今回はワカサギの接岸がピークを迎えているという5月初旬の芦ノ湖へと出掛けて来ました。実はつい先日も同湖を訪れたのですが、その日は前日の好釣とは打って変わって 1バラシのみで終了。初日だけで止めとけばよかった的な非常に後味の悪い残念な釣行となりました。
初日はレインボーにサクラ そしてイワナにブラウン...etc. 次から次へと浅瀬に差してくるトラウト界のオールスターたちの登場に、いったいどの魚に狙いを定めたらよいのかと迷う程とにかく凄い魚影の濃さでした。 なのにあれだけ良かった状況がたったの1日でどうして...? 帰りの車中でもこの疑問が頭の中をグルグルと巡りました。しかし何度考えても辿り着く結論は毎回同じで、人的プレッシャーとしか考えられませんでした。 あの日は連休の初日という事もありフィールドは釣り人で溢れかえっていました。水際にあれだけ多くのアングラーたちが一斉に立ち込んでしまっては、トラウトたちが警戒して岸寄り出来ないのは当然のこと。 今回はそんな人の集中しないポイントを見極めて挑んだ釣行なのでした。
この日も水辺には沢山のワカサギの姿を見つける事が出来ました。これならトラウトたちを浅瀬に引き付けるには十分である筈です。 ですが肝心の釣り人の数は...? 目に見える範囲内にフライマンさんが2名居るだけです。しかもお互いの距離は十分に離れています。 (よし! ラッキー♡) 獲らぬ狸のなんとやら! ではないですが、ここまでの余りの順調な滑り出しに思わず口元も緩んでしまうのでした(笑)
ようやく夜が明けたばかりの湖面、水中の様子を確認する事は出来ませんが、トラウトたちが岸寄りしている事を信じてアプローチを開始しました。 いくら近くに他の釣り人が居ないからといって、自身が魚たちを追いやってしまっては元も子もありません。20メート程先にブレイクを控えたシャローエリアに対して、先ずは入水はせずに静かにキャストを開始しました。 この日使用したルアーは panicky & shaky! でお馴染みの パニッシュ85F。 これを芦ノ湖メソッドであるグリグリを中心に、ロッドアクションを加えながらの積極的な誘いの釣りも織り交ぜながらポイントを広く探ってゆきました。
時刻は早くもam8:00を過ぎました。期待に反して朝一のドラマは何も起こりませんでしたが、これも十分想定内のこと。諦める気持ちなど微塵もありません。そしてこの時間になって来ると湖面を覆っていた霧も晴れ、次第に水中の様子も露わになってきました。今日もかなりの数のトラウトたちがワカサギを求めてシャローに差して来ているのが確認できます。 相変わらず一番多く目につくのはイワナで白のスポットと鰭の白いラインがよく目立ちます。次に多く目につくのは黒点が鮮やかなブラウントラウトで、続く第三位は同率でサクラマスとレインボートラウトといった感じでした。 私のほんの数メートル先の目の前をグリーンバックの魚体が駆け抜けて行く度に胸の鼓動が高鳴りました。 一本の杭となって彼らの行動を観察していると、どうやら同じ個体が何度も行ったり来たりを繰り返している様子です。特にイワナやブラウンのように特徴的な模様があり個体の識別が容易な魚たちはそれが明らかで、いわゆる居着きと呼ばれるタイプが多いようです。 これに対してサクラマスやレインボートラウトなどは個体の識別が難しく断定は出来ないのですが、どうやら一見さんの行き摺りタイプと、このエリアを中心に小さなコースで回遊している半居着きのようなタイプの二種類が出入りしているように感じました(こんな光景は水辺に多くの人が立ち込んでいたら、まずお目に掛かれないでしょう)。 もうこうなってくるとサイトの釣りしかありません。彼らの向かう進行方向先から僅かに狙いをずらしてルアーをキャスト! 彼らの視界ギリギリのラインをイメージして早巻きしてパニッシュを躍らせました。すると (おっ、気付いた!) 相手は明らかに進行方向を変え、ルアー目掛けて一直線に突進して来ます! そしてその後はほんとあっという間でした。それはランディングが容易だったという事ではなく、相手の余りに凄まじいファイトにこちらが圧倒されてしまい、途中のやり取りをよく覚えていない というのが正確なところでした。 しかし 50cmにも満たない浅瀬から一度も体を出すことなく最後まで私に抗った姿、さらに私の腕に残る強烈なやり取りによる感触(疲労)だけが、時間の経過と共に次第に鮮明に蘇って来ました。 相手は予想通りのサクラマスでした。そのサイズからして昨年の春に稚魚放流された個体であると思われます。放流からたったの一年でここまで大きくなるというのですから、芦ノ湖の水環境が余程良いのでしょう! ほんと驚かされます。
そしてその後も先ほどのサクラマスに少しも引けをとらない見事なクオリティフィッシュたちが顔を出してくれました。 水色が変化するブレイクラインの下からはブラウントラウトが! そして大岩が点在するガレ場周辺からはレインボートラウトがそれぞれ登場。 もう気分的にはグランドスラム達成といった感じでした♡
この記事を書いている6月初旬、芦ノ湖はすっかり夏モードに突入してしまったようで、朝の早い時間帯を除きトラウトたちの姿はほとんど見つける事が出来なくなりました。また来年同じ時期にここ芦ノ湖を訪れたいと思います。
〇 使用タックル
ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb(MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2(SMITH) ルアー : パニッシュ85F(SMITH) チェリーブラッドMD75(SMITH) ネット : チェリーネット サツキ(SMITH)
今回はワカサギの接岸が依然ピークを迎えているという5月中旬の芦ノ湖に出掛けてきました。本格的な春の訪れに湖の状況も大分変ってきているようす。水辺に沢山のワカサギが見られる状況はこれまでとあまり変わりはありませんが、傷ついた個体 或いはやせ細って動きの弱々しい個体が多くなった状況を見ると、彼らの産卵行動がいよいよ終盤戦であることが窺い知れました。
そして彼らの動向に合わせるかのようにトラウトたちの動きにも次第に変化が現れ、前回まで通用した釣り方が今回はまったく効かないといった状況をこのところ毎回味わっている様な気がします。 そんな感じでなかなか思い通りには行かないけれど、フィールドの変化を直接肌で感じられる今の状況に幸せを感じる2014年の春でした。
この日使用したタックルは、ロッド:TLB-83DT ラグレスボロンにラインはPE 0.8号(12lb)+フロロ・リーダー 10lb の組み合わせ。使用したルアーは前回と同様にパニッシュ85Fを選択しました。これを当日の魚の状況に合わせて手を変え品を変えて広くポイントを探って行きました。 今回も狙う相手はワカサギを求めて浅瀬をウロウロしている個体。彼らの回遊コースを見極めて、最も狙いやすい地点まで静かに移動した後は、一本の杭となって相手がやって来るのをただひたすらに待ちました。そして運良く魚が回ってきたらまずは相手が向かう進行方向先から僅かに狙いをずらしてルアーをキャスト! 相手の視界ギリギリのラインをイメージしてストレートリトリーブで魚の反応を窺いました。 ルアーを見た途端に急いで逃げてゆくようであれば、それ以上深追いはせずに次の機会を待ちました。相手が待ってましたとばかりにルアー目掛けて突進してくるようであれば、それはもういう事なし! ですが相手は百戦錬磨の兵たちです。シーズン初期ならまだしも、フィッシングプレッシャーが相当に掛かった今の状況に於いてはそんな個体などめったにお目に掛かれるものではありませんでした。
それでもルアーに対してちょっとでも興味を示す個体がいたならまずは大成功! 相手の姿と去って行った方向をしっかりと目に焼き付けました。 恐らく彼らは一日のうちで同じコースを何度も行き来を繰り返している筈。 再び目の前に現れたら先程の反省を活かして再度アプローチを行いました。 (これならどうよ!!) いくら寛容な相手でも、二度も三度も変なアプローチで迫ってこられたらさすがに興も覚めてしまったのでしょう。そのうち見向きもされなくなってしまいましたorz...。 恐らく普通のフィールドなら、この折角のチャンスをモノに出来なかった時点でこの日の釣りは終了です。ところがこれで終了とならなかったのが今シーズンの芦ノ湖の凄さでした! トライ&エラーの結果、相手をスレさせてしまっても、やる気のある別の個体がまた相手をしてくれるのですからほんと驚きです!この漁場の豊かさには感動すら覚えました。
私の入ったポイントだけがたまたま凄かったのか?或いは今年だけの幸運な出来事だったのか? 普段通いなれていないフィールドのため、実際どうなのかはよく分かりませんが、地元漁協さんをはじめ地域の人たちの活動を知るにつけ、これがきっと今現在の芦ノ湖の実力なんだろうなと感じています。 芦ノ湖 ほんといい魚たちが育っています! また来年訪れるのが楽しみなフィールドです。
〇 使用タックル
ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb(MORRIS) スナップ: クイックロックスナップ #2(SMITH) ルアー : パニッシュ85F、70F(SMITH) チェリーブラッドMD75(SMITH) AR-SS Minnow(SMITH) ネット : チェリーネット サツキ(SMITH)
以前にも述べたように、私の中での晩秋の芦ノ湖の釣りと言ったら、大荒れの天気の中、冷たい波に揉まれながら ただひたすらにミノーをキャストし続けるといったイメージがあります。絶え間なく打ち寄せる波が釣り人の気配をかき消してくれ、それが賢くなった大鱒たちの警戒心を解き、とびきりのチャンスをもたらしてくれるに違いないと信じているからに他なりません。
過去に良い釣りをした経験を思い返してみると、それはかなりの確率で荒れた天気の日が多く、そう考えてしまうのも至極当然の事なのでした。 たとえ天気が穏やかな日でも、それに合わせた探り方はあるのですが、ただ巻きのような神経を使うスローな釣りが中心となってしまうため、出来る事ならあまりやりたくはない。季節柄、ガンガンアクションのミノーイングはさすがに無理だとしても やはりミノーの釣りの醍醐味である『アクションで誘って魚を出したい!』これを考えるとやはり荒れた天気の日を望まずにはいられないのでした。 ところが 私のそんな思いとは裏腹に、2016年の晩秋はいつも穏やかなお天気の日ばかり。今日は久しぶりに荒れそうだな!という日も、その日に出掛けられるかと言えばそんな訳もなく、なかなかタイミングが合わずにモヤモヤした日が続いていました。
