中禅寺湖 極寒の初釣り(備忘録) -2019.04.02-

中禅寺湖 極寒の初釣り(備忘録) -2019.04.02-

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今年も無事に中禅寺湖が解禁を迎えました! 当日は終日のマイナス気温、さらに絶えず吹き付ける西からの暴風により、ロッドもリールも完全に凍り付いてしまい釣りを続けること自体が難しいといった状況でした。ですがそんな凍えるような寒さの中でも魚たちは割と元気で、

勢いよくフローティングミノー パニッシュ85Fを引ったくって行ってくれました。これから水温が上昇し、さらにワカサギの接岸が絡んでくれば、魚たちの活性は益々上向いてくるはず。今後の中禅寺湖 弥が上にも期待が膨らみます!

【使用タックル】 ⚫︎ロッド : ラグレスボロンTLB-83DT (SMITH) ⚫︎リール : 13 セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 12lb (MORRIS) ⚫︎ルアー : パニッシュ85F (SMITH) ※ シングル・バーブレスフックに換装しています。このフック変更に伴うウエイト調整ならびに強度UPを目的にスプリットリングも変更しました。 ⚫︎フック : SBL-75M #1 (OWNER) ⚫︎スプリットリング : P-03N #3 (OWNER) ⚫︎スナップ : SPスナップ #3 (SMITH) ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ サクラ (SMITH)

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(上写真)まだ暗い時間にそれは起こりました!やり取りの感触から相手は恐らく良いサイズのブラウンだったのだと思います。近くまで寄せてあともう少しでランディングだという時に、相手は急に反転、沖へと向けもの凄い勢いで走り出しました。そして次に気が付いた時には2つのガイドもろとも相手は姿を消してしまっていました。8年使ったロッドは修理のために暫く入院となりました。

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(上写真)その後、明るくなってから出てくれたレイクトラウト。今シーズンのはつモノとなりました。パニッシュ85Fにて

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(上写真)丸一日、晴れたり吹雪いたりを繰り返すお天気でした

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(上写真)2匹目もレイクトラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)午前中は国道側をRUN&GUNしていきました

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(上写真)そしてまたレイクトラウト。パニッシュ85Fにて。どの個体もみな痩せています

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(上写真)氷点下の気温と暴風により、水際にある岩は全て凍り付いていました

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(上写真)余りの寒さにシムスのジャケットもこんなありさま。こんな経験初めてでした

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(上写真)日中の気温はマイナス(計測不能)、水温はプラスの1度

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(上写真)二荒山神社の大鳥居と男体山

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(上写真)大尻前

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(上写真)歌が浜駐車場前

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(上写真)今回見て回った場所ではワカサギを見つけることは出来ませんでした

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(上写真)今年はフランスとベルギー大使館前での釣りが禁止されてしまいました。いいポイントだったのにとても残念でなりません(涙)

午後は再び国道側に入るも、小型を2匹バラしたのみで終了となりました。 同行して頂いたOHGIさん、今日は一日お疲れさまでした。

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8 years ago

中禅寺湖 蝉は不発。でもメタルの釣りが◎(備忘録)-2016.06.11-

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久しぶりの中禅寺湖。五月蠅いくらいの蝉の大合唱を期待して来たのですが、 (あれれ!?)これはいったいどういうこと? 独唱??? この数週間で季節はガラリと変化してしまったようです。ライズも無ければ、ボイルもなし。こんな静かな中禅寺湖は久しぶりに見たような気がします。 それでも黄色いアイツが居る事を信じて蝉を投げ続けていると...。

(ガボーン!)うねりの中、波間に見え隠れする美蝉(ビセン)が黄色いアイツに突如はじき飛ばされました! (もうこの下手くそ!)しっかりと狙いを定めて喰わないと、厳しい世の中生きていけないぞ!! フッキングした感触は無かったので、この後もしばらく探ってみたのですが、残念ながら二度目はありませんでした。もう暫く時間があれば、何とかなったかも?次回に期待したいところです。 そういえばメタルミノーの釣りが良い季節になって来たようです。こちらも次回の釣行が楽しみです。

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(上写真)太くて立派だねぇ~!

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(上写真)最近何かと話題!?のこちらのポイント。この日も大盛況でしたが、私はスルー。

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(上写真)あっ、プードル! 季節は春から初夏へと

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(上写真)メタルミノーEXに出てくれたレイクトラウト。朝一の国道側にて

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(上写真)水温の上昇と共に、生活の舞台が深場へと移行した様です

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(上写真)レイクトラウトらしい立派な尾鰭でした

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(上写真)今回はOHGIさんとの釣行

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(上写真)こちらもメタルミノーEXにて

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(上写真)この日のメタルミノーでの釣果はフッキング4のキャッチ2。水深10メートル前後のボトム付近でのバイトばかりでした。

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(上写真)日中、浅瀬での表層水温は14℃前後

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(上写真)日中は山側で蝉ブラを狙いました。クリンソウの見頃もあと僅かか?

