中禅寺湖 春のホンマス祭り!(備忘録)-2017.05.06-

中禅寺湖 春のホンマス祭り!(備忘録)-2017.05.06-

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山の上にも漸く遅い春が訪れ、モノトーンだった景色も大分賑やかになってきました。もちろんそれは水の中でも例外ではなく、ワカサギとそれを追い回すトラウト達の姿で溢れかえっていました(← ちと言い過ぎかな) ミノーでよい釣りが楽しめるのも、きっとあともう僅かの筈。それを思うと少し寂しくなってしまいます。

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(上写真)今シーズン初の光モノでした

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(上写真)ホンマス(パニッシュ85F(CBオリカラにて))

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(上写真)今回一番サイズの良かったホンマス(43cm)。パニッシュ85F(CBオリカラにて)

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(上写真)上の写真と同一個体です

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(上写真)こちらもホンマス(パニッシュ85F(HHGORカラーにて))

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(上写真)これまでモノトーンだった世界にもようやく色が差してきました

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(上写真)今年はワカサギの出が少ないようです

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(上写真)日中の表層水温は9℃台でした

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(上写真)水際でレイクトラウトたちがワカサギの追い込み漁をする姿を何度も目にしました。※ 画像はイメージです

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(上写真)日中に出てくれた小型のヒメマス。チェリーブラッドLL70S(CBオリカラ)を使ったボトムからの巻き上げにて

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(上写真)ホンマスが釣れたのは朝一だけでした

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9 years ago

芦ノ湖 いいトラウトたちが育ってます!(備忘録)-2015.12.12-

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芦ノ湖 秋の陣 最終戦 この一匹のおかげで、これまでの辛い記憶も全て良い思い出に変わりました。 来てくれてほんとありがとう! 芦ノ湖、いい魚たちが育っています(*'▽')/

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(上写真)とても綺麗な雌のブラウントラウトでした

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(上写真)チェリーブラッド LL70S の表層巻きによる釣果

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(上写真)恰幅のいい雌の個体でした

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(上写真)全ての鰭がパーフェクトでした

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(上写真)芦ノ湖、ほんと良い魚たちが育っています

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(上写真)今シーズンも沢山の思い出をありがとうございました。※ 釣った場所とは関係ありません


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10 years ago

豊満ボディ♡な芦ノ湖ブラウン(備忘録)-2015.04.04-

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この体高&幅広の魚がずっと欲しかったんです! ワカサギを鱈腹喰って、まさにお腹ははち切れんばかり 芦ノ湖、本当にいい魚たちが育っていますね!!

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(上写真)芦ノ湖のブラウントラウト。チェリーブラッドLL70Sの表層ただ巻きにて。

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(上写真)日没直後に来てくれました!


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8 years ago

芦ノ湖 水の中も大分賑やかになってきました(備忘録)-2017.03.13-

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芦ノ湖に出掛けて来ました。そろそろ解禁の賑わいも落ち着いてきた頃かな?と期待していたのですが、まだまだ人が多いですね。 特に目の前に入れ代わり立ち代わりやって来るボートの数にはほんと参ってしまう程で、完全に入るポイントを間違えてしまったといった感じでした。

夕方、人気のなくなったポイントに入り直すと明らかに雰囲気が変わっていました。昼間は見る事の出来なかった良型サイズのイワナやレインボーが餌を探しているのかブレイクラインの下を行ったり来たりを繰り返しています。せっかく岸寄りして来た魚たちを追い払わない様にと、一本の杭となって静かにキャスティングを繰り返しました。 そして迎えた日没の時刻、好奇心旺盛な幼魚鱒たちの猛攻を幾度もかわした後にやって来たのは、銀ピカに光り輝くレインボートラウトでした。全ての鰭が完璧で筋肉質なその個体はきっと稚魚放流の成長個体に間違いないでしょう。サイズこそ大きくはありませんでしたがとても嬉しい一匹でした! 今年の芦ノ湖もいい魚たちが育っているようです(*'▽')/

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(上写真)昼間は釣りをお休みして各ポイント(今回は湖尻を中心に)の状況を調べて歩きました。※ 釣ったポイントとは関係ありません

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(上写真)今回入ったポイントではほぼ一日を通して6℃台をキープしていました

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(上写真)ワカサギ採卵用の定置網。こんな施設が湖内に数か所あり、漁協のおにいさんたちが昼間に回収にやって来ます。※ 釣った場所とは関係ありません

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(上写真)場所によっては多くのワカサギの姿を確認することが出来ました(水面下の黒い影は全てワカサギです)

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(上写真)芦ノ湖のレインボートラウト(サイズ未計測)。チェリーブラッドSR90(MZGRシェル)のスローなただ巻きにて

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(上写真)尾鰭も完璧でした

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(上写真)チェリーブラッドSR90。波のない静かな状況において、このルアーを使ったゆっくりとしたただ巻きは効きます!