そして12月初旬のある日。ついに待ちにまったその日がやって来ました! 風ヨシ! 波ヨシ!! そして雰囲気ヨシ!!! と三拍子揃ったその日は未明から強い北西風が吹き付けており、私にとってはまさに絶好のミノーイング日和でした。 今回のような荒れた天気の日に私が専ら使用するルアーは【パニッシュ85F】。私はこれを主にジャークアクションでもって多用しています。 ジャークの回数はいつも1~2回程度で、その後のステイ時間はとても感覚的ですが、2秒を基本にその前後でも試したりしています。これにさらにジャークの強さ(ルアーを水中で飛ばす距離)や方向なども振ったりしているため、その組み合わせは数えきれないほど。ところがこれだけ多くのアプローチに対して、訪れるバイトは一日やっても数回あるかどうかといった感じなので、仮に釣れたとしても 果たして今のアクションが良かったから釣れたのかどうか? いつも判断に困ってしまっているというのが正直なところでした。
当日の状況ですが、この日もいつものように辺りが白み始めてきたタイミングでファーストバイトがやって来ました。 ルアーをジャークさせた後のステイでの浮き上がりの際に『ゴンッ!』 それはまさに、この荒れた天気の日ならではといった出方でした。 ブラウンを期待していたのですが、相手はまさかのコーホーサーモン! この日はこの魚の回遊に当たったのか、その後も短時間のうちに2匹の個体がヒット(うち一匹はバラシ)。荒れた天気の日はやはり釣れるなぁ! という確信がさらに深まる結果となりました。
ところでこの芦ノ湖のコーホーサーモンという魚ですが、私の記憶ではたしか2014年から毎年春先に試験的に成魚放流(大きさは20cm前後?)されている魚で(間違っていたらスイマセン)、芦ノ湖では最近入って来た新参者である筈です。昨年の4月にも表層のミノーイングで20~30センチ前後の個体がポツリポツリと釣れていました。その時の体色は銀白色で、一見すると虹鱒のようですが、背中の特徴的な斑点で区別が可能。またとにかく鱗がよく取れる魚で釣りあげた際の扱いにあたふたしたのをよく覚えています。 ところが今回釣り上げた個体は、春先のそれと比べたら遥かに大きく(大きい方は46cmありました)、体色は全体的に黒ずみブナ模様が出ており、口先なんか『への字』に曲がっちゃったりして、あの頃の色白で優しい顔立ちの君はいったい何処へ行っちゃったの!? とあまりの変わりように驚かされました。 恐らく今回成熟を迎えてしまった個体はこれ以上は大きくなれないのかも知れませんが、もし成熟が遅れてさらに一年この湖で成長を続けるものが出てくるとしたら、50UP さらには 60UP なんて個体も夢ではないかも知れません。 もし岸からのミノーイングでそんな大物が狙えるとしたら...。 芦ノ湖にまたひとり気になる存在が増えてしまいました。 2017年シーズンがほんと楽しみです!
〇 使用タックル
ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE ブルー 1.0号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12lb(MORRIS) ルアー : パニッシュ85F(SMITH) ※ ステイ時の浮き上がりを速めるため、1サイズ小さな(軽い)フックに付け替えています チェリーブラッドLL70S(SMITH) ※ フックはテイルのみ。スミス・シュアーフック Wトラウトタテアイ 6B に付け替えています ネット : チェリーネット・Lサイズ(SMITH)
今回は北海道は雨竜郡幌加内町にある朱鞠内湖に秋のイトウを求めて出掛けてきました。この魚に魅せられて人生を棒に振ってしまったなんて話はよく耳にしますが、自分は大丈夫だろうか!? 以前は決して手を出してはいけないアブナイ魚だと分かっていた筈なのに、早くもこれで二回目の釣行となってしまっています。果たして十年後の自分はいったい何処で何をやっているんだろう!? なにかとても心配になってきました。
《遠征に先立って》 秋の朱鞠内湖に訪れるのは今回が初めてのことでした。こんな時期に果たしてミノーで釣りになるのだろうか? 出掛けたはいいが、まったく釣りにならなかったなんて結末は決して味わいたくはありません。そう易々とは行けない釣り遠征、どの程度の可能性があるのか出来れば知っておきたいところです。 そこで遠征の計画に先立って事前に情報収集を行ったところ、経験者の方たちから次のような話を聞くことが出来ました。
秋の朱鞠内湖でのイトウ釣りは... ・春とは違って産卵で岸寄りするウグイやワカサギなどのいわゆるベイトフィッシュとなる個体が岸沿いに少ないため、岸からの釣りは春ほどには容易ではない。
・これからやって来る厳しい冬に備えて彼らは栄養を蓄えようと荒食いを始めるため、ルアーが相手の目に留まりさえすれば高確率で喰ってくる。
・深場に落ちたワカサギに付いている個体が多いので、岸からのミノーイングではなかなか難しく、圧倒的に船からの釣り(キャスティングやドラッギング)に分がある。
・春に比べると釣り人の数が少ないため、魚へのプレッシャーが少なく意外に釣りやすい。
・今年生まれたばかりの新子のワカサギが浅瀬に群れているところがあるので、そういった場所を探し出せれば岸からでも良い釣りが楽しめる。
・その年の季節の進行の具合により日にちは前後するが、10月末~11月初旬頃にかけて始まるターンオーバーの時期は魚が口を使わなくなるので注意が必要。
・春に釣れる魚よりも太くて綺麗な個体が多い気がする。
...etc.