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(上写真)この日はミニサイズ

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(上写真)ラストは再び国道側で。笑っちゃうくらいに何もありませんでした orz...。 ※ 釣れたポイントとは関係ありません


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10 years ago

中禅寺湖釣行(備忘録) -20140615-

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厳しい一日でしたが、とても楽しい一日でもありました! 同行の皆さまお疲れ様でした(*'▽')/

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(上写真)先週までの大雨が嘘のような良いお天気でした

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(上写真)クリンソウ

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(上写真)先週までの大雨で湖は超満水状態。※ 釣った場所とは関係ありません

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(上写真)どちらのブラウンが大きかったかでもめるふたり。※ 釣った場所とは関係ありません

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(上写真)最後は拳で決着がつきました(嘘です(笑))

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(上写真)真下から美蝉を喰い上げたレインボートラウト

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(上写真)今日も一日やり切りました

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(上写真)同行の皆さまお疲れ様でした。機会がありましたらまたどうぞ宜しくお願い致します。

6 years ago

中禅寺湖 平成最後の釣り(備忘録)-2019.04.30-

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今回は平成最後の中禅寺湖に出掛けてきました。 大粒の雨が降りしきるなか、ようやく訪れたバイトに素早く反応するも、濡れたハンドルに指を滑らせてしまい左手はむなしく空を切りました。これはもう駄目だと一瞬天を仰いだのですが、針先はまだ相手を捕らえていてくれました。

ハラハラのやり取りの後にあがってきた魚はレイクトラウト。平成の節目を飾るに相応しい野性味あふれる立派な個体でした!

【使用タックル】 ⚫︎ロッド : ラグレスボロンTLB-83DT (SMITH) ⚫︎リール : 13 セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 12lb (MORRIS) ⚫︎ルアー :    DDパニッシュ80F (SMITH)    ※ シングル・バーブレスフックに換装しています。   CB 70PEN TR (SMITH)    ※ バーブは潰してあります。 ⚫︎フック : SBL-75M #1 (OWNER) ⚫︎スナップ : SPスナップ #1 (SMITH) ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ サクラ (SMITH)

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(上写真)当日は未明から雨が降り続いていました

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(上写真)周囲が明るくなってから出てくれたレイクトラウト(71cm)

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(上写真)久々のいいサイズです

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(上写真)ほっそりとした個体でしたがとてもよく引いてくれました

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(上写真)DDパニッシュ80F(クレイジーヤマメ)にて

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(上写真)ストマック・ポンプを使って胃の内容物を調べたところ、出てきたのはユスリカの蛹くらいでした

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(上写真)日中は立ち浮き姿勢のペンシルミノーを使ってブラウンを狙いますが、出てきてくれたのはレイクトラウトのみでした。結構反応があります

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(上写真)CB 70PEN TR(ゴーストワカサギカラー)にて

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(上写真)日中の表層水温は6.0℃前後

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(上写真)結局、雨は丸一日降り続きました


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7 years ago

中禅寺湖 大型ブラウンは何処へ!?(備忘録)-2018.04.05-

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今回は60センチを超えるような大型ブラウンを求めて栂から阿世潟の三角周辺までRUN&GUNして来ました。スプーンでは釣れているという話ですが、私が操る表層のミノーイングには小さな個体しか来てはくれませんでした。まあ、そう簡単に釣れないのは承知の上。今後も根気強く狙って行きたいと思います。

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(上写真)朝一のまだ暗い時間帯にチェリーブラッドSR90(クロキン)のただ巻きに出てくれたレイクトラウト(63cm)

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(上写真)手尺で40センチ台。狙いのサイズには届きませんが、魚体がとにかく綺麗で嬉しくなります

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(上写真)こちらも朝一に出てくれたレイクトラウト(59cm)。パニッシュ85F (CBオリカラ)にて

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(上写真)レイクトラウト(63cm)。パニッシュ85F (新色HCW ホロクリアーワカサギ)にて

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(上写真)サイズはともかくも綺麗な個体が多いです

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(上写真)日光白根山に朝陽がさします

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(上写真)今回は栂をスタート地点に阿世潟の三角までRUN&GUNして行きました。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)水色の変化するファーストブレイクを中心に探って行きました。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)小寺ヶ崎と社山(1,827m)。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)あと1ヶ月もすれば新緑で賑やかになる筈です ※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)阿世潟三角からの眺め。ネオプレンでの歩きはちと辛い。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)翌日に疲れを残さないために、pm14:00にはいろは坂を下りました


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17 years ago

中禅寺湖釣行 -20070917-

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 夜明け前、東の空からは早くもオリオンが冬の星座たちを引き連れて駆けあがってくる季節になりました。日の出の時刻はずいぶんと遅くなり、季節は確実に夏から秋へと移り変わってきているようです。この季節のうつろいは水の中でも例外ではなく、つい先日の9月11日には、中禅寺湖に夏の終わりを告げる『菖蒲ヶ浜(地獄川河口)ひめます地曳き網漁』が行なわれ、婚姻色で体色を紅色に染めたヒメマスやホンマスが多数漁獲されたとのことです。

水中がにわかに活気づくこの季節、いよいよ7月から心待ちにしていた季節の到来です! 今回は、禁漁まで残すところあと2日という状況の中禅寺湖に、今シーズン最後の釣果を求めて出掛けてきました。

  先日、全国各地に大きな被害をもたらした台風9号は、ここ中禅寺湖にも大きな爪跡を残してゆきました。9月17日のこの日、だいぶ水が引いたとはいえ、台風が去って10日程経った今でも、湖の水位は台風前と比べ、未だ40cmほど高い状態が続いていました。普段は水涸れた沢も、今でこそその勢いは大分衰えましたが、いまだ太い流れを保ったまま轟音と水しぶきをあげ湖に注ぎ込んでいました(森の保水能力とは凄いものです)。表層水温は台風による雨水と、この冷たい沢水の流入により、一気に3℃近くも低下し、さらに水色も大きく変化させてしまいました。湖岸には折れた木の枝や流木が多数打ち揚げられ、いつもポイントの目印にしていた大岩なども崩れてしまい、今はその所在も判らない状態です。台風による 雨、風、波の勢いが想像以上に凄まじかったことが窺えました。

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(上写真) 増水により湖岸線はだいぶ後退してしまいました