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(上写真)夕マヅメはヘラブナが捕食出来るほどのスローな釣りをやり通しました


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7 years ago

芦ノ湖 新天地でもお元気で!(備忘録)-2017.12.01-

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以前から釣りでお世話になっている先輩の転居のお祝いを兼ねて、芦ノ湖まで釣り&BBQに出掛けてきました。釣果の方は全体的にちょっと寂しい感じでしたが、楽しいBBQがそんな些細なこと直ぐに忘れさせてくれました! 私もいつかは移住したいと考えている土地。参考にさせて頂きたい事が山程ありますので、近いうちに絶対そちらに遊びに伺いますね。 新天地での成功をお祈りしております(*'▽')/

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(上写真)鰭の大きさが際立っていたブラウントラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)レインボートラウトは予想外でした。パニッシュ85Fにて

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(上写真)芦ノ湖グリーンカップモーターボートレースの準備中でした(12/2~3開催)

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(上写真)芦ノ湖キャンプ村にて記念撮影📷

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(上写真)湖尻の遊覧船桟橋にて

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(上写真)キャンプ村は紅葉真っ盛り!

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(上写真)黄葉も真っ盛り!!

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(上写真)最高のお天気のなか、芦ノ湖を眺めながらBBQを楽しみました!

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(上写真)キャンプ村の直ぐ横には湖尻水門があります


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6 years ago

朱鞠内湖 イトウを求めて初のフィールドへ(備忘録)-2018.06.04*-

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先日、北海道は雨竜郡幌加内町にある朱鞠内湖に出掛けてきました。 今回初めて訪れたフィールド。狙うイトウの姿が見えないなか、本当にこの探り方で合っているのかと!? 何度もなんども自問自答を繰り返した毎日でした。

見渡す限り手付かずの大自然の中、ときおり熊笹が踏み締められる物音に怯えながら、次第に五感が研ぎ澄まされて行くのがとても快く感じられました。 着いていきなり気温30℃(水温は20℃)の洗礼!さらに朝からピーカン無風という条件が度重なったため一時はどうなる事かと思いましたが、数少ないチャンスタイムをなんとかモノにする事ができ、最後のさいごラスト90分に念願の朱鞠内湖のイトウを手にする事が出来ました。 この少し前に、見た目でふた回りは大きいごんぶとサイズの個体をネット際でバラシていたのでその喜びといったら並大抵のものではありませんでした。 やはり釣りは最後まで諦めるもんじゃないですね! 最後に、遠路遥々駆け付けてくれ一緒になって釣りを楽しんでくれた坂本さんはじめ、色々なアドバイスや励ましをしてくれた Crazy A(クレイジーエー)のみなさま、本当に励みになりました。ありがとうございました(*'▽')/ (参考)朱鞠内湖 公式ウェブサイト

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(上写真)朱鞠内湖までは旭川空港からレンタカーを使って2時間弱といった感じでした

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(上写真)湛水面積としては日本最大を誇る人造湖である朱鞠内湖。北欧のフィヨルドなどと形容されるこの湖は湖岸線がとても複雑に入り組んでおり、さらに大小あわせて13もの島が存在すると言われています。まさにポイントは無尽蔵といった感じです!

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(上写真)途中の旭川市内からは大雪山系の旭岳が見えました。いつかは登ってみたい!

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(上写真)今回お世話になったお店たち(他にツルハドラッグも)。朱鞠内湖周辺(半径約20km圏内)にはお店が無いため、特に車中泊などをする方は途中のお店で買い出しが必要かと思います。

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(上写真)イトウ釣りで有名な河川『手塩川』。流れが太いねぇ~!

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(上写真)日本最寒記録『-41.2℃』を持つ幌加内町。ちなみにこの時の気温は+30℃でした ι(´Д`υ)

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(上写真)今回お世話になった『レークハウスしゅまりない』。湖畔(前浜)まで歩いて5分といった立地です

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(上写真)エントランスと玄関ホール。ちょっとしたギミックなどもありとても雰囲気がありました。

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(上写真)玄関ホールから部屋へと続く廊下(写真上段)。ダイニングテーブルの横にはビリヤード台やバーカウンター、そしてタイイング用のスペースなども設けられていました(写真下段)

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(上写真)部屋の前の廊下からは湖を望むことが出来ます(写真上段)。お部屋は釣りには勿体ないくらい立派でした(写真下段)

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(上写真)レークハウスしゅまりないの裏玄関(写真上段)。一階には濡れたウェーダーやベストなどを乾かせる専用の暖房部屋が設けられているので釣り人としては大変助かりました(写真下段)

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(上写真)量もお味もまったく申し分なし! 同宿のアングラーさんたちとその日の釣果について話しながらの食事は大変美味しく、お酒もススミマシタ!

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(上写真)湖畔にある朱鞠内湖遊漁者管理休憩所。ここで日釣り券の購入や渡船の手配をする事が出来ます。

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(上写真)朱鞠内湖の釣りではシングル・バーブレスフックの釣りが義務付けられています(チェックあり)

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(上写真)今年は特に超満水という事もあり、立ち込みが出来るポイントは限られているそう。背後には深い森が広がっているため、徒歩でのポイント移動はほぼ無理という事で渡船を利用しました。※ 湖畔キャンプ場の直ぐ隣が渡船の基地となります

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(上写真)まさに北欧といった景色が広がる朱鞠内湖(北欧には行ったことないけど...)