これらはあくまで経験者さんたちの個人の感想ですが、総じて春ほどには釣り易くはないという意見で一致しているようでした。しかし決して釣れない訳ではなさそうなので少し安心しました。まあ私の場合、もちろん数が釣れるに越したことはないですが、そこまでの贅沢は望んでいません。綺麗で太くて大きくて引きの強いイトウが一匹でも釣れてくれたらそれだけでもう十分です! 何百回、何千回と執念のキャストを繰り返した末に、もし念願の大型イトウを手にすることが出来たらきっと感動するだろうな! 今回はそんなとても熱い展開を期待して挑んだ秋の朱鞠内湖遠征なのでした。
《一抹の不安...》 朱鞠内湖に無事到着、まずはひと安心と思いきや、湖を一目見てそのあまりの水位の低さに驚いてしまいました。さっそく宿泊先のスタッフさんに事情を聴いてみると、これは今年の9月に北海道を襲った北海道胆振東部地震に伴う電力不足を補うために水力発電用としてダムの放水を行ったためだという事が分かりました。私が以前、春に訪れた際の水位と比較すると、それは優に2メートル近くは減水しているといった感じで、それまで水中にあった地面が顔を出して、ショアラインの部分が白く太く縁取られたような格好になっていました。この減水による影響かどうかは定かではないようですが、地元のアングラーさんたちから『今年は釣れない、魚の着き場がいつもとはなんか違うような気がする!』といった様な話しを滞在中に何度か耳にしました。最近になってからのこの急激な水位の変化...。大したことでなければいいのですが。
《選択したポイント》 朱鞠内湖は日本最大の湛水面積を誇るだけあってとにかく広い。湖岸線は北欧のフィヨルドに例えられるように大変複雑に入り組み、さらに大小10以上もの島々が浮かんでおり、途方に暮れるほどにとにかく広いんです。水の中にはそこがかつて森であった事を示すスタンプ(切株)やブッシュ(低木)などが無数に点在しており、それらがイトウたちの格好の隠れ家になっているとも聞きます。もう湖の至る所が彼らの好ポイントに見えてなりません。 (いったい何処をどうやって探ったらいいんだろう!?) これまでにも他所の湖でイトウを釣りあげたことは何度かありましたが、専門に狙っていたという訳ではなく、どの魚も偶然に釣れてしまっただけのものでした。湖のイトウが普段どんな場所でどんな生活を送っているのか。ある特定の場所に執着する個体が多いのか?或いは湖を広く回遊する個体が多いのか?...etc. 自身にイトウ釣りの経験があまりになさ過ぎて途方に暮れてしまいました。
今回そんな状況のなかで私が選んだポイントは、とにかく風が当たる場所でした。風下なら餌となる小魚も集まりそうですし、水に濁りが入って魚たちの警戒心を煽ることもなさそうだという判断からでした。ネットでピンポイントの天気予報を見て1時間毎の風向きと風の強さをチェック。グーグルアースなどの衛星写真の地図を頼りに風下となる側の湖岸線のいくつかに目星を付け、さらにある程度の距離をランガン出来そうな地形なら尚いいだろうという事でポイントを絞り込みました。この選択がはたして吉とでるか凶とでるのか、まさに神のみぞ知るといったところでした。
《用意したルアー》 今回の釣行では以前春に訪れた際の経験を活かして複数のタイプのミノーを準備していきました。春季には接岸するウグイやワカサギを演出するために、パニッシュ85FやチェリーブラッドSR90、そしてCB70DRIFT-TRなどの小魚を模した、表層からトップの釣りを得意とするミノーを持って行きました。朱鞠内湖はその地形的な特徴(スタンプやブッシュなどの水中障害物が多い)から根掛かりがとても多いフィールドだと聞いていた事もあり、あまり深い層は探りたくないなという気持ちが働いたこともその理由のひとつでした。ですが実際に釣りをしてみると、根掛かりを余り気にする必要のないポイントも多数あり、手前に急深のブレイクを控えた地形など、もう少し深い層を探りたいなぁ...と思う場面が何度もありました。今回はただでさえウグイやワカサギなどの接岸はあまり期待できないでしょうから、きっと春よりもより深い層を探る必要が出てくるに違いありません。この考えから今回は上記ルアーに加えて、ロングビルミノーであるDDパニッシュ80Fやチェリーブラッド(MD90、DEEP90)。さらにイトウ釣りでの実績も高いといわれているボーマーのロングA B14AP(サスペンドタイプ)などのルアーを用意して、表層から水深2メートルくらいまでのレンジをカバー出来るように準備を進めました。
《そしていざ実釣!》 当日は上で書いたように西からの風を正面から受けるような風下側のポイントに入りました。そこでは朱鞠内湖ならではといった粘土質の湖岸線が絶え間なく打ち寄せる波に洗われて溶けだし、波打ち際の水の色を見る見るうちに白濁色に染めてゆきました。濁る前の水とこの白濁した水とは意外にも直ぐには混じり合わずに、水際に綺麗なツートーンの模様を描いて行きました。私は勝手にこの様子のことを青ナイルと白ナイルと呼んでいるのですが、とても朱鞠内湖らしい景色だなと思い大変気に入っています。
