り返ってみます。向かった先は通称 山側と呼ばれる湖の南側の一帯で、背後の森が湖岸線ギリギリまで迫っている好ポイントが多いのが特徴です。
(上写真) 初夏の中禅寺湖(山側)。あちこちから春蝉の鳴き声が聞こえてきます
(上写真)湖畔のヤマツツジ
朝8時過ぎ、お目当てのポイントに向けて湖畔の遊歩道を歩いていると、進行方向の先から突如ガボガボッ!!と激しく水の割れる音が聞こえてきました。 (おっ、何事だ!?) と急ぎ駆け寄り、遊歩道から遠巻きにその個所を眺めていると、ほどなくして小魚たちがピチャピチャ!と水の中から勢いよく飛び出し、その直後に水面が大きく破裂しました! 間違いありません。相手はブラウントラウトです。彼は大胆にも上半身を岸へと乗り上げて、ガボガボガボッ!!!と小魚を水際へと追いやり激しく襲い掛かっていました。よく海外の映像などで見る、シャチがアシカを浜辺に追い込んで喰らいつくあの光景そのものです。小魚というのはワカサギの群れで、今年はこれが湖岸線の至るところに大量に発生していました。 先ほどのワカサギたちは水際ギリギリの位置を縦一列になって右往左往しており、また直ぐに襲い掛かってくるであろう捕食者に完全に怯え切った様子でした。 この状況、釣り人ならば誰もが待ち望む熱い瞬間だと言えますが、こと蝉の釣りを楽しみにやって来た今回の私にとっては、あまり歓迎できない厄介な状況であると言わざるを得ませんした。 というのも、このワカサギの捕食モードに入ってしまったブラウンたちというのは、こればかりに夢中になってしまい、その他の捕食対象(今回の場合はもちろん春蝉になります)にはすっかり感心が無くなり、蝉ルアーでこれを振り向かせるのはたいへん難しく、過去に何度も痛い目にあってきたからでした。近年ではたしか2016年にも今回と同じようにワカサギが大量発生した年があり、蝉ルアーに振り向かせるのにたいへん苦労したことをよく覚えています。 何年かに一度、こんな年がやって来ることは承知しており十分覚悟はしていたのですが、まさか今年がその年なのか?と急に不安になってきました。 ですが釣りというのは実際にやってみないと何が起こるか分からないもの。当日はこの私の不安が杞憂であることを願いながら、山側の奥の方までただひたすら探って行ったのですが、結局 ワカサギに夢中になったブラウンが私の操る蝉ルアーに振り向いてくれることは一度もありませんでした。
(上写真) 湖岸線は至るところワカサギだらけ(山側での様子)
(上写真)今シーズンの蝉活初日は山側のハイキングで終了しました(涙)
そして明けて翌週、6月最初の週に私は再び蝉活をしにいろは坂を登っていました。前回の釣行からおよそ一週間が経過しましたが、山側のあのワカサギの飽和状態が終息しているとはとても思えません。この日はこれを避ける意味で場所を大きく変更、湖の北側となる国道側に入ることにしました。湖の北側と南側、日照量からくる積算水温の違いなどからワカサギの接岸状況にもきっと違いが出るだろうと期待してやって来たのですが、此方もどこもかしこもワカサギだらけ。残念ながら国道側に於いても状況に大きな変化は見られませんでした。
(上写真) 国道側ではよくサルたちの朝の見回りに遭遇することがあります
(上写真)対岸に見える山側からは春蝉の大合唱が聞こえてきます
ポイントに到着し、しばらく水際の様子を静かに眺めていると、やはり此方でも始まりました。水際から1メートルも離れていない位置でブラウンの黄色い魚体がガボガボガボッ!!!と勢いよくワカサギを追い回しています。此方のブラウンも完全にワカサギモードに突入してしまっているようです。 (これはまいった!) もうこうなってしまっては逃げる場所はありません、ただひたすらに探り続けるしかないと腹を決めました。もしかしたら魚嫌いの現代っ子なブラウンが居るかも知れません。急ぎタックルの準備に取り掛かりました。
(上写真)日中の表層水温はおよそ15℃
この日、最初に手にしたルアーは大美蝉(ダイビセン)! 昨年発売されたばかりのNEWアイテムで、従来品である美蝉(ビセン)をサイズアップ(長さで5mmアップ、重さで1.4gアップ)させたモデル。見た目のサイズ感はほぼそのままにウエイトをアップさせてやることで、飛距離を大幅に伸ばすことに成功しています。 昨シーズンはこの+5mmのサイズアップが魚の反応にどう影響するのかが心配で、その日最初の釣りから投入することには正直抵抗がありました。ですが昨シーズン使用してきた経験から、特に悪い影響は感じられなかったこと、飛距離のアドバンテージが想像以上に大きかったことなどを理由に、今年は何の躊躇いもなく初めから投入することにしました(当日はやや強めの向かい風となる状況が多かったこともあり、沖へのキャストが容易にきまる大美蝉が大変重宝しました)。
(上写真)大美蝉(No.31 ハルゼミショート)とエゾハルゼミ
この日は岸際で群れるワカサギに夢中になったブラウンを相手にしても仕方ないだろうとの考えから、ワカサギが群れている箇所の遥か向こう、ブレイクラインの先となる沖合(15~20メートル程)を集中的に探ることにしました。その辺りを泳いでいるような個体ならば、もしかするとワカサギをあまり意識していないものも少しは居るのではないか?という単純な発想からです。
(上写真)大美蝉・シェルが今シーズン発売されました(全8色)。 水面下にシェルプレートの輝きが届くように、サイド~腹部にかけての塗装をあえて抑えて作ってあるそうです
そしてランガンしながら探り続けること4時間以上。半日釣行の終了間際となるお昼過ぎになってようやく大美蝉がボコッ!と大きな音を立てて水中に飲み込まれました。 取り込むまでにおそらく5分近くは費やしたのではないかと思われる強烈なやり取りの末にあがってきた魚は、狙いのブラウントラウトでした(60cm)。後頭部がこんもりと隆起したもの凄い体高、全ての鰭が大きくそして整っていて、さらにお腹回りははちきれんばかりに凄いことになっています。 きっとワカサギを飽食してのあの凄いファイトとこのプロポーション、まさにワカサギ様様と喜び、感謝しなければならないのでしょうが、蝉への反応のことを考えると、やはりあまり多すぎるのは困りもの。とても複雑な心境で迎えた2020年シーズン中禅寺湖での蝉初めなのでありました。