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(上写真)こんな景色の中で釣りを楽しみました。至る所にスタンプ(切り株)があり、事前に聞いていた根掛かりが多いよ!という意味が良く分かります

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(上写真)間近で見るととても怖いんですけど(;´Д`)

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(上写真)こんなに大きなクマゲラ、しかもこんな間近に初めて見ました!

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(上写真)風が無く、釣れる気がしませんが...。

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(上写真)厳密にはこの魚が朱鞠内湖での初イトウでした(40cm)

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(上写真)滞在中の表層水温はほぼ18~20℃の間で推移していました

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(上写真)入ったポイントの殆んどで体長2、3cm程のワカサギの姿を見ることが出来ました

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(上写真)そして空けて翌朝。前浜から見る朝焼け☀ よし今日も一日頑張るぞ~!

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(上写真)渡船用のボート。隣りには手漕ぎボートやエレキの貸し出し施設などもあったようです

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(上写真)レークハウスしゅまりないの中野さん頼みの渡船を利用しました

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(上写真)ピッシリ山(1,032m)の頂にはいまだに雪がありました

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(上写真)朱鞠内湖ならではといった景色

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(上写真)超スーパー冠水ブッシュ!(ヤナギの木だそうです) こんな所にもイトウが潜んでいるといいますが、とてもじゃないけど探れません(;´Д`)

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(上写真)湖畔で見ることの出来る木々の殆どが白樺とこのダケカンバ?でした

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(上写真)蝦夷ハルゼミの最盛期で湖面に落ちた個体をコイやウグイが捕食していました。もしイトウの蝉パターンなんかがあればそれはもう迫力満点でしょうね!

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(上写真)ウグイ釣りに関して言うならばもうマスタークラスかと...(;'∀')

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(上写真)根掛かり時のルアー回収器がとても役に立ちました。ちなみに今回釣行でのルアーロスト数は1個でした

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(上写真)粘土質(赤土)の地形が多いことから、波が出るとあっという間に水際が白く濁ってしまいます。ですが今回はこれがイトウ釣りのチャンスタイムとなりました!

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(上写真)粘土質のボトムを叩くものだから、リップは直ぐにこんな具合に(;´Д`)

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(上写真)時どきアメマスも釣れました。パニッシュ85F(シングルバーブレスフックに変更しています)にて

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(上写真)朱鞠内湖のイトウ(69cm)。パニッシュ85F(No.23 クレイジーヤマメ)のジャークアクションにて

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(上写真)最終日にようやく手にする事の出来た朱鞠内湖のイトウ。先月には115cmという記録魚が出ているようにイトウとしては決して大きなサイズではありませんでしたが、久しぶりにシビレタ~といった釣行となりました。

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(上写真)風が吹き荒れたタイミングが今回のチャンスタイムとなりました! 岸と平行に走るブレイクラインに対してルアーを斜めに通してやって、逃げ惑うウグイを演出。青ナイルと白ナイルの境目辺りをルアーが通過したタイミングでゴゴンッ!!と喰ってきてくれました(≧▽≦)/ ちなみにこの時期のイトウは産卵のために岸寄りしているウグイを捕食する個体が多いと聞いています。俗にいうウグイパターンというやつです。


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4 years ago

ワカサギに翻弄された中禅寺湖の蝉ブラの釣り 2020

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 今シーズン私が初めて中禅寺湖の蝉ブラを手にしたのは6月初旬のこと。今回はその時の模様を振り返ってみたいと思います。 ですがその前に、まずは今シーズン蝉活をスタートした5月末(前回の釣行)の状況について振り返ってみます。向かった先は通称 山側と呼ばれる湖の南側の一帯で、背後の森が湖岸線ギリギリまで迫っている好ポイントが多いのが特徴です。

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(上写真) 初夏の中禅寺湖(山側)。あちこちから春蝉の鳴き声が聞こえてきます 

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(上写真)湖畔のヤマツツジ 

 朝8時過ぎ、お目当てのポイントに向けて湖畔の遊歩道を歩いていると、進行方向の先から突如ガボガボッ!!と激しく水の割れる音が聞こえてきました。 (おっ、何事だ!?) と急ぎ駆け寄り、遊歩道から遠巻きにその個所を眺めていると、ほどなくして小魚たちがピチャピチャ!と水の中から勢いよく飛び出し、その直後に水面が大きく破裂しました! 間違いありません。相手はブラウントラウトです。彼は大胆にも上半身を岸へと乗り上げて、ガボガボガボッ!!!と小魚を水際へと追いやり激しく襲い掛かっていました。よく海外の映像などで見る、シャチがアシカを浜辺に追い込んで喰らいつくあの光景そのものです。小魚というのはワカサギの群れで、今年はこれが湖岸線の至るところに大量に発生していました。 先ほどのワカサギたちは水際ギリギリの位置を縦一列になって右往左往しており、また直ぐに襲い掛かってくるであろう捕食者に完全に怯え切った様子でした。 この状況、釣り人ならば誰もが待ち望む熱い瞬間だと言えますが、こと蝉の釣りを楽しみにやって来た今回の私にとっては、あまり歓迎できない厄介な状況であると言わざるを得ませんした。  というのも、このワカサギの捕食モードに入ってしまったブラウンたちというのは、こればかりに夢中になってしまい、その他の捕食対象(今回の場合はもちろん春蝉になります)にはすっかり感心が無くなり、蝉ルアーでこれを振り向かせるのはたいへん難しく、過去に何度も痛い目にあってきたからでした。近年ではたしか2016年にも今回と同じようにワカサギが大量発生した年があり、蝉ルアーに振り向かせるのにたいへん苦労したことをよく覚えています。 何年かに一度、こんな年がやって来ることは承知しており十分覚悟はしていたのですが、まさか今年がその年なのか?と急に不安になってきました。 ですが釣りというのは実際にやってみないと何が起こるか分からないもの。当日はこの私の不安が杞憂であることを願いながら、山側の奥の方までただひたすら探って行ったのですが、結局 ワカサギに夢中になったブラウンが私の操る蝉ルアーに振り向いてくれることは一度もありませんでした。