事前の情報通り、春には沢山居た小魚たちの姿は見つける事は出来ませんでした。ですが見えないだけできっと居るのだろうと信じて、無暗に水中には立ち込まずにキャストを開始しました。そこは恐らく手前に傾斜の緩いシャローが広がり、10メートル程先から急に深さを増していくといった地形になっていると思われます。このような地形が南北に数百メートル続いており、ここを岸と斜め45度くらいの角度を付けてルアーを撃って行きました。 まず最初はイトウに警戒心を抱かせないようにとシャロータイプのミノーでロッドアクションは付けずに反応を窺いました。これで数回撃ったら岸沿いに2メートルほど横移動してまた2回撃つ、...あとはこれを繰り返してゆきました。そして一通り撃ち終わったら今来た方向に向き直り、今度はアクションを付けたり、或いは潜航深度の違うルアーに付け替えたりして再び同じストレッチを撃ち返して行きました。
以前春に訪れた際にこの同じポイントで釣りをしたことがあるのですが、その時は岸辺に沢山のワカサギが群れていました。そして湖面が穏やかな時は彼らは動くことなく一か所でじっと固まっているのですが、今回のように水が濁るほどに湖面が荒れてくると、波にさらわれて群れは散り散りばらばら。なんとか群れからはぐれないようにと彼らは激しく泳ぎ回り出しました。 そしてそんな時でした、イトウがその群れ目掛けて突っ込んできたんです! その光景はとても衝撃的でした。今思い出しても鼓動が速まるくらいです。 このことを経験してからというもの、小魚たちの泳ぎも儘ならないこんな水面が荒れた時こそが、イトウにとってはきっと捕食のチャンスなんだろうなと思うようになりました。今回も同じような展開を期待してのアプローチであることは言うまでもありません。
そしてこれはもう狙い通りと言っていいかも知れません。DDパニッシュ80Fが青ナイルと白ナイルの境目に入ろうかというタイミングで突如 ゴンッ!!と動きを止められました。相手はイトウです。ですが残念ながらこの個体は波で打ち寄せられた木の枝をラインが拾ってしまい、それがさらにネットに絡まってもたもたしているうちにフックアウトしてしまいました。 そしてそれから数時間後、次は少し深いレンジをロングA(サスペンド)のジャークアクションで探っている最中に起こりました。ルアーが沖のブレイクの頭に差し掛かったタイミングで勢いよくゴンッ!!。こちらも狙いのイトウでしたが、ネットで掬おうと構えているなか、濁った水の中で相手を見失ってしまい、やはりこちらももたもたしてバラしてしまいました。 魚を掛けるだけでも大変だというのに、取り込みにも高いハードルがあるとは。以前にも同じバラシを経験しているだけに、これは真剣に対策を考えなくてはならないなと思いました。 そして三度目の正直。こちらはパニッシュ85Fを使ったジャークアクションで表層を探っている最中に起こりました。これまたルアーが青ナイルと白ナイルの境目に差し掛かったタイミングでゴンッ!!。今度は無理してネットで掬おうとはせずに浅瀬に誘導して無事にキャッチすることが出来ました。サイズはそれほど大きくはなく、この湖のレギュラーサイズといっていい個体でしょう。肌のきめがとても細かく色白で大変に綺麗な個体でした。残念ながら以前釣り上げたものよりサイズアップとはいきませんでしたが、それでもとても嬉しい一匹でした。
《朱鞠内湖での釣りを終えて》 今回はじめて挑戦した秋の朱鞠内湖でのイトウ釣り。春とは異なり彼らを岸へと引き寄せる要因が少ないと言われるなか、岸からのミノーイングで果たして釣りになるのだろうか?と終始不安だらけでしたが、なんとかイトウの顔を見ることができとりあえずはほっとしております。 ですが今回イトウがヒットした時を除いては、ルアー後方をチェイスする姿は勿論のこと、普通に泳いでいる姿さえもまったく見ることが出来ず、この時期のイトウ釣りの新たなヒントになりそうな出来事に出合えなかった事がとても残念でなりません。まあ逆に考えてみれば、私が探っていた範囲とイトウの生活圏との間には、(探り方も含めて)大きな開きがあったということで、そんな中でも湖面が荒れるなどのある条件が重なった時だけにその開きが縮まってチャンスが訪れたと考えるのが適当なのかも知れません。 いずれにしても、まだまだ分からない事だらけの朱鞠内湖でのイトウ釣り。私の性格上このままでは終われそうにはありません。
〇使用タックル
ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE グリーン 1.2号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 16lb(MORRIS) ルアー : パニッシュ85F(SMITH) ※1 DDパニッシュ80F(SMITH) ※1 ロングA B14AP (BOMBER) ※1 チェリーブラッドSR90(SMITH) ※1 チェリーブラッドMD90(SMITH) ※1 チェリーブラッドDEEP90(SMITH) ※1 チェリーブラッドLL70S(SMITH) ※1 ※1 遊漁規則に従いシングル・バーブレスフックに変更実施。またこのフック変更に伴う重量調整ならびに強度UPを目的にスプリットリングの変更も行いました。 フック : SBL-75M #1(OWNER) スプリットリング: P-03N #3(OWNER) スナップ: SPスナップ #3(SMITH) ネット : チェリーネット Mサイズ 旧タイプ サツキ(SMITH)