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 (上写真) 冷たい(9℃)大量の沢水が湖に流れ込みます

 am5:20、今日のポイントである寺ヶ崎(八丁出島)に到着しました。台風前(9月1日)の釣行で、この時期、岸からのキャスティングによる釣果としてはまずまずのサイズのブラウン(42cm)をあげ、さらに一昨日前(9月15日)の釣行では、手にする事は出来ませんでしたが目測50upの銀化ブラウン(ランディングに失敗、ネットの縁に触れるところまでいったのですが、その直後フックアウトしてしまいました)をヒットさせたポイントです。この9月1日の釣行では朝のうちだけですが、明らかにウグイとは異なるトラウトと思しきバイトを数多く感じ取ることが出来ました。 その日がたまたま良かっただけなのか、それとも季節が進み、魚の活性が上がった結果なのか、その本当のところは分かりかねますが、私の第六感が『間違いなく魚の活性が上がっている!』としきりに告げていました。 (これはイケる!!) 魚の活性もそうですが、人間(私)の活性もこれまでに無いくらいに上がりまくりました!!

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(上写真) 中禅寺湖のブラウントラウト

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(上写真) 湖底近くに居た痕跡がありました

 今回 探るポイントは、寺ヶ崎(八丁出島)先端東側の一帯で、岸から直ぐに20~30メートルへと落ち込む急深なかけあがりが続くポイントです。 国土地理院 地図閲覧サービス(試験公開)参照  このポイントを、上で述べた2匹のブラウンがそうであった様に、ボトム・レンジを強く意識しながら探ってゆきました。 先日、このボトムを強く意識するきっかけとなった出来事がありました。それは9月1日に手にする事ができた上写真のブラウンです。そのブラウンの腹ビレは泥の付着により多少黒ずんでおり、さらに腹部には寄生虫(?)と思われる見慣れぬ生物が2~3匹付着していました。 『ひぇっっ!!!』 これらが突然動き出したものだから、手にしていたブラウンを思わず放り出してしまいました(汗)。 ※ 後日調べたらこれはチョウ(別名 ウオジラミ)と呼ばれる甲殻類の寄生虫でした。 その姿かたちと大きさは、まさにコンタクトレンズと表現するのがぴったりで、体色は透明感のある薄みどり色。ボトムを引いてくるとたびたびフックに引っ掛かってくる底石に付いたアオコや水草の色に酷似していました。その体色から想像するに、この生物たちは普段はアオコや水草などの中に潜んでおり、宿主となる魚が現れるとコバンザメの様にこれに取り付き、魚の体液を吸うなどして栄養を得ているのではないでしょうか。この想像が正しいとすると、腹ビレに泥が付着していた事とも合わせて、このブラウンは湖底近くで生活していたと考えるのがごく自然であるように思われます。

 そしていざ実釣です。この日もそうですが、私はボトムレンジを探る際、いつも以下に述べる探り方を実行しています。ルアーをキャストした後はベールを起こしてラインをフリーにした状態でまずはボトムまでルアーを落とし込みます。ルアーが着底したことを確認した後は、直ぐにラインを巻き取ることはせず、最低でもルアーを沈めるのに要した時間と同じだけの時間をかけ、ラインもまた沈めてやります。この際、少しでもラインの沈みをスムースにしてやるために、ロッドティップを煽るなどして、水面に浮かんだラインを全て水中に浸けてやる作業を行います。使用しているラインの種類(ナイロン、フロロ、PE…)と太さ、ルアーウエイトや形状、そしてリーリングスピード等の違いで、その程度に違いがあるとは思いますが、ルアーはリーリングすると同時に確実に浮き上がってきてしまいます。私はこのルアーの浮き上がりに対して、ラインが寄与する割合はかなり大きなものであると実感しています。 ラインを沈めない場合、すなわちルアーが着底した直後の状態ですが、ラインは沖に向かって弧を描く様な感じで張り出し、手前のラインの大半は水面、あるいは表層近くに漂っています。この状態でラインを巻き取ってしまうと、ラインの浮力とラインが水から受ける抵抗などにより、ルアーは上方へと引っ張られ、直ぐに浮き上がってきてしまう筈です。一 方、ラインを沈めてやった場合は、ラインは究極的には、かけあがりの傾斜に沿うような形で下に弧を描く筈で、ラインを沈めなかった場合と比べると、ルアーを上方へと引き上げる力が格段に弱くなり、浮き上がりはかなり抑えられる事になる筈です。このため、今回のようにボトムを舐めるようにルアーをトレースしたい場合、ラインを沈めてやる作業が必要不可欠であると私は考えています。 自分がどれだけ正確にボトムをトレースすることが出来ているのか、ルアーがボトムからどれほど浮かび上がってきてしまっているのか確認する意味でも、時折リーリングするのを止め、ルアーが着底するまでの時間をカウントしてみたりもします。直ぐに着底する様であれば、きちんとボトムをトレース出来ていた事になりますし、着底までに時間を要する様であれば、ルアーはその時間に応じた分だけ浮かび上がってきてしまっているという事になります。 この探り方で、こまめに場所移動も繰り返しながらポイントを広く探ってゆきました。すると湖底から2,3メートル上と思われる層をトレースしていた時です、なんの前触れもなく竿先に急に負荷を感じました。水草かも知れませんが、躊躇うことなくアワセを試みました。すると直ぐにググッ!と間違えるはずもない魚の生命反応が伝わってきました。その感触からしてどうやら今回はブラウンではなさそうです。相手は沖に向かって一気に走って行きました。(ジィィージィーッ...!!!) 相手が一度走り出してしまうとドラグが鳴り止みません。あまり長くやりとりしていると、すぐにもバレてしまいそうなので仕方なく幾分強引に表層まで引き出しました。すると20メートルほど先で1回大きくジャンプ! 慌てて竿を寝かしジャンプさせない様に仕向けますが、その後も激しいジャンプを繰り返し、必死にルアーを外そうと抵抗を続けました。『ナイスファイト!』 あまりにもよくジャンプする魚であったため、途中何度もバラシが頭を過ぎりましたが、なんとか無事にネットインすることが出来ました。 相手は銀色に輝くきめ細かな鱗を持つ、美麗なレインボートラウト(43cm)でした。その引きの強さから、もうひとまわり大きな個体を想像していたのですが鰭がしっかりしており直ぐに合点がいきました。彼はそうとうに疲れたようで、大きく肩で息をしていました(ほんとおつかれさま)。 