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(上写真) 湖岸線は至るところワカサギだらけ(山側での様子)

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(上写真)今シーズンの蝉活初日は山側のハイキングで終了しました(涙)

 そして明けて翌週、6月最初の週に私は再び蝉活をしにいろは坂を登っていました。前回の釣行からおよそ一週間が経過しましたが、山側のあのワカサギの飽和状態が終息しているとはとても思えません。この日はこれを避ける意味で場所を大きく変更、湖の北側となる国道側に入ることにしました。湖の北側と南側、日照量からくる積算水温の違いなどからワカサギの接岸状況にもきっと違いが出るだろうと期待してやって来たのですが、此方もどこもかしこもワカサギだらけ。残念ながら国道側に於いても状況に大きな変化は見られませんでした。

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(上写真) 国道側ではよくサルたちの朝の見回りに遭遇することがあります

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(上写真)対岸に見える山側からは春蝉の大合唱が聞こえてきます

 ポイントに到着し、しばらく水際の様子を静かに眺めていると、やはり此方でも始まりました。水際から1メートルも離れていない位置でブラウンの黄色い魚体がガボガボガボッ!!!と勢いよくワカサギを追い回しています。此方のブラウンも完全にワカサギモードに突入してしまっているようです。 (これはまいった!) もうこうなってしまっては逃げる場所はありません、ただひたすらに探り続けるしかないと腹を決めました。もしかしたら魚嫌いの現代っ子なブラウンが居るかも知れません。急ぎタックルの準備に取り掛かりました。

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(上写真)日中の表層水温はおよそ15℃ 

 この日、最初に手にしたルアーは大美蝉(ダイビセン)! 昨年発売されたばかりのNEWアイテムで、従来品である美蝉(ビセン)をサイズアップ(長さで5mmアップ、重さで1.4gアップ)させたモデル。見た目のサイズ感はほぼそのままにウエイトをアップさせてやることで、飛距離を大幅に伸ばすことに成功しています。  昨シーズンはこの+5mmのサイズアップが魚の反応にどう影響するのかが心配で、その日最初の釣りから投入することには正直抵抗がありました。ですが昨シーズン使用してきた経験から、特に悪い影響は感じられなかったこと、飛距離のアドバンテージが想像以上に大きかったことなどを理由に、今年は何の躊躇いもなく初めから投入することにしました(当日はやや強めの向かい風となる状況が多かったこともあり、沖へのキャストが容易にきまる大美蝉が大変重宝しました)。

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(上写真)大美蝉(No.31 ハルゼミショート)とエゾハルゼミ 

 この日は岸際で群れるワカサギに夢中になったブラウンを相手にしても仕方ないだろうとの考えから、ワカサギが群れている箇所の遥か向こう、ブレイクラインの先となる沖合(15~20メートル程)を集中的に探ることにしました。その辺りを泳いでいるような個体ならば、もしかするとワカサギをあまり意識していないものも少しは居るのではないか?という単純な発想からです。

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(上写真)大美蝉・シェルが今シーズン発売されました(全8色)。 水面下にシェルプレートの輝きが届くように、サイド~腹部にかけての塗装をあえて抑えて作ってあるそうです 

 そしてランガンしながら探り続けること4時間以上。半日釣行の終了間際となるお昼過ぎになってようやく大美蝉がボコッ!と大きな音を立てて水中に飲み込まれました。  取り込むまでにおそらく5分近くは費やしたのではないかと思われる強烈なやり取りの末にあがってきた魚は、狙いのブラウントラウトでした(60cm)。後頭部がこんもりと隆起したもの凄い体高、全ての鰭が大きくそして整っていて、さらにお腹回りははちきれんばかりに凄いことになっています。 きっとワカサギを飽食してのあの凄いファイトとこのプロポーション、まさにワカサギ様様と喜び、感謝しなければならないのでしょうが、蝉への反応のことを考えると、やはりあまり多すぎるのは困りもの。とても複雑な心境で迎えた2020年シーズン中禅寺湖での蝉初めなのでありました。

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(上写真)大美蝉に出たブラウントラウト60cm(No.01 ハルゼミ・オスにて)。湖流に合わせてのナチュラルドリフト(ホットケ)が功を奏しました。 

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(上写真)きっとワカサギを飽食しているからでしょう、プロポーションもそうですが、走りと持久力にもの凄いものがありました 

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(上写真) 蝉ブラの体表面。初夏の日差しを浴びてより一層輝きを増します 