朱鞠内湖の釣りのレギュレーション詳細については以下を参照願います。 Lake Shumarinai http://www.shumarinai.jp/fishing/trouts/
待ち合わせの時間からおくれに遅れること凡そ5時間、現地に到着したらすっかり夜が明けておりました(汗)。予定通り山側を奥へと進む同行者たちを急いで追いかけようと思ったのですが、前日の飲み会による影響か頭痛が酷くどうにも足が進みません。仕方ないので皆に事情を説明した上で、近場の国道側にエントリー。今シーズン初となるメタルの釣りを行うことにしました。
最初は湖流もなく全く釣れる気がしませんでしたが、am9:00過ぎに強めの東風が吹いて来たタイミングで状況が一変、シャクっていたロッドが突如ガツンと抑え込まれました。 相手は58cmのゴールデントラウト(ブラウンです)。その後釣り上げた2匹のレイクトラウト(小型)同様に手前のブレイク下の割りと浅い層に付いていた?個体でした。 この釣りが効いてくるという事は、いよいよ中禅寺湖も夏モード本番の様です。
(上写真)久しぶりに寝過ごしました(汗)同行者さん、ごめんなさい。 ※ 釣った場所とは関係ありません
(上写真)メタルミノーEX に出てくれたブラウントラウト(58cm)
(上写真)メタルミノーEX (No.12 CHグリーンゴールド)
(上写真)ブラウンではなくゴールデンという表現がぴったりでした
(上写真)表層水温が20℃に迫ろうかという状況の中、このブラウンは浅瀬に浮かんだ虫を補食しておりました。ああ~美蝉持ってくれば良かったぁ~(*´Д`)
(上写真)暫くした後に行ってしまいました
芦ノ湖 秋の陣 最終戦 この一匹のおかげで、これまでの辛い記憶も全て良い思い出に変わりました。 来てくれてほんとありがとう! 芦ノ湖、いい魚たちが育っています(*'▽')/
(上写真)とても綺麗な雌のブラウントラウトでした
(上写真)チェリーブラッド LL70S の表層巻きによる釣果
(上写真)恰幅のいい雌の個体でした
(上写真)全ての鰭がパーフェクトでした
(上写真)芦ノ湖、ほんと良い魚たちが育っています
(上写真)今シーズンも沢山の思い出をありがとうございました。※ 釣った場所とは関係ありません
梅雨明けを迎えた中禅寺湖に出掛けて来ました。今回は都合により午前中だけの釣行。早いところ楽になりたいとの思いから、朝一からいきなり大本命のポイントに向かいました。前回と同様にメタルミノーを使ったショアからのジギングを行いますが、上手い具合にシャクリのリズムを刻めません。 (シマッタ!)
釣りを開始して直ぐに上手くシャクレないのは毎度のこと。寝ぼけていたのか、事前に身体を慣らしておく必要があったことをすっかり忘れておりました。そのお陰で折角のポイントも場荒れしてしまって台無しですorz...。 それから暫くシャクリ続けて、納得のゆくリズムが刻めたところでポイント移動を行いました。そしてそこでの第一投目。フワッとした違和感を覚えた次のシャクリで(ドン!) (巷では 壁ドン!が流行みたいですが、私はこちらのドン!の方が萌えますね!) かなり良い引きをしたので70は確実だと思ったのですが、残念ながらあと1cm足りませんでした。次回どうする!?回数券買おうか???
(上写真)関東地方もようやく梅雨が明けました
(上写真)今回は山側に入りました
(上写真)朝一からピーカン無風はつらい。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)朝一に出てくれたレイクトラウト(69cm)
(上写真)使用したルアーはメタルミノー18g(イワシカラー)
(上写真)メタルミノー18g(イワシカラー)。※もう何年も前にカタログ落ちしてしまった初代モデル
(上写真)お昼前には家路へと就きました。 ※ 釣れたポイントとは関係ありません
今回の中禅寺湖、多くの蝉師たちにそうとう叩かれていたのか、お昼近くまで全く反応がなくホント焦りました(汗) ですがその後いい感じの風が吹き始めた途端に蝉にパコーンッと反応が!! そして午後3時前に今シーズン最大の蝉ブラを取り込み昇天!早目に家路へと就きました。一日に3匹とはもうでき過ぎでした(*'▽')
(上写真)やっとクリンソウが咲き始めました。今年はちょっと遅かった?
(上写真)今回は山側に入りました。※ 釣れた場所とは関係ありません
(上写真)中禅寺湖のブラウントラウト(51cm)。美蝉(No.29 ゴーストハルゼミGL)にて
(上写真)以前に何度か釣られた痕がありました
(上写真)1匹目から僅か5分後に...。風はほんと大事です!
(上写真)別のポイントで釣れたブラウントラウト(62cm)。こちらの個体も何度か釣られた痕がありました。ほんと働きものの愛いやつです!
(上写真)きっとこれからも沢山のアングラーを楽しませてくれるでしょう。来てくれてほんとありがとう!
(上写真)ちょっと痩せ気味でしたがいい個体でした
(上写真)今回の成績は4バイト、3キャッチ!気のせいかも知れませんが、対策が功を奏したのか?