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(上写真) 中禅寺湖のレインボートラウト

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(上写真) 鱗がとてもきめ細やかな個体でした

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(上写真) この日 2匹目となるレインボートラウト(41cm)  

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(上写真) 今回使用したルアーたち

 『夏場といえどもトローリングで釣れているのだから、岸からでも釣れるでしょう!』という安易な考えから始まった夏の中禅寺湖通いも今回の釣行でようやく一段落つくこととなりました。 岸から釣るにはどうしたらよいかと、最後の悪あがきとも取れるような作業(湖底図や水温・気温の情報収集)からまず始まり、ポイントまで恐怖と戦いながらの夜間行軍、そしてアブとの激闘などもありました。さらには嬉しい想定外のホンマス釣果に歓喜したことや、目の前で大物をバラし暫く体の震えが止まらなかった事などもありました。今思い出してもその時の記憶が鮮明に蘇ってくるものばかりです。およそ3ヵ月という短い期間でしたが、中禅寺湖には本当に楽しませてもらいました。この中禅寺湖というすばらしいフィールドがこれから先も私たち釣り人を変わらずに迎え入れてくれることを心から願うばかりです。ほんとありがとうございました!

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(上写真) 水の中もまもなく秋本番を迎えます(婚姻色?) 

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(上写真) この景色とも来春までしばしのお別れです 

〇 使用タックル

ロッド : トラウトロッド 7.6ft リール : TWINPOWER 2500 (SHIMANO) ライン : SUPER TROUT Advance 6lb (MORRIS) ルアー : バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g (SMITH)       ※ ブラウンはGBKOカラーにてヒット       PURE 13g (SMITH)       ※ レインボーはシルバーカラーにてヒット フック : シュアーフック サクラマス 2G (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)

7 years ago

中禅寺湖 厳寒期のミノーイング 2018

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2018年4月1日(日)、今年もついに待ちにまった中禅寺湖が解禁を迎えました。昨年の大雪とは打って変わってとても穏やかなお天気で幕を開けた今年の解禁日は、日の並びの良さも手伝ってか近年稀にみる多くの遊漁者さんで賑わったそうです。SNS上にはさっそく解禁日の様子がいくつもアップされており、良い思いをした人とそうでないひと。今年も水辺では沢山のドラマがあった事が窺えます。

自分にはいったいどんな魚たちとの出会いが待っているのだろうか? そんな思いに浸りながら私の釣行前夜はゆっくりと更けて行きました。 

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この日入ったポイントは沖にブレイクを控えた遠浅のシャローエリア。キャスティングで探れる範囲内での最大水深はせいぜい3m前後といったところで、ワカサギやヒメマスなどの餌を探しに沖から浅瀬に差してくる大型の個体を狙うイメージでここを選びました。そして昨年同様、今年もまず最初に結んだルアーはフローティングミノーのパニッシュ85Fでした。ふつう常識で考えたらこんな厳寒期にフローティングミノーという選択はちょっとあり得ないかも知れませんが、昨年も解禁直後の水がキンキンに冷え切った状況でも多くの魚たちを呼び寄せてくれたとても実績のあるアプローチであり、そしてルアーなのでもはや使う事には何の躊躇いもありませんでした。そしてこれをロッドを使って、トーン...、トーン... といった感じで幾分ゆっくりのテンポのジャークアクションで先ずは誘って行きました。

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この日最初のアタリがやって来たのは、辺りがようやく白みはじめてきたam5:00を過ぎた頃でした。この時もそうでしたが上のようなアクションで誘っていると、やってくるアタリはジャーク後のストップの最中である事が殆んどです。ストップ後にゆっくりと浮上してくるパニッシュを相手がひったくってゆき、ラインがスーッと動くことでアタリを知る事が出来ます。ですがこの時にラインが余りにも弛んでしまっていると、このラインの動きをロッド(ティップ)で感知する事が出来ずに、せっかくやってきたアタリを見逃してしまう可能性が大きくなってしまいます。ロッドで感知出来ずとも目視でアワセればいいじゃないかという考えもあるかも知れませんが、朝一の暗い時間帯や波風の強い日などはそういった訳にもいかず、やはりロッドで感知する事がとても大事になってきます。ジャークで出来てしまったラインの弛みはリールを使って素早く回収、常に張らず緩めずの適度なラインテンションを保ってやる事でアタリの見逃しを防ぐ事が可能であると考えています。この時も暗がりでかつ波の上下動がかなりあり、ラインの動きを目視する事は出来ない状況でした。ですが適度なラインテンションを保っていたお陰でアタリを明確に感知する事ができ、反射的にアワセを加える事が出来ました。

記念すべき2018年のファーストフィッシュはレインボートラウトでした。 最初に来るのは当然レイクだろうと思っていたので予想外の相手でしたが、先ずは釣れた事にほっと一安心、これで気分が一気に楽になりました♡ その後は同様の探り方でブラウンとレイクトラウトを追加、ジャーク以外にもグリグリやただ巻きなどのアクションも試して見ましたが、残念ながらこちらにはアタリはありませんでした。

