蝉ブラを求めて初夏の中禅寺湖へ 2014

蝉ブラを求めて初夏の中禅寺湖へ 2014

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エメラルドグリーンの湖水の奥深くから、突如 黄色い影が浮かび上がってくるあの光景、あの緊張感、そして最後に訪れるあの敗北感(またフラれたぁ~) 今回は備忘録として2014年6月の中禅寺湖での蝉の釣りについて振り返ってみました。

春先に関東地方を襲った季節外れの大雪に代表されるように、2014年の前半はとても不安定な天候が続いたという印象が強く残っています。これは4月、そして5月に入ってからも雨という形でダラダラと続き、中禅寺湖では異常なくらいの水位上昇という形でその影響が現れました。

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そして6月、依然として雨に見舞われる日がとても多く、湖の水位はさらに上昇の一途を辿っていました。湖岸線はさらに後退し、この時期のブラウンの良い着き場となっているブレイクラインは射程圏内の遥か向こうといった具合でした。 この降り続く雨は肝心の蝉の活動にも大きな影響を与えたようで、葉の裏をひっくり返せば沢山の蝉が居るのに、一日中その鳴き声を聴く事が出来なかったなんて日も珍しくはありませんでした。 勿論、こんな日は湖面に落ちている蝉などは居ないため、これを狙ったライズなど起こる筈もなく、湖面はいつまで経っても静まり返ったままでした。

でもこんな状況でも蝉を強く待ち望んでいる個体は居るようで、6月初旬の週末、今年も何とか無事に蝉初めを迎える事が出来ました。 この時使用したルアーは美蝉(ビセン)。ハルゼミをモチーフにしたトラウト用のトップウォータープラグで、私は市販の物をフックを交換して使用しています。当日はこの美蝉(ビセン)をロッドティップを高く掲げた状態で小刻みに連続シェイク! それと同時にゆっくりとリーリングも行ってやる事により、水面を羽をバタつかせて移動する溺れた蝉を演出しての釣果でした。

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ところがこの積極的な誘いの釣り、昨シーズンはテッパンの誘いであった筈なのですが、どういう訳か今年はなかなか反応が得られませんでした。 水位の上昇による湖岸線の後退、これが魚と人との距離を縮めてしまった事が魚には相当なプレッシャーとなっているのではないだろうか? これは私の勝手な解釈ですが、今シーズンの蝉の釣りを通して常に感じていた事でした。

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そんな状況のため、今シーズンはこれまでよりもさらに細心の注意を払って魚へのアプローチを試みました。水辺にはなるべく近づかずに、何をするにも兎に角、静かにそ~っと、そ~っと! そして水辺から僅か3m足らず、小雨がシトシトと降り続けるなか、美蝉(ビセン)のホットケに出てくれたのは良型のブラウントラウトでした。 美蝉が漂う湖水グリーンに突如さす黄色い影! その後激しく割れる水面、手に伝わってくるフッキングの感触! その後の相手との激しいやり取りと、ネットイン後に訪れるこの上ない安堵の感情! これらどのシーンを思い返してみても間違いなく今期5本の指に入るであろうとても印象深い出来事でした。

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きっとまた来シーズンは違った顔を見せてくれるであろう中禅寺湖の蝉パターンの釣り。今から来年が待ち遠しくて仕方ありません!

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〇 使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) ルアー : 美蝉(ビセン) (SMITH)       ※ フック交換実施。ラインはアイのスプリットリングに直結。 フック : フロント側 シュアーフックWトラウトタテアイ 4B (SMITH)       リア側 シュアーフックWトラウトタテアイ 5B (SMITH)       ※ バーブは潰してあります ネット : チェリーネット・サツキ (SMITH)

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13 years ago

中禅寺湖釣行 -20120512-

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 2012年 春、例年とは少し違ったかたちで中禅寺湖が釣りの季節を迎えました。未だかつて誰も経験したことの無い大きな問題に対して、今は何もかもが手探りの状態。色々な立場の人たちの意見を集め 試行錯誤を繰り返しながら、この湖での釣りが少しでも良い方向に進んで行ってくれる事を切に願います。

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今シーズンの中禅寺湖は国道側でのみ岸釣りの遊漁が認められました。これまで山側での釣りを楽しむ機会の多かった私にとって、国道側はどこも馴染みの薄いポイントばかり。そんな私でも知っているような大場所のポイントは当然の如く朝一から満員御礼といった状態。とりあえずは入れそうなポイントを探してしばらく歩き回る事にしました。