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(上写真)大きく整った胸鰭。引きが強烈なわけです。 

【使用タックル】 ⚫︎ロッド : TILF-72 トラウティンスピン イル・フロッソ (SMITH) ⚫︎リール : 13 セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE X4 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 10lb (MORRIS) ⚫︎ルアー :   ・大美蝉(ダイビセン) (SMITH)      ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリング(後付け)に直結   ・大美蝉・シェル (SMITH)      ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリング(後付け)に直結   ・美蝉(ビセン) (SMITH)    ※ フック変更実施。ラインはアイのスプリットリングに直結 ⚫︎フック : シュアーフック Wトラウトタテアイ 4B  (SMITH)    ※ ベリー&テイル共に。バーブは潰しました ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ (SMITH)

その他の蝉ブラの記事はこちら

6 years ago

芦ノ湖 Catch&Clean2018 日頃の感謝を込めて(備忘録)-2018.11.11-

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先日、第17回となるCatch&Clean in 芦ノ湖(湖畔清掃&イワナ稚魚放流)に今年も参加して来ました。当日は去年に引き続きこれ以上ない秋晴れのお天気で、少しだけ色付いた木々を眺めながら大変気分良く清掃活動を行う事が出来ました。また来年も是非とも参加したいと思います(*'▽')/ 

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(上写真)元箱根エリア 朝のミーティングの様子 ※ 写真は借りものです

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(上写真) 元箱根担当エリア  ※ 写真は借りものです

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(上写真) 各所から集められたゴミを船を使ってキャンプ場まで運びます  ※ 写真は借りものです

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(上写真) トラックでイワナの稚魚が届きました ※ 写真は借りものです

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(上写真) イワナの稚魚放流(バケツリレー)  ※ 写真は借りものです

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(上写真) イワナの稚魚放流  ※ 写真は借りものです

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(上写真) イワナの稚魚放流  ※ 写真は借りものです

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(上写真) イワナの稚魚放流  ※ 写真は借りものです

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(上写真) ラストのじゃんけん大会の様子 ※ 写真は借りものです

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(上写真) ラストの集合写真📷  ※ 写真は借りものです


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17 years ago

中禅寺湖釣行 -20070917-

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 夜明け前、東の空からは早くもオリオンが冬の星座たちを引き連れて駆けあがってくる季節になりました。日の出の時刻はずいぶんと遅くなり、季節は確実に夏から秋へと移り変わってきているようです。この季節のうつろいは水の中でも例外ではなく、つい先日の9月11日には、中禅寺湖に夏の終わりを告げる『菖蒲ヶ浜(地獄川河口)ひめます地曳き網漁』が行なわれ、婚姻色で体色を紅色に染めたヒメマスやホンマスが多数漁獲されたとのことです。

水中がにわかに活気づくこの季節、いよいよ7月から心待ちにしていた季節の到来です! 今回は、禁漁まで残すところあと2日という状況の中禅寺湖に、今シーズン最後の釣果を求めて出掛けてきました。

  先日、全国各地に大きな被害をもたらした台風9号は、ここ中禅寺湖にも大きな爪跡を残してゆきました。9月17日のこの日、だいぶ水が引いたとはいえ、台風が去って10日程経った今でも、湖の水位は台風前と比べ、未だ40cmほど高い状態が続いていました。普段は水涸れた沢も、今でこそその勢いは大分衰えましたが、いまだ太い流れを保ったまま轟音と水しぶきをあげ湖に注ぎ込んでいました(森の保水能力とは凄いものです)。表層水温は台風による雨水と、この冷たい沢水の流入により、一気に3℃近くも低下し、さらに水色も大きく変化させてしまいました。湖岸には折れた木の枝や流木が多数打ち揚げられ、いつもポイントの目印にしていた大岩なども崩れてしまい、今はその所在も判らない状態です。台風による 雨、風、波の勢いが想像以上に凄まじかったことが窺えました。

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(上写真) 増水により湖岸線はだいぶ後退してしまいました

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 (上写真) 冷たい(9℃)大量の沢水が湖に流れ込みます

 am5:20、今日のポイントである寺ヶ崎(八丁出島)に到着しました。台風前(9月1日)の釣行で、この時期、岸からのキャスティングによる釣果としてはまずまずのサイズのブラウン(42cm)をあげ、さらに一昨日前(9月15日)の釣行では、手にする事は出来ませんでしたが目測50upの銀化ブラウン(ランディングに失敗、ネットの縁に触れるところまでいったのですが、その直後フックアウトしてしまいました)をヒットさせたポイントです。この9月1日の釣行では朝のうちだけですが、明らかにウグイとは異なるトラウトと思しきバイトを数多く感じ取ることが出来ました。 その日がたまたま良かっただけなのか、それとも季節が進み、魚の活性が上がった結果なのか、その本当のところは分かりかねますが、私の第六感が『間違いなく魚の活性が上がっている!』としきりに告げていました。 (これはイケる!!) 魚の活性もそうですが、人間(私)の活性もこれまでに無いくらいに上がりまくりました!!