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そして先ほどまでの濃厚だった気配も消え去り、朝一のピークもそろそろ終わりかなといったam7:00を過ぎた頃でした。それまでまったく見られなかった水面の捕食リングがキャスティングの範囲内でポツリポツリと発生して、俄かに場の雰囲気が変わりました。これはもしかしたらトップのワカサギがいけるかも!? 特にワカサギの姿が見えた訳ではありませんが、急ぎルアーを回収しこれを付け替えました。 この時選んだルアーはトップウォーターミノーであるCB70DRIFT TR(クリアーワカサギ)。これは水平浮きのペンシルミノーで、春の産卵時期に水面付近を瀕死の状態で泳いでいるワカサギを演出した釣りで最も威力を発揮するルアーになります。

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このルアーの使い方は色々あり、キャスト後にラインの弛みを取ったら何もせずにただ浮かべておくだけの、いわゆるホットケの釣り(時折、小刻みにロッドを震わせたりしてルアーの存在をアピールするのも効果的です)が最も一般的かと思いますが、この時は特に大きな理由もなく単にその場の思い付きで、超々デッドスローのただ巻きで探って行きました。そして探り始めてから何回かこれを繰り返しているとき、ふと背後に人の気配を感じて少しだけリーリングする手が止まった矢先のことでした。突然目の前の水面が大きく割れたものだからとても驚きました。そして無事にネットにおさまった相手は73cmのレイクトラウトでした。このサイズがトップに出るさまはほんと迫力満点です!日本広しといえどもこんな光景が見られるのはこの湖をおいて他にはないのではないでしょうか。

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今回は解禁して間もない厳寒期の中禅寺湖でミノーの釣りを楽しみました。そこでは表層水温が4℃台というキンキンに冷えた状況でも、魚たちはとてもアグレッシブに表層はもちろんトップのミノーにまで喰らいつき、昨年体験した出来事が単なる偶然ではなかったことを証明してくれました。ただ今年は昨年と比べて魚影がとても薄く、大型トラウトたちの接岸がまだ本格化していない様に感じました。これが単に接岸が遅れているだけならばそれは良いのですが、餌となるワカサギやヒメマスが居ないから接岸する意味がない、だから今後も寄らないよ!となるとそれは私のようなミノーマンにとっては大変な死活問題です! 今回は一匹も見ることの出来なかったワカサギ、これがただの偶然であることを心から願うばかりです。

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〇使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE グリーン 1.0号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12LB(MORRIS) ルアー : パニッシュ85F(SMITH)                      ※ バーブは潰しています         CB70DRIFT TR(SMITH)                      ※ バーブは潰しています スナップ: SPスナップ #2 強度21Kg(SMITH) ネット : チェリーネット Lサイズ 旧タイプ サクラ(SMITH)

6 years ago

中禅寺湖 蝉ブラとはまさに我慢の釣り!(備忘録)-2018.05.29-

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先日、代休を利用して中禅寺湖に出掛けてきました。 波間に見え隠れする蝉ルアーに目を凝らすこと8時間以上⏰ 途中、波の作り出す明暗が魚に見えたりして、無駄にドキドキ💘した場面も何度かありましたが(笑)、今回も何とか本命の蝉ブラを手にする事が出来ました!

前回は(魚の反応の様子から)蝉には少し時期が早過ぎたかな?と感じていたので、今回はきっと良い思いが出来るだろうと期待してやって来たのですが、状況にあまり変化は見られませんでした(-_-) 蝉には目もくれずに未だワカサギを追い回している個体が見られたことから、遅れて始まったワカサギ接岸の影響が少なからずあるような気がしています。次回釣行に期待したいところです(*'▽')/

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(上写真)この日は太陽が昇ってからいろは坂を登りました。蝉ブラの時期は早起きする必要がないので身体が楽でとても助かります。

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(上写真)今回も山側を丹念に探りました

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(上写真)晴れ間が見えたのは短時間だけでした。※ 釣れた場所とは関係ありません

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(上写真)美蝉に出たブラウントラウト(51cm)。とても太い個体でサイズ以上に大きく感じられました

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(上写真)口元には最近?釣られたような痕がありました

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(上写真)デップリおなか🐷

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(上写真)近年は鰭の綺麗なブラウンを多く見掛けます

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(上写真)湖畔のヤマツツジが満開でした🌸

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(上写真)夕方にはモンカゲロウのスピナーフォールを目にする事が出来ました

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(上写真)美蝉に出たブラウントラウト(46cm)。2度のミスバイト後のストライクでした!

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(上写真)この時期はこの色味の強いブラウンが一番大好きです!

その他の蝉ブラの記事はこちら

13 years ago

中禅寺湖釣行 -20110618-

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この日向かった先はまたも山側のポイント。『今日こそは国道側へ!』との意気込みでいつもより早い時間に自宅を出てきたのですが、 国道側の路肩は相変わらずの車だらけ。入れそうなスペースは全く無かったため、仕方なく此方へと逃げてきた次第でした。

それにしても今年の中禅寺湖の人気には凄いものがあります。今年はこの湖の好調が伝えられているのに加えて、この上にある湯の湖の釣りが一時休止を強いられているせいで(6月25日~再開しました)、釣り人が集中したものと思われますがこの日も兎に角凄い人出でした。