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今年は夏の電力不足に備えて?いるのか、例年のこの時期としては有り得ないほどに湖は超満水状態でした。このため ただでさえ遠浅の地形の多い国道側のポイントは何処も湖岸線が大きく後退してしまっており、探りたいブレイクラインは手の届かない遥か沖の方へと行ってしまいました。 もうここまでくるとほんと魚が岸寄りしてくれる事を祈るしかありません。

 この日 まず最初に手に取ったルアーはトラウティンサージャーの6cmでした。例年 4~5月中旬くらいまでのいわゆる解禁初期の時期に、岸寄りしたヒメマスやホンマスを狙うのに私が最も多用しているルアーのひとつになります。 湖の表層水温が4~7℃といったかなりの低温で推移するこの時期、彼ら冷水性の魚たちは(特にヒメマスは)想像を超えるようなド表層を群れで回遊している事が多いようです。しかもこの回遊が岸からのキャスティングで十分狙える範囲内まで近づいて来る事があるというのですから、私のような岸釣り愛好家にとっては、まさに釣り欲が最もかき立てられる季節であります。

am9:00の釣り開始時刻までの間、湖面をしばらく眺めていましたが、魚が岸寄りしているような様子はまったく感じられませんでした。 一抹の不安が残りますが当初の予定通りにトラウティンサージャー6cmを使って、まずは表層付近から探ることにしました。 ルアー着水後は糸ふけを取り、ラインテンションを保ったままカウントを刻みました。トラウティンサージャーはテンションフォールでは小刻みなバイブレーションアクションを続けながら水平姿勢でゆっくりと沈下してゆきます。これがトラウティンサージャーの特徴であり最大の持ち味です! キラキラと明滅しながらゆっくりと沈下してゆくこの姿が、魚たちを強烈に惹きつけるものと思っています。

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魚の泳層がまったく分からないため、とりあえずはカウント10からスタートする事にしました。時折このフォールの際にもバイトしてくることがあるため、念のためラインの動きにも気を配りました。 カウントダウンで必要な数を数えたら、次はリーリングをスタート。巻きスピードは状況により色々と変えるようにしていますが、とりあえずは私の中でのスタンダードである、およそ1回転/2秒(2500番ノーマルギアのスピニングリールを使用)の巻きスピードから始めることにしました。 極力一定の巻きスピードで10回ハンドルを回したら、リーリングする手を止めテンションフォールでカウント3~5を刻みました(これで1セット)。 この後は再びハンドルを10回巻いた後にカウント3~5でテンションフォール。その後 また巻いてはフォールの繰り返しで、ルアーが竿先の視界に入ってくるまで丁寧にやり切るようにしました。 ですが今回入ったような遠浅の地形では、上記の操作を手前までしっかり行ってしまうと、ルアーが手前の岩などの間に挟まってしまい まさかの根掛かり!なんて事にもなり兼ねませんので地形によっては手前は捨てるなどの状況判断が必要となってきます。 決して安くはないルアー、しかもそれが大変思い入れのあるルアーであったりしたら、ロストのショックはきっと計り知れないものになるでしょう。愛してやまないフィールドを汚さないという観点からもあまり無理な探り方はしない方がよいと思います。

釣り開始からおよそ1時間が経過しました。途中 (おやっ!?)と思わせるような違和感を感じた場面もありましたが、突然のことで体が反応出来ずに結局フッキングまで持ち込む事は出来ませんでした。 ここで向かい風が若干強くなってきた事と、ルアーのアピール度を増したいという思いから、トラウティンサージャーを 6cmから8cmへとサイズアップを試みました。 たまたまいいタイミングで魚が廻って来ただけなのかも知れませんが、この後 ルアーのサイズアップが奏功する形で短時間のうちに複数匹の魚を手にする事が出来ました。

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どんな状況にあろうともこんな美しい魚たちを育む中禅寺湖はやはり素晴らしい! 今回の釣行を通してこのことを改めて実感しました。

6 years ago

尚仁沢アウトドアフィールド スローな釣りが吉!?(備忘録)-2019.02.05-

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先日、尚仁沢アウトドアフィールドさんにジャガートラウトを狙いに出掛けてきました。前回、ミノーイングでとても反応の良かったジャガートラウトですが、あれからもうひと月も経ってしまっていたので反応が得られるのか少し心配していたのですが、こちらの期待にしっかりと応えてくれました。