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(上写真) 中禅寺湖のブラウントラウト

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(上写真) 湖底近くに居た痕跡がありました

 今回 探るポイントは、寺ヶ崎(八丁出島)先端東側の一帯で、岸から直ぐに20~30メートルへと落ち込む急深なかけあがりが続くポイントです。 国土地理院 地図閲覧サービス(試験公開)参照  このポイントを、上で述べた2匹のブラウンがそうであった様に、ボトム・レンジを強く意識しながら探ってゆきました。 先日、このボトムを強く意識するきっかけとなった出来事がありました。それは9月1日に手にする事ができた上写真のブラウンです。そのブラウンの腹ビレは泥の付着により多少黒ずんでおり、さらに腹部には寄生虫(?)と思われる見慣れぬ生物が2~3匹付着していました。 『ひぇっっ!!!』 これらが突然動き出したものだから、手にしていたブラウンを思わず放り出してしまいました(汗)。 ※ 後日調べたらこれはチョウ(別名 ウオジラミ)と呼ばれる甲殻類の寄生虫でした。 その姿かたちと大きさは、まさにコンタクトレンズと表現するのがぴったりで、体色は透明感のある薄みどり色。ボトムを引いてくるとたびたびフックに引っ掛かってくる底石に付いたアオコや水草の色に酷似していました。その体色から想像するに、この生物たちは普段はアオコや水草などの中に潜んでおり、宿主となる魚が現れるとコバンザメの様にこれに取り付き、魚の体液を吸うなどして栄養を得ているのではないでしょうか。この想像が正しいとすると、腹ビレに泥が付着していた事とも合わせて、このブラウンは湖底近くで生活していたと考えるのがごく自然であるように思われます。

 そしていざ実釣です。この日もそうですが、私はボトムレンジを探る際、いつも以下に述べる探り方を実行しています。ルアーをキャストした後はベールを起こしてラインをフリーにした状態でまずはボトムまでルアーを落とし込みます。ルアーが着底したことを確認した後は、直ぐにラインを巻き取ることはせず、最低でもルアーを沈めるのに要した時間と同じだけの時間をかけ、ラインもまた沈めてやります。この際、少しでもラインの沈みをスムースにしてやるために、ロッドティップを煽るなどして、水面に浮かんだラインを全て水中に浸けてやる作業を行います。使用しているラインの種類(ナイロン、フロロ、PE…)と太さ、ルアーウエイトや形状、そしてリーリングスピード等の違いで、その程度に違いがあるとは思いますが、ルアーはリーリングすると同時に確実に浮き上がってきてしまいます。私はこのルアーの浮き上がりに対して、ラインが寄与する割合はかなり大きなものであると実感しています。 ラインを沈めない場合、すなわちルアーが着底した直後の状態ですが、ラインは沖に向かって弧を描く様な感じで張り出し、手前のラインの大半は水面、あるいは表層近くに漂っています。この状態でラインを巻き取ってしまうと、ラインの浮力とラインが水から受ける抵抗などにより、ルアーは上方へと引っ張られ、直ぐに浮き上がってきてしまう筈です。一 方、ラインを沈めてやった場合は、ラインは究極的には、かけあがりの傾斜に沿うような形で下に弧を描く筈で、ラインを沈めなかった場合と比べると、ルアーを上方へと引き上げる力が格段に弱くなり、浮き上がりはかなり抑えられる事になる筈です。このため、今回のようにボトムを舐めるようにルアーをトレースしたい場合、ラインを沈めてやる作業が必要不可欠であると私は考えています。 自分がどれだけ正確にボトムをトレースすることが出来ているのか、ルアーがボトムからどれほど浮かび上がってきてしまっているのか確認する意味でも、時折リーリングするのを止め、ルアーが着底するまでの時間をカウントしてみたりもします。直ぐに着底する様であれば、きちんとボトムをトレース出来ていた事になりますし、着底までに時間を要する様であれば、ルアーはその時間に応じた分だけ浮かび上がってきてしまっているという事になります。 この探り方で、こまめに場所移動も繰り返しながらポイントを広く探ってゆきました。すると湖底から2,3メートル上と思われる層をトレースしていた時です、なんの前触れもなく竿先に急に負荷を感じました。水草かも知れませんが、躊躇うことなくアワセを試みました。すると直ぐにググッ!と間違えるはずもない魚の生命反応が伝わってきました。その感触からしてどうやら今回はブラウンではなさそうです。相手は沖に向かって一気に走って行きました。(ジィィージィーッ...!!!) 相手が一度走り出してしまうとドラグが鳴り止みません。あまり長くやりとりしていると、すぐにもバレてしまいそうなので仕方なく幾分強引に表層まで引き出しました。すると20メートルほど先で1回大きくジャンプ! 慌てて竿を寝かしジャンプさせない様に仕向けますが、その後も激しいジャンプを繰り返し、必死にルアーを外そうと抵抗を続けました。『ナイスファイト!』 あまりにもよくジャンプする魚であったため、途中何度もバラシが頭を過ぎりましたが、なんとか無事にネットインすることが出来ました。 相手は銀色に輝くきめ細かな鱗を持つ、美麗なレインボートラウト(43cm)でした。その引きの強さから、もうひとまわり大きな個体を想像していたのですが鰭がしっかりしており直ぐに合点がいきました。彼はそうとうに疲れたようで、大きく肩で息をしていました(ほんとおつかれさま)。 