およそ1ヶ月振りに訪れた湖畔はすっかり様変わりしていました。芽吹きはじめたばかりであった筈の木々は青々と生い茂り、まるで初夏を思わせるような勢いです。湖の水位も30cm近く上昇したらしく、湖岸線は大きく後退、昼寝用にと考えていたスペースはすっかり水の中でした。そして前回釣行時に見られた沢山のワカサギ。こちらもいまだ健在でしたがよく見ると少しサイズが小さめでどこか違和感を感じます。お腹に卵を抱えている様子もなく、かといって産卵後の弱りきった個体とも思えません。元気良く泳ぎ回るその姿は1ヶ月前に見たものとは明らかに違った個体でした。おそらく彼らは1年魚、来春の生後2年目にして産卵に参加する個体だと思われます。これまでの過去5年間、この湖でこんなに多くのワカサギを目にした年はありませんでした。この調子ならまた来年も多くのワカサギたちの姿を目にする事が出来るのではないでしょうか。 

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(上写真) 凡そ1ヶ月振りに訪れた湖畔はすっかり様変わりしていました 

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(上写真) 岸際は至るところワカサギだらけ 

夏至まではあともう僅か。夜明けの時刻が確実に早くなっている事を実感しながら釣りを開始しました。最初に結んだルアー はハルゼミルアー。当初の予定では使うつもりは無かったのですが、せっかく山側に来たのだからと朝一だけでも試してみる気になりました。ところが釣りを開始するや否や、突然の大雨! 湖面を激しく叩きつける大粒の雨に自身の蝉ルアーがどこにあるのかさえ見分けがつきません。さすがにこの状況ではトップに出るとも思えず、早々にスプーンの釣りに切り替えました。 ここで選んだルアーはヘブン16g、カラーはGPP(G)。このカラー、大変人気のカラーであるらしくショップさんではいつも欠品状態。入手がなかなか困難なカラーでしたが、先日偶然に見つけることが出来ました。パールホワイト(裏はゴールド)に鮮やかなピンク色を施したこのカラーは人の目を強く惹きつけますが、魚に対しても抜群の効果を発揮してくれます。朝一のローライトしかも今日の様な曇天雨交じりのお天気の中ではまさにうってつけで、同じような状況のなか過去に何度も良い思いをさせてもらってきた大変思い入れのあるカラーです。 このように私にとっては非常に相性の良いカラーだといった事もあり、釣れる気十分、自信満々に湖底付近を探っているとすぐに明確な反応が返ってきました。湖底を僅かにきるギリギリのラインを、リフト&フォールで丁寧に誘い、その後に行ったリーリングの開始直後に相手は喰ってきました。 (きたっ!!) 誘いや食わせの間などまさに絵に描いたような釣れ方に気持も大いに盛り上が ります。ですが残念なことに、その後数十秒も経たないうちにフッ!とラインテンションが無くなってしまいました。独特の首振りや鈍重な引きの様子などからして相手はおそらくレイクトラウト。そんなに大きな個体とは思えませんが、ひょっとしたら...と思うと悔しさが込み上げて来ました。  そしてそれから数十分後、この日2度目となるアタリがやってきましたが、ものの10秒も経たないうちに此方もフックオフしてしまいました。針先を見ても何らおかしなところは見当たらないためなんとも納得がゆきません。まだ釣りを開始したばかりでしたが、私の脳裏には早くも 『ノーフィッシュ』という文字がちらつき始めていました。 この日は1か所に長くは留まらずに次々とポイントを移動して行きました。あまり馴染みがなく(水中の)地形の様子が分らないポイントでは根掛かりを避けるために表~中層域のみをトラウティンサージャー8cmで手返しよく探りました。そして底質や地形など良く見知ったポイントでは湖底も含めて丹念に探って行きました。 そして激しい雨も降り止み、湖面がようやく静けさを取り戻したタイミングで、待ちに待った魚からの反応がかえってきました。相手はホンマス(41cm)。今回はちょっと深目の水深5mくらいの中層レンジから巻き始めたトラウティンサージャー8cmのリーリング&フォールで喰ってきてくれました。 私は今回このホンマス釣果をもたらしてくれたトラウティンサージャー(HMカラー)を購入してから実に5年以上も使い続けていま す。その使用頻度を物語るように塗装は背面と頭の部分だけを残してあとはほとんどありません。仮にヤフオクに出品したとしても おそらく買い手はつかない、それくらいの状態です。ですがなぜかこれが良く釣れるのです。良く釣れるといっても数が沢山釣れる訳ではなく、(どうしても一匹欲しい!)そんな最終手段的状況の中で使うと高い確率で良い結果が返ってくるというものでした。

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(上写真) トラウティンサージャー8cmの中層トレースに出たホンマス 

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(上写真) 塗装はもうほとんどありませんがなぜかこれがよく釣れます 

この何だか分からないけど良く釣れる!ということに気付き始めた頃は、世間でもよく聞かれる(塗装がハゲかけのスプーンは良くつれる!)と似たような類の現象だと思っていました。そしてこれを確かめるため、過去に何度か新品の同じカラーを使って釣り比べをした事があるのですが、釣れたのはやはりハゲかけの方でした。(ああ、ほんとうのことなんだ!) ですが最近、さらに劣化の進んだこのルアーを目にして思うのですが、釣れる本当の理由はそれではなく、これなら絶対に釣れるだろうというその『想い』がきっとそうさせているのだろうと強く思うようになりました。 釣果を大きく左右するもののひとつに集中力があげられます。『これは釣れる!』という強い想いは集中力そのものですから、きっと良い結果に繋がる事も多いのでしょう。そして釣れたとなれば、必然的にそのルアーの出番はどんどん増えてゆく筈で、結果としてルアー(塗装)はボロボロに...。 実際、(塗装がハゲかけのルアーは良くつれる!) という事もあるのでしょうが、(良く釣れるから塗装がハゲる!) 今の私にはこちらの方が何かしっくりくるような気がしています。