当日は急な冷え込みのせいか、前回のように勢いよくアタックしてくる個体は少なく、パニッシュ55のSPタイプで移動距離の少ないジャークを行った後に、長めのストップを入れてやることで口を使ってくれる個体が殆どでした。 決して簡単ではありませんでしたが、あの素晴らしい引きを味わいにまた訪れたいと思います。 ※ 魚の写真は釣り場の管理者様の許可を得て一部撮影させて頂きました ※ 尚仁沢アウトドアフィールドさんのHP : http://www.shojinzawa.com/

使用タックル ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマード🄬フロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー :  パニッシュ55 SP(SMITH)※フック変更実施  DDパニッシュ65F(SMITH)※フック変更実施  ボトムノックスイマーⅡ 3.2g(SMITH)※フック変更実施  D-コンタクト50mm(SMITH)※フック変更実施  ロングA B14AP(BOMBER)※フック変更実施 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)       SBL-75M #2(OWNER)※ロングAで使用

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(上写真)ちょっと遅めのam8:00前の到着となりました

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(上写真)水温が低いためか、追いがいま一つで速い動きにはついてこられない感じでした

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(上写真)このため、ルアーをジャーキング後、しっかり食わせの間を入れてあげることでやっと喰ってきてくれました。パニッシュ55SP(GTOパールにて)

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(上写真)ボトムノックスイマーⅡでボトムを叩くも、出てくれたのはこの一匹だけでした

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(上写真)こちらもパニッシュ55SP(ヒメマスカラー)にて

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(上写真)パニッシュ55SP シングルフック&テイルのみダブルリングに変更。この設定だとサスペンドではなくスローフローティング

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(上写真)連日のように叩かれているのか、前回(一か月前)のように連発とまではいきませんでした

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(上写真)いつも高活性の小型のイワナたち

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(上写真)何度も場所移動を繰り返しての釣りが続きます

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(上写真)この色が見たかったんです

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(上写真)イワナに近い?ジャガートラウト(一般的にはイワナ♀とブルックトラウト♂の交配種と言われています)DDパニッシュエリア65Fにて

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(上写真)こちらもDDパニッシュエリア65F(オリーブカラシ)にて

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(上写真)一匹だけでしたが、ロングA B14APで口を使わせる事が出来ました

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(上写真)何気に試してみたD-コンタクト50でドナスチが

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(上写真)D-コンタクト50によるボトムトレースに出てくれました

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(上写真)こちらもD-コンタクト50(ヤマメレーザー)にて

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(上写真)またジャガートラウトに会うために此方に訪れたいと思います


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7 years ago

蝉ブラを求めて初夏の中禅寺湖へ 2017

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 中禅寺湖の初夏を代表する蝉の釣り。私はよほどの事がない限り日が昇ってから釣りを開始するようにしています。蝉が鳴き始める時刻、さらには蝉の釣りにとってはとても大事な要素だと思っている風の吹き始めが共に明るくなってからだというのがその理由なのですが、何はともあれしっかり寝た後に釣りが出来るというのはホント身体が楽でありがたいものです。

そしてこの日もポイントに到着したのはam7:00を過ぎた頃でした。 6月も終盤に入り、蝉師(アングラー)の数も大分少なくっている頃だろうと思って来たのですが その予想は大ハズレ、人の居ないポイントを探して歩いていたら山側のかなり奥の方まで来てしまいました。 その後 なんとかポイントに入れたまでは良かったのですが、波がまったくありません。遠くに見える岬の先端からは白い波の筋が伸びているので、岬の向こう側はそれなりの風が吹いている様ですが、こちらはまったくのベタ凪状態でした。

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先にも記したように、蝉の釣りに於いて湖面がある程度以上に波立っている事はとても大事な事だと思っています。 シーズン初期ならまだしも、今回のようなシーズン終盤では魚は連日のように叩かれ相当ナーバスになっている筈。周囲のちょっとした違和感も相手はきっと見逃しません。そしてそのちょっとした違和感を感じさせなくする(誤魔化す)のに私はいつもこの『波』の力を借りるようにしています。