(上写真)イタリア大使館別荘記念公園。
(上写真)イタリア大使館別荘記念公園からの眺め。※ 釣れた場所とは関係ありません
今回は解禁から間もない 早春の中禅寺湖に出掛けて来ました。ちょうど芦ノ湖が良い時期という事もあり、例年なら中禅寺湖のスタートはもう少し先になるのが ここ数年の私のパターンなのですが、今シーズンは少し思うところがあり早目の中禅寺湖スタートとなりました。
今回使用したルアーはフローティングミノーの【パニッシュ85F】。 表層水温が4℃前後といったキンキンに冷えた今の状況でフローティングミノーを使った釣りが果たして成立するのかどうか? これを確かめてみたいというのが今回釣行の大きな目的でした。
入ったポイントは沖にブレイクを控えた遠浅のシャローエリア。昨年はこの時期でも沢山のワカサギの姿を目撃する事が出来ましたが、今年は季節の進行が遅れているのか全く見る事は出来ませんでした。 ミノーの釣りに於いてワカサギの有無は決して無視する事の出来ないとても大事な要素。一抹の不安を抱えながらの実釣開始となりました。
ルアーをキャストした後はグリグリグリッとパニッシュを水に馴染ませる形で急速潜航させて その後ストップ! この時出来てしまったラインスラッグを回収してラインが極力一直線になるようにメンディング作業を行いました(ルアーへのアクション伝達を良くするため、さらにアタリを取り易くするための作業です)。 その後はロッドを使って軽めにチャッチャッと2回ジャークさせた後にピタッとストップ(3秒程度)。その後またチャッチャッとやったらストップさせて、後はこれを繰り返しました。 魚がルアーにアタックしてくるタイミングは大抵の場合、ジャーク後のストップの最中である事が殆どだと思います。このため、このストップの際に余りにもラインが弛んでいると、せっかくやって来たアタリを見逃してしまう可能性が大きくなります。特に朝夕のマヅメ時などの薄暗い時間帯はラインの動きを目視する事が出来ないので、ラインから伝わってくる感触の変化だけがアタリを知る唯一の手掛かりとなります。 かといってラインを逆に張り過ぎてしまうと、今度は浮き上がりの最中のルアーが手前の方に不自然な形で寄って来てしまうため魚に違和感を与えてしまう恐れがあると考えます。張らず緩めずの丁度いいラインテンションを保ってやることで、より深いバイトが得られかつアタリの見逃しを防ぐ事が可能であると考えます。 そして釣り開始からちょうど1時間が経過したam5:00過ぎについに待ちにまったバイトがやって来ました。 ジャークで一瞬ヒラを打ったパニッシュが ストップでスーッと浮き上がって来る最中に相手は勢いよくひったくって行きました。 暗がりの中、無事にネットに納まった相手は75cmのレイクトラウトでした。 厳寒期明けでもしっかり餌が獲れているらしくなかなか恰幅のいい個体でした。
その後は同じ探り方で2匹のレイクトラウトを追加。さらにこれから本格化するであろうワカサギの接岸時に特に威力を発揮するフローティングペンシルミノー【チェリーブラッド70DRIFT】のホットケにも良型のレイクトラウトが顔を出してくれました。
今回、表層水温が4℃前後という 魚にとっても非常に厳しいと思われる状況でも、トラウト(今回はレイクトラウト)が表層 さらにはトップのミノーイングにまで出てくれる事を確認しました。さらにそれは交通事故のような偶発的なものではなく、再現性のあるもので魚たちがとても喰う気満々であった事にはとても驚かされました。 陸水学に照らし合わせれば今は春の大循環期(ターンオーバー)に当たると思われます。水の中は下層から表層まで水温はほぼ4℃前後で変わらないという状況を考えると、魚たちが普通に表層に居ても何らおかしくはない、むしろ厳寒期明けというとてもお腹を空かせた状態なら餌(今回の場合は接岸していたと思われるヒメマスやワカサギでしょうか)を探しに表層にやって来るというのは、きっととても理にかなった事になるのでしょう。 ですが理屈ではそうであっても、実際にそれを目の当たりにするとやはり驚きは隠せませんでした。 今回の釣行は自身が抱く魚に対する先入観や思い込みをまたひとつ無くす事が出来たという点で非常に有意義なものとなりました。次はいったいどんな驚きや発見が待っているのか次回釣行が楽しみでなりません。
※ 上に記したジャークの回数やストップ時間などは、この時たまたま行ったものであり、その値を制限するものでは勿論ありません。ワカサギの出現状態によってはアクション自体もグリグリなどの方が反応がよかったりする事もありますし、また魚種によってアクションの好みも違うのかな?なんて考えさせられた事も度々あります。その時の魚の状況に合わせて色々と探って行くのが釣りの一番の楽しみだと思っています。フローティングミノー パニッシュを使って中禅寺湖での記憶に残る一匹との出会いを果たして頂ければと思います。
〇 使用タックル
ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE ブルー 0.8号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12lb(MORRIS) スナップ: SPスナップ #2 強度21kg(SMITH) ルアー : パニッシュ85F、70F(SMITH) CB70DRIFT(SMITH) ※ どちらもバーブは潰してあります ネット : チェリーネット Lサイズ サクラ(SMITH)
朝一の表層(チェリーブラッドSR90&SR90T2)、さらに日中のトップ(CB70PEN)と、バラシの連続で胃が痛くなるなか迎えた夕方の15:30過ぎ。急に吹きだした強めの北風により、いい感じの波が立ち始めたタイミングで、チェリーブラッドSR90のただ巻きにポンポンポン!と連続して3匹のレイクトラウトが顔を出してくれました。