時折、雲間から太陽が顔を覗かせるような天気のなか、西へ向かってポイ ントを転々として行きました。雨が上ってからあちこちでライズが見られるよ うになり、湖面が俄かに活気づいています。そんな中、突然 岬の向こう側から聞こえてきた『ガボッ』という派手な水音に誘われて息をひそめて出向いていったところ、その正体はなんと水鳥のダイビングでした(笑)。こんな感じでそれらしい雰囲気を持った場所では湖面に蝉ルアーを浮かべて、それらしい事をしては見たのですが、残念ながら私にはまったく反応はありませんでした。

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(上写真) それらしい雰囲気はあるのですが反応はなし...。

それからさらに進んで行くと見慣れたスプーニングのポイントに差し掛かりました。勝手知ったるそのポイントには水辺に3つものイケスが残されていました。原形をしっかり留めていたことから、つい最近少なくとも3匹以上の釣果が上がっていた事が窺えました。それならばと、朝一と同様にヘブン16gを使ってディープレンジをリフト&フォールで探りました。 直ぐに良い反応が得られるのではないかと期待したのですが、そう甘くはありませんでした。朝の貴重な時合いも残すところあと僅か。今日はあまり一ヶ所に長居し過ぎても良いことはないだろうとの判断から移動を決意。移動前に最後に数投、ルアーチェンジして急深の駆け上がりをリーリングで探りました。ルアーの種類は違えど、先程まで何度も探っていたポイントです。ルアーの動きやトレースコースが変わった事により捕食のスイッチが入ったのか! 或いは、うまい具合にフレッシュな個体が入ってきてくれたのか!は分かりませんが、リーリングのかなり後半に突如何者かがルアーを引っ手繰ってゆきました。引きの様子からしてあの魚に間違いありません。今度こそは絶対にばらすまい。キャッチ出来ることだけを信じて祈るような気持ちでやり取りを行いました。そして...。 (ありがとう!) なんとか無事にネットに収まった相手はやはりレイクトラウト(66cm)でした。体の色がとても濃くどこか居着きを思わせるような個体でした。 

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(上写真) レイクトラウト 66cm (バッハスペシャルJPV 18g SBLPカラーにて)

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(上写真) 掛け上がりのステディーリトリーブで喰ってきました

その日の午後は先輩フライマンさんと合流して、国道側へと向かいました。結果から言ってしまえばノーフィッシュ! 途中、晴れ渡った湖面が急に濃い霧に包まれた際にほんの一瞬だけ魚っ気を感じたタイミングはあったのですが、結局なにも起こることはありませんでした。ですが、刻々と表情を変えてゆく霧と光の作り出す大パノラマを見ているだけで、気分は十分に満ち足りていました。こんな素晴らしい景色に出会えるのも、水辺に長く立つ釣り人ならではの特権でしょうね。

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(上写真) 急に霧が立ち込め、幻想的な雰囲気が辺りを包みました

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(上写真) たとえ釣果がなくとも、こんな景色が見られただけで満足でした

~ その翌週 ~  スミス・スタッフさんをお誘いし、先週とほぼ同じコースを辿って各ポイントを探って行きました。昨夜は月齢が16前後と月明かりがとても明るい夜、こんな日の翌朝はあまり良い思いをしたことが無かったため、開始前から不安が募りました。 そしてその不安は的中!先週、雨上がり後にあれだけ見られたライズやボイルはまったくの皆無で、さらにお昼過ぎからは大雨に見舞われる など、この日我々は散々な目にあいました。ですがスタッフさんのアドバイスに助けられたと言って良いでしょう。ボウズだけはなんとか免れることができ、日没後に我々は家路へとつきました。

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(上写真) レイクトラウト 57cm (ヘブン 16g GPP(G)カラーにて)

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(上写真) スタッフOさんのアドバイスにはいつも助けられてます 

そう、最初は本当に帰るつもりだったのです。ですがこの日の釣りがあまりにも納得がいかなかったのと、駐車場で一眠りしたら思いの外、体力が回復してしまったという事もあり、私だけあともう1日 山側を探り直して見ることにしました。 そして明けて翌朝、前日にも入った気になるポイントへと一目散に向かいました。この日は端からレイクトラウト狙い!  私にとってはこの時期ならではの探り方である、スプーン(バッハスペシャル・ジャパンバージョン)を使った湖底からの巻き上げ(リーリング)でカケアガリを舐めるようなイメージで探って行きました(この探り方、私は根掛かりを避けるため、地形を熟知したポイントでしか行いません)。  am7:00前には小型ですがなんとかレイクトラウトを手中に収める事が出来ました。そしてさらなる大物をと、ポイント移動を繰り返しながら手を変え品を変えて色々なアプローチで探っていると、ついに出ました。トラウティンサージャー8cm に対する反応です。 水深15mほどのポイントに対して、凡そ10mを目標にテンションフォールでカウントを刻んでいたところ、いきなりラインが走ったものだからとても驚きました。 相手はレイクトラウト 70cm。この個体、これまで相手にしてきたレイクトラウトの中では一二を争う引きの強さで、とてもハラハラさせられました。 今回使用したロッドのラグレス・ボロン(TLB-83DT)。この製品の 『超大型トラウト専用ロッド』という謳い文句に、これまでずっと申し訳なさの様なものを感じていたのですが、やっとこれに相応しいサイズの相手とやり取りをする事が出来ました。その意味でも喜びはひとしお、大変に思い出深い一匹となりました。

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(上写真) レイクトラウト 70cm。やっとこの竿に相応しいサイズが釣れました 

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(上写真) トラウティンサージャー 8cm(レーザーパール) のテンションフォ ール(小ピッチでのバイブレーションアクション)で喰ってきました

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(上写真) もうすっかり夏の景色です

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(上写真) 今シーズンも残すところあと数ヶ月。さらなるサイズアップを目指して、あと少しだけ足を運んでみたいと思います 