水面に浮かんだ蝉ルアーを下から見上げ本物かどうか吟味しているブラウンの姿をよく見掛けます。 今のスレ切った状況なら間違いなくと言っていいほど、相手に見切られる事が殆どではないでしょうか。 相手にルアーの細部を見せないこと、さらにラインの存在も悟らせないこと(音も含めて)、これら両方を実現するために波の存在は決して欠かす事の出来ないものだと思っています。 このため今のような波の無い穏やかな時間帯は、私は釣り糸は垂れずに湖面が強く波立つまで 1時間でも2時間でもただひたすらに待ち続けるようにしています。 ですがただ待っているだけでは時間がもったいないので、水中の魚の動きを観察する事にしました。 急深のポイントなど地形的な問題から魚が必ず見えるとは限りませんが、大抵の場合 水色の変化するブレイクラインの下にブラウンは必ず居るものと思ってます(山側、国道側問わずに)。 もしちょっと先にブレイクを控えたシャローエリアなどであれば、水深50cmにも満たないような浅瀬を蝉を探し泳ぎ回っているブラウンの姿を何度も目にしたり出来るのではないでしょうか。

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そして今回の場合は後者の方でした。水際にあまり近付き過ぎないよう注意を払い観察を続けていると、二匹のブラウンが数十メートルの範囲内を左右に行ったり来たりを繰り返していました。そして時折、蝉を見つけては何の躊躇いもなく静かにパクッ!と。 試しに回遊コース上に蝉ルアーを浮かべて待っていると、異変に気付いてルアーの数メートル手前で即Uターン。あっさり見切られてしまいました。 分かっていた事とはいえやはり相手は相当に手強そうです。 これ以上は探らずに最初の予定通りに風が吹き出すのをじっと待つことにしました。

待ち望んでいた風が吹き始めたのはそれから1時間半ほど経過してからの事でした。でもさざ波が立つくらいでこれではまだまだ力不足。相手を騙すことは恐らく出来ないでしょう。 そしてさらに待つこと凡そ30分、東風がより強さを増し時折波が音を立て砕けるくらいの高さに成ったのを確認して腰を上げました。 (よし、始めるか!)

今回使用したルアーは美蝉(ビセン)。中禅寺湖のハルゼミをモチーフにしたトップウォータープラグで、私は市販の物をフックを交換(テイル&ベリー共に)して使用しています。当日はこの美蝉(ビセン)を水色が黄色からエメラルドグリーンに変化するブレイクラインのちょい先に静かにキャスト。その後はロッドティップを小刻みにシェイクして水面を羽をバタつかせて溺れている蝉を演出してやりました。

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すると間もなく波間に見え隠れする美蝉(ビセン)の下に黄色い影が浮かび上がって来ました。そして真下で吟味すること数秒、美蝉(ビセン)の浮かぶ水面がモワッと盛り上がりました! ひと呼吸おいてから落ち着いてアワセを入れましたが、これは残念ながらすっぽ抜けに終わりました。ですが針掛かりしていなかったのでまだチャンスはある筈です。 もう一度 先ほどと同じコースを流してやると再び黄色い影がゆっくりと浮上、さっきより長い時間ルアーを吟味した後で口先で軽く啄むように音もなくハフッと吸い込みました。 今度はふた呼吸くらいおいてからゆっくりアワセを入れましたが... (今度はどうだ!?)

相手は突如 我に返ったかのように動きを速め、もの凄い勢いで沖へと向かって走り出しました。 ギィーギィーギィーギィー...。

さっきまで目の前を泳いでいた黄色い影はエメラルドグリーンの湖水の奥に消え 直ぐに見えなくなってしまいました。 (これはデカイ!)

その後は寄せては走られを何度繰り返したでしょうか。相手が白い腹を見せて翻るたびに、いつフックが外れるかともうヒヤヒヤもの。その度に心の中では (お願いしますからどうか獲らせて下さい... どうか獲らせて下さい...。) の繰り返しで何度も祈りを捧げました。

せいぜい3分くらいのやり取りだったと思うのですが、ほんと長い時間に感じられました。 無事ネットに納まった相手は雄のブラウントラウト(64cm)。 写真では裏側になるので見えませんが、口元には過去に何度か釣られたような痕がありました。きっとこれまでにも多くのアングラーたちを楽しませてきてくれたのでしょう! ほんと可愛いやつでした。

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同じポイントで ↓

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別のポイントで ↓

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中禅寺湖の初夏を代表する春蝉の釣り。是非とも美蝉(ビセン)を携えてブラウンとの熱い駆け引きを楽しんでみては如何でしょうか。

〇 使用タックル

ロッド : IBXX-77MSD インターボロンXX(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE ブルー 0.8号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12lb(MORRIS) ルアー : 美蝉(ビセン)(SMITH)       ※ フック交換実施。ラインはアインのスプリットリングに直結 フック : シュアーフック Wトラウトタテアイ 4B ベリー&テイル共に(SMITH)       ※ バーブは潰してあります ネット : チェリーネット Lサイズ 旧タイプ サクラ(SMITH)

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9 years ago

芦ノ湖ブラウン 秋の陣開幕!(備忘録)-2015.11.03-

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芦ノ湖 秋の陣 初戦 今回も首の皮一枚と非常に危うい釣果でしたが、何とか無事に開幕する事が出来ました! 芦ノ湖、ほんといい魚たちが育っていますね!