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(上写真) 中禅寺湖のレインボートラウト

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(上写真) 鱗がとてもきめ細やかな個体でした

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(上写真) この日 2匹目となるレインボートラウト(41cm)  

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(上写真) 今回使用したルアーたち

 『夏場といえどもトローリングで釣れているのだから、岸からでも釣れるでしょう!』という安易な考えから始まった夏の中禅寺湖通いも今回の釣行でようやく一段落つくこととなりました。 岸から釣るにはどうしたらよいかと、最後の悪あがきとも取れるような作業(湖底図や水温・気温の情報収集)からまず始まり、ポイントまで恐怖と戦いながらの夜間行軍、そしてアブとの激闘などもありました。さらには嬉しい想定外のホンマス釣果に歓喜したことや、目の前で大物をバラし暫く体の震えが止まらなかった事などもありました。今思い出してもその時の記憶が鮮明に蘇ってくるものばかりです。およそ3ヵ月という短い期間でしたが、中禅寺湖には本当に楽しませてもらいました。この中禅寺湖というすばらしいフィールドがこれから先も私たち釣り人を変わらずに迎え入れてくれることを心から願うばかりです。ほんとありがとうございました!

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(上写真) 水の中もまもなく秋本番を迎えます(婚姻色?) 

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(上写真) この景色とも来春までしばしのお別れです 

〇 使用タックル

ロッド : トラウトロッド 7.6ft リール : TWINPOWER 2500 (SHIMANO) ライン : SUPER TROUT Advance 6lb (MORRIS) ルアー : バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g (SMITH)       ※ ブラウンはGBKOカラーにてヒット       PURE 13g (SMITH)       ※ レインボーはシルバーカラーにてヒット フック : シュアーフック サクラマス 2G (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)

14 years ago

中禅寺湖釣行 -20110510-

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 今回は5月初旬の中禅寺湖に出掛けて来ました。情報によると解禁以来好調であったヒメマスやホンマスが未だ釣れ続けているとのこと。しかも今年は例年になくワカサギの数が多いという事で、これを飽食したと思われる体高のあるホンマスが数多く見受けられるとの事でした。もういやがうえにも期待が膨らみます!

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 今回のような湖での回遊魚狙いの場合、私が真っ先に思い浮かべるルアーはやはりトラウティンサージャー! 中禅寺湖でのヒメマスやホンマス狙いに対しても抜群の実績を誇っているルアーのひとつです。

私が初めてこのルアーを使ったのは、たしか90年代後半の芦ノ湖でした。 当時 使い方がまったく分からなかった私は、こんな引き抵抗もなく真っ直ぐにしか泳がないルアーで 本当に魚が釣れるのか? これがトラウティンサージャーを使っての正直な感想でした。リップ付きのルアーに慣れ親しんでいた私は、そのあまりの引き抵抗の無さに耐えきれず どうしてもキャストし続ける事が出来ませんでした。ですが私のそんは不安をよそに同行したアングラーたちはしっかりと結果を出していました。しかも私の目の前で! そんな状況を目の前で見せ付けられてしまっては認めない訳にも行かず、その後は不安を抱きながらもただひたすらにキャストを続けました。

芦ノ湖のブラウントラウト! これが私がトラウティンサージャーで初めて釣った魚でした。大変に嬉しかった事を今でもよく覚えています。しかし一匹釣り上げたとは言っても、当時の私は未だ不安を拭い去ることは出来ていなかったと思います。 ですがその後、色々な釣り場で何度も何度も繰り返し使い続けてゆくうちに、何時の頃からか釣果も大きくのびるようになっていました。 そして気がついた時にはもう何の躊躇いもなく、釣れるという確信をもってキャストを続けている自分がいました。 そしてあれから10年以上! 人も時代も大きく変わりましたが、トラウティンサージャーは当時のまま未だ変わることなく私に釣果をもたらし続けてくれています。 ほんと頼りになる存在です!

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 解禁初期~盛期に掛けてのマヅメ時、複数のライズやボイルなどのいわゆる魚の回遊に遭遇する事が多々あります。この日私の入った山側のポイントでは、目に見える明らかな回遊が1回(am6:00前)、そして目には見えないが絶対に何かいると感じたものが1回(am7:30前)、合計2回の回遊に出くわしました。そんな中、最初の回遊で顔を出してくれたのはホンマス(41cm)でした。噂通り引きも強烈で体高のある立派な魚体でした。このホンマス、リーリングの最後のさいご、目の前 数メートルの位置で突如 『ドンッ!』とルアーをひったくって行きました。今更ですが、リーリングは最後まで丁寧にやり切る事が大事だと思い知らされます。

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そして続く2回目の回遊、こちらではヒメマス(38cm)が顔を出してくれました。時折 テンションフォールを交えての水面下2~3mレンジの巻きで喰ってきてくれました。ヒメマスは私の大好きな魚。太陽光を浴びて白く光り輝く魚体はいつ見ても本当に美しく最高です!