〇 使用タックル <タックル①> ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー : TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 8lb (MORRIS) ルアー : トラウティンサージャー 8cm (SMITH) フック : シュアーフック Wトラウトタテアイ6G、7G (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)   <タックル②> ロッド : TRBX-SS83SD  インターボロンX  (SMITH) リール : CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー : TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) ルアー : ヘブン 16g (SMITH)         バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g (SMITH) フック : シュアーフック Wトラウト8G (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)

<タックル③> ロッド : TRBX-SS78M  インターボロンX  (SMITH) リール : CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : VARIVAS ガノア フィネスアプローチ 6lb (MORRIS) ルアー : 蝉ルアー(ハンドメイド) ネット : マリエット・ネット (SMITH)

11 years ago

春の芦ノ湖 サイトでミノーイング 2014

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 今回はワカサギの接岸が依然ピークを迎えているという5月中旬の芦ノ湖に出掛けてきました。本格的な春の訪れに湖の状況も大分変ってきているようす。水辺に沢山のワカサギが見られる状況はこれまでとあまり変わりはありませんが、傷ついた個体 或いはやせ細って動きの弱々しい個体が多くなった状況を見ると、彼らの産卵行動がいよいよ終盤戦であることが窺い知れました。

そして彼らの動向に合わせるかのようにトラウトたちの動きにも次第に変化が現れ、前回まで通用した釣り方が今回はまったく効かないといった状況をこのところ毎回味わっている様な気がします。 そんな感じでなかなか思い通りには行かないけれど、フィールドの変化を直接肌で感じられる今の状況に幸せを感じる2014年の春でした。

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この日使用したタックルは、ロッド:TLB-83DT ラグレスボロンにラインはPE 0.8号(12lb)+フロロ・リーダー 10lb の組み合わせ。使用したルアーは前回と同様にパニッシュ85Fを選択しました。これを当日の魚の状況に合わせて手を変え品を変えて広くポイントを探って行きました。 今回も狙う相手はワカサギを求めて浅瀬をウロウロしている個体。彼らの回遊コースを見極めて、最も狙いやすい地点まで静かに移動した後は、一本の杭となって相手がやって来るのをただひたすらに待ちました。そして運良く魚が回ってきたらまずは相手が向かう進行方向先から僅かに狙いをずらしてルアーをキャスト! 相手の視界ギリギリのラインをイメージしてストレートリトリーブで魚の反応を窺いました。 ルアーを見た途端に急いで逃げてゆくようであれば、それ以上深追いはせずに次の機会を待ちました。相手が待ってましたとばかりにルアー目掛けて突進してくるようであれば、それはもういう事なし! ですが相手は百戦錬磨の兵たちです。シーズン初期ならまだしも、フィッシングプレッシャーが相当に掛かった今の状況に於いてはそんな個体などめったにお目に掛かれるものではありませんでした。

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それでもルアーに対してちょっとでも興味を示す個体がいたならまずは大成功! 相手の姿と去って行った方向をしっかりと目に焼き付けました。 恐らく彼らは一日のうちで同じコースを何度も行き来を繰り返している筈。 再び目の前に現れたら先程の反省を活かして再度アプローチを行いました。 (これならどうよ!!) いくら寛容な相手でも、二度も三度も変なアプローチで迫ってこられたらさすがに興も覚めてしまったのでしょう。そのうち見向きもされなくなってしまいましたorz...。 恐らく普通のフィールドなら、この折角のチャンスをモノに出来なかった時点でこの日の釣りは終了です。ところがこれで終了とならなかったのが今シーズンの芦ノ湖の凄さでした! トライ&エラーの結果、相手をスレさせてしまっても、やる気のある別の個体がまた相手をしてくれるのですからほんと驚きです!この漁場の豊かさには感動すら覚えました。

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私の入ったポイントだけがたまたま凄かったのか?或いは今年だけの幸運な出来事だったのか? 普段通いなれていないフィールドのため、実際どうなのかはよく分かりませんが、地元漁協さんをはじめ地域の人たちの活動を知るにつけ、これがきっと今現在の芦ノ湖の実力なんだろうなと感じています。 芦ノ湖 ほんといい魚たちが育っています! また来年訪れるのが楽しみなフィールドです。

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〇 使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb(MORRIS) スナップ: クイックロックスナップ #2(SMITH) ルアー : パニッシュ85F、70F(SMITH)       チェリーブラッドMD75(SMITH)       AR-SS Minnow(SMITH) ネット : チェリーネット サツキ(SMITH)


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10 years ago

中禅寺湖釣行(備忘録) -20150504-

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今季初となる中禅寺湖に出掛けてきました。 メタルジグ&スプーンを使ったディープゾーンの釣りは残念ながら不発に終わりましたが、表層のミノーイングで良い魚たちが顔を出してくれました! 今年はワカサギの接岸が順調の様です。ポッコリお腹のナイスバディなトラウトたちに会うために、また近いうちに訪れたいと思います。

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(上写真)ヤシオツツジがちょうど見頃をむかえていました

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(上写真)当日は山側ランガンで10数キロは歩いたのではないでしょうか。坂本さん大城さんお疲れ様でした。

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(上写真)この時期の水位としては少し高めかも

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(上写真)日中の表層水温9℃超え!5月初旬にしては少し高いような気が...。

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(上写真)日差しを浴びて金色に輝くブラウントラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)まさに三角定規といった表現がぴったりな立派な尾びれでした

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(上写真)今年も登ってみようかな

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(上写真)ボイル打ちで出たブラウントラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)斑点の模様が最初のブラウンとは少し違いました

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(上写真)何度もジャンプを繰り返してくれたレインボートラウト。パニッシュ85Fにて


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トラウトルアーフィッシングの備忘録

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