その後、風は30分も経たないうちに止んでしまい、反応もすっかりと無くなってしまいました。 いつやって来るとも知れない好機(タイミング)。これを逃さないためには、やはり最後まで粘り抜く根気強さが大事だなと感じさせられた釣行となりました。
(上写真)お昼過ぎ、いろは坂の方角から雲海が上ってきました
(上写真)中禅寺湖では早春から初夏にかけてよく見られる現象です
(上写真)ランガンで阿世潟の三角まで来たところで折り返します
(上写真)この時点でトップウォーターも含めて3バラシ。あ”~胃が痛い(汗)
(上写真)PM15:30過ぎにようやくこの日のファーストフィッシュ! ちょうど強めの北風が吹き始めたタイミングでした。
(上写真)チェリーブラッドSR90(TSカラー)のただ巻きでした
(上写真)釣り再開後の一投目に出てくれたレイクトラウト。 夕陽に照らされて輝いています。
(上写真)この魚も チェリーブラッドSR90(TSカラー)のただ巻きで
(上写真)3連続目となるこの魚を最後にアタリはパタリと止んでしまいました
(上写真)雰囲気はとても良かったのですが、ラストは何もありませんでした。
【使用タックル】 ⚫︎ロッド : イル・フロッソ TILF-88 (SMITH) ⚫︎リール : セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 12lb 1ヒロ FGノットで結束 (MORRIS) ⚫︎ヒットルアー : ・チェリーブラッドSR90 No.03 TSスラッシュ他(SMITH) ・チェリーブラッドSR90T2 No.52 SHクリアーワカサギ他(SMITH) ⚫︎スナップ : SPスナップ #2 (SMTH) ⚫︎フック : SBL-75M #1(OWNER) ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ(SMITH)
昨日は代休を利用して中禅寺湖に出掛けて来ました。 たまには家でゆっくり体を休めようかとも思ったのですが、この時期にしか出来ない蝉の釣りの魅力には抗うことが出来ずに、体力温存の時短モードで掛ける事にしました。
という訳で、今回は日が昇ってから国道側のポイントにエントリー! ほとんど歩かなくて済むのでほんと楽ちんでした(*'▽') ポイントに到着すると、ちょうどいい感じの東風が吹いて来ました。 水色の変化するブレイクラインのちょい先に美蝉を放り込んだ後はシェイク&ポーズの繰り返し! 溺れている蝉を演出してやりました。 すると程なくして美蝉の下に怪しい影がすーっと現れ、直後に水面が炸裂! 私の場合、ファーストバイトがフッキングに成功する事はまず無いのですが、この日はしっかりとフッキング。そしてその後の素早い走りと連続ジャンプもなんとか凌いで無事にネットに納める事が出来ました(*^^)v。 相手は山側ではまずお目に掛かれない色白のブラウントラウト! これで気持ちが一気に楽になりました(*´ω`*) そしてこの後も同じやり方で誘っていると再び水面が炸裂!! これもほとんど向こう合わせでフッキングが決まりました。 先ほどよりも力強い走りと高い跳躍。さっきとは魚種が違う事は直ぐに分かりました。そしてこちらも無事にネットインに成功。相手はジャスト50cmの銀ピカのレインボートラウトでした🌈。これで二種目、金と銀のエクスタシー達成です! そしてここで思う事はひとつです ”もう全部獲れるんじゃね!?” まぁそんなうまい話はないことは分かっているのですが、もしかしたらとついつい妄想を膨らませてしまうのでした。 でもそのもしかしたらは もしかしたんです!! 右隣のルアーマンが居なくなったのを機に、10m程立ち位置をズラして探っていると、目の前の水面がまたもやジュボッと大きな音を立てました。 その直後ドラグ音がギィーギィーと鳴り響き、ラインが沖へと向かって一気に引き出されました。この力強い引きといい走りといい大型レインボーの背掛かり(喰い損なって口ではなく頭や背中に掛かった?)かなと思いながらのファイトが恐らく5分近くも続きました。 そしてそんななか漸く姿を現した相手の身体はまさかの金色をしていました。 (えっ、ブラウン?)サイズは余裕で60cm以上はありそうです。 そのあまりの引きの強さの原因はやはり口以外のオデコに針掛かりしていたためでした。 そしてネットインを1度失敗し、2度目のランディングという時に美蝉が宙を舞いました。敢え無くフックオフです(;´Д`) あ”~ やってしまった。デカかったのに...。 その余りの悔しさと脱力感で水の中に両手をついてその場に崩れ落ちてしまいましたorz... やはり今回も大きいのは獲れないのね⤵ その後大きくポイント移動をしてブラウンを一匹追加しましたが、先ほどのサイズには遠く及ばず...。 結局気持ちを晴らす事が出来ないまま、早目にいろは坂を下りたのでした(*´Д`)
(上写真)蝉の釣りという事で、現着はam8:00を過ぎてからでした
(上写真)今回は国道側を探って行きました
(上写真)暫く様子を見ていましたが、喰われることはありませんでした
(上写真)エゾハルゼミ
(上写真)とても良いお天気でした。※ 釣れた場所とは関係ありません
(上写真)この日のファーストフィッシュは色白のブラウントラウト(49cm 美蝉 No.11 ゴーストハルゼミ にて)
(上写真)シルバーの回遊個体か!?
(上写真)尾鰭も完璧でした!
(上写真)中禅寺湖のレインボートラウト(50cm 美蝉 No.14 マットオレンジ にて)。何度もジャンプするなどとても良いファイトをしてくれました!
(上写真)ここまで来たのはいつ以来だったろう?それくらいにほんと久しぶりでした。※ 釣れたポイントとは関係ありません
(上写真)大きくはありませんでしたが、とても野性味溢れる個体でした
(上写真)場所によってはウグイが盛んに産卵活動をしていました
(上写真)ヤマツツジが満開でした🌸