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そして更にもう一匹と、ヒメマス狙いのためトラウティンサージャー 8cmで沖の表層域(感覚的には2~3m)を探っていたところ、突如 ヒメマスのものとは明らかに異なる何者かがロッドを押さえつけました。 相手はレイクトラウト(67cm)! シーズンを問わずにこんな表層でこの魚を掛けたのはこれが初めての経験でした。

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5月も半ばを過ぎ、表層水温が7℃を超えてきた頃がまさに彼らのベストシーズン! 荒食いのため大尻などのシャローエリアにワカサギを求めて大挙してやって来るというのが、私の中でのレイクトラウトのイメージでした。このため、表層水温がようやく5℃になるかならないかといった今の時期、大尻ならまだしも、水深が20mを優に超えるような地形が続く山側のこのポイントで、まさか彼らがこんな表層で餌を追い求めているなんてことは夢にも思っていませんでした。私の中でのレイクトラウトの誤ったイメージ(先入観や思い込み)を拭い去ったという意味で、今回のこの魚は大変に思い出深い一匹となりました。

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〇 使用タックル

 ロッド : TRBX-SS83SD インターボロンX(SMITH)  リール : CERTATE 2500(DAIWA)  ライン : FIRELINE EXT 0.8号(11lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY)  リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 6lb(MORRIS)  ルアー : トラウティンサージャー 6cm&8cm(SMITH)        チェリーブラッドLL70S 7.7g(SMITH)  フック : シュアーフック サクラマス2G(SMITH)        ※ フックはバーブを潰してあります  ネット : マリエット・ネット(SMITH)


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11 years ago

蝉ブラを求めて初夏の中禅寺湖へ 2013

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6月後半のある日、私は中禅寺湖に来ていました。朝一のおよそ3時間、いつもの釣りを展開するも魚からの反応は一切なし。日頃の寝不足も手伝ってか朝8時には湖畔でひとり爆睡しておりました。 2時間ほど寝ていたのでしょうか。急に降り出した雨音にふと目覚めると、同行者のスミス・スタッフさんが水辺でなにやら怪しげな行動をしています。

『さっき、蝉でブラウンが釣れましたよ!』 まぁ、時期的にそんなこともあるのだろうと座ったまま寝起きの頭でその姿をボーっと眺めます(=_=) ラインが水面を叩かない様にするための配慮でしょうか、ロッドティップを高く掲げて小刻みに連続シェイクを繰り返しています。そしてそれと同時にゆっくりとリーリングも行っており、どうやら水面で羽をバタつかせて移動する溺れた蝉を演出している様子です。そしてこれを眺めること数分ほど、突如水面が割れて難なく2匹目のブラウンを掛けているではないですか! (えっ、ウソでしょ!!) この様子を見て私の眠気も完全に吹き飛びました。 モノホンの蝉には何ら反応を示さないのに、彼が操る蝉にはガボガボと反応するその状況を見て、急遽 蝉セミナーを開催してもらいました。 蝉ルアーである美蝉(ビセン)をひとつ分けてもらい、半信半疑で教わったアクションを試しました...。すると美蝉(ビセン)の下からすーっと黄色い影が急速浮上、そのまま美蝉(ビセン)をパクリ! 残念ながらこれはミスバイトに終わりましたが、そのアクションの実力はその後直ぐに証明される事になりました。 ただひたすらに魚が来るのを待つだけという受け身のイメージの強かった蝉パターンの釣りでしたが、この日を境に考えがガラっと一変しました。 美蝉(ビセン)を使った蝉パターンの釣り! これはホント病みつきになりそうです。

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この日2匹目となるスミス・スタッフさんの釣果

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蝉セミナーを受けた直後の私にもレインボーが反応。ヤバイこれは楽しいぞ!

~ その約1週間後 ~ (このタイミングを逃したらきっと後はないぞ!) そんな行きたいという衝動をどうにも抑える事が出来ず、この日もまた中禅寺湖に来てしまいました。案の定の病みつきです(汗)! 夜半から降り続いていた雨も漸くあがり、雲間から時折太陽が顔を覗かせる様になったam8:00過ぎになって、魚の活性が上がり始めました。 行き摺りのフレッシュな個体なのでしょうか、進行方向のちょい先に美蝉(ビセン)を放り込んでやると、レインボーが勢い込んでやって来ては何の躊躇いもなくこれをバクついて行きました。きっと頭の中はもう蝉の事でいっぱいなのでしょうね!

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そして今回のメインターゲットであるブラウンですが、連日のようにアングラーから叩かれているらしく、レインボーの様には素直に反応してくれません。興味があって直ぐ近くまではやって来るのですが、ルアーを見切ってしまいハイさようなら。そこで見切られないよう美蝉(ビセン)を激しくバタつかせながら水面を移動させてやると、下からバクっ! 実際にこんな動きをしている蝉など見た事は無いのですが、スタッフさんの言う様に確かにこの動きは効果があるようです。

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夏至も過ぎ、春蝉の鳴き声も大分弱々しくなってきました。この釣りが成立するのもあと僅かなのかも知れません。

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〇 使用タックル

ロット : TLB-83DT ラグレス・ボロン (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー:TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) ルアー : 美蝉(ビセン) (SMITH) フック : スミスシュアーフック Wトラウトタテアイ 5B (SMITH)       ※ テイル側のみフックを換装。バーブは潰してあります ネット : チェリーネット サツキ (SMITH)

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トラウトルアーフィッシングの備忘録

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