(上写真)大美蝉に出たブラウントラウト60cm(No.01 ハルゼミ・オスにて)。湖流に合わせてのナチュラルドリフト(ホットケ)が功を奏しました。
(上写真)きっとワカサギを飽食しているからでしょう、プロポーションもそうですが、走りと持久力にもの凄いものがありました
(上写真) 蝉ブラの体表面。初夏の日差しを浴びてより一層輝きを増します
(上写真)大きく整った胸鰭。引きが強烈なわけです。
【使用タックル】 ⚫︎ロッド : TILF-72 トラウティンスピン イル・フロッソ (SMITH) ⚫︎リール : 13 セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE X4 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 10lb (MORRIS) ⚫︎ルアー : ・大美蝉(ダイビセン) (SMITH) ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリング(後付け)に直結 ・大美蝉・シェル (SMITH) ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリング(後付け)に直結 ・美蝉(ビセン) (SMITH) ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリングに直結 ⚫︎フック : シュアーフック Wトラウトタテアイ 4B (SMITH) ※ ベリー&テイル共に。バーブは潰しました ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ (SMITH)
6月後半のある日、私は中禅寺湖に来ていました。朝一のおよそ3時間、いつもの釣りを展開するも魚からの反応は一切なし。日頃の寝不足も手伝ってか朝8時には湖畔でひとり爆睡しておりました。 2時間ほど寝ていたのでしょうか。急に降り出した雨音にふと目覚めると、同行者のスミス・スタッフさんが水辺でなにやら怪しげな行動をしています。
『さっき、蝉でブラウンが釣れましたよ!』 まぁ、時期的にそんなこともあるのだろうと座ったまま寝起きの頭でその姿をボーっと眺めます(=_=) ラインが水面を叩かない様にするための配慮でしょうか、ロッドティップを高く掲げて小刻みに連続シェイクを繰り返しています。そしてそれと同時にゆっくりとリーリングも行っており、どうやら水面で羽をバタつかせて移動する溺れた蝉を演出している様子です。そしてこれを眺めること数分ほど、突如水面が割れて難なく2匹目のブラウンを掛けているではないですか! (えっ、ウソでしょ!!) この様子を見て私の眠気も完全に吹き飛びました。 モノホンの蝉には何ら反応を示さないのに、彼が操る蝉にはガボガボと反応するその状況を見て、急遽 蝉セミナーを開催してもらいました。 蝉ルアーである美蝉(ビセン)をひとつ分けてもらい、半信半疑で教わったアクションを試しました...。すると美蝉(ビセン)の下からすーっと黄色い影が急速浮上、そのまま美蝉(ビセン)をパクリ! 残念ながらこれはミスバイトに終わりましたが、そのアクションの実力はその後直ぐに証明される事になりました。 ただひたすらに魚が来るのを待つだけという受け身のイメージの強かった蝉パターンの釣りでしたが、この日を境に考えがガラっと一変しました。 美蝉(ビセン)を使った蝉パターンの釣り! これはホント病みつきになりそうです。
この日2匹目となるスミス・スタッフさんの釣果
蝉セミナーを受けた直後の私にもレインボーが反応。ヤバイこれは楽しいぞ!
~ その約1週間後 ~ (このタイミングを逃したらきっと後はないぞ!) そんな行きたいという衝動をどうにも抑える事が出来ず、この日もまた中禅寺湖に来てしまいました。案の定の病みつきです(汗)! 夜半から降り続いていた雨も漸くあがり、雲間から時折太陽が顔を覗かせる様になったam8:00過ぎになって、魚の活性が上がり始めました。 行き摺りのフレッシュな個体なのでしょうか、進行方向のちょい先に美蝉(ビセン)を放り込んでやると、レインボーが勢い込んでやって来ては何の躊躇いもなくこれをバクついて行きました。きっと頭の中はもう蝉の事でいっぱいなのでしょうね!
そして今回のメインターゲットであるブラウンですが、連日のようにアングラーから叩かれているらしく、レインボーの様には素直に反応してくれません。興味があって直ぐ近くまではやって来るのですが、ルアーを見切ってしまいハイさようなら。そこで見切られないよう美蝉(ビセン)を激しくバタつかせながら水面を移動させてやると、下からバクっ! 実際にこんな動きをしている蝉など見た事は無いのですが、スタッフさんの言う様に確かにこの動きは効果があるようです。
夏至も過ぎ、春蝉の鳴き声も大分弱々しくなってきました。この釣りが成立するのもあと僅かなのかも知れません。
〇 使用タックル
ロット : TLB-83DT ラグレス・ボロン (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー:TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) ルアー : 美蝉(ビセン) (SMITH) フック : スミスシュアーフック Wトラウトタテアイ 5B (SMITH) ※ テイル側のみフックを換装。バーブは潰してあります ネット : チェリーネット サツキ (SMITH)