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(上写真)朝一の表層水温は16℃

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(上写真)芦ノ湖のブラウントラウト(65cm)。パニッシュ85Fにて

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(上写真)パーフェクトな個体でした

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(上写真)とてもよく引く個体でした

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(上写真)芦ノ湖 Hakone as TOKYO-Ⅲ ご当地コーヒー!


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8 years ago

中禅寺湖 春のホンマス祭り!(備忘録)-2017.05.06-

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山の上にも漸く遅い春が訪れ、モノトーンだった景色も大分賑やかになってきました。もちろんそれは水の中でも例外ではなく、ワカサギとそれを追い回すトラウト達の姿で溢れかえっていました(← ちと言い過ぎかな) ミノーでよい釣りが楽しめるのも、きっとあともう僅かの筈。それを思うと少し寂しくなってしまいます。

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(上写真)今シーズン初の光モノでした

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(上写真)ホンマス(パニッシュ85F(CBオリカラにて))

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(上写真)今回一番サイズの良かったホンマス(43cm)。パニッシュ85F(CBオリカラにて)

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(上写真)上の写真と同一個体です

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(上写真)こちらもホンマス(パニッシュ85F(HHGORカラーにて))

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(上写真)これまでモノトーンだった世界にもようやく色が差してきました

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(上写真)今年はワカサギの出が少ないようです

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(上写真)日中の表層水温は9℃台でした

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(上写真)水際でレイクトラウトたちがワカサギの追い込み漁をする姿を何度も目にしました。※ 画像はイメージです

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(上写真)日中に出てくれた小型のヒメマス。チェリーブラッドLL70S(CBオリカラ)を使ったボトムからの巻き上げにて

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(上写真)ホンマスが釣れたのは朝一だけでした


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8 years ago

中禅寺湖 ランガンでミノーイング(備忘録)-2017.04.27-

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朝一はバイトが頻発するも中々フッキングまでには至りませんでした。なにか高い波の上下動によりルアーを喰い損なっている様な感じ...。珍しく活性が高かったのにほんともったいないことをしました。

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(上写真)朝一に出てくれたレイクトラウト(64cm)。パニッシュ85F(No.29 HHGOR)にて

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(上写真)am9:00前に出てくれたブラウントラウト(55cm)。パニッシュ85F(CBオリカラ)にて

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(上写真)ワカサギを飽食しているのか、デップリとした体形です

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(上写真)尾びれも立派

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(上写真)朝から各ポイントをランガンし、最終的に阿世潟の三角近辺まで足をのばしました。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)日中の表層水温は6℃台

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(上写真)白根の雪も大分少なくなってきました

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(上写真)箸を忘れてしまったので仕方なく...。

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(上写真)大物を期待して大場所に入ったのですが、まさかのサイズダウン

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(上写真)今シーズン初となる水辺での昼寝。気分は最高です!※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)丸一日やり切りました


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17 years ago

阿寒湖釣行 -20070721*-

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 2007年 7月21日~24日迄の4日間、会社の前期夏休みを利用して北海道は阿寒湖へ出掛けて来ました。凡そ1ヶ月前に、埼玉県朝霞市にある老舗管理釣り場 朝霞ガーデンさんのご厚意により同地を訪れましたが、良型アメマスを手に出来ないまま帰宅、モヤモヤした日が続いていた中での再釣行決意となりました。

阿寒湖を訪れた経験のある方なら、7月初旬ならまだしも、後半の釣りってどうなの??? と思われる方が多いかと思います。私も同じでWEB上で色々と検索してみても、7月後半の釣果情報は皆無といったありさまで一度は釣行を断念しました。 それでも釣行を決意したのは出発の4日前の事でした。今の時期、釣果の良し悪しを左右するのは水温(気温)。そしてこれらに急激な変化が無い事だと考え色々と事前調査を試みました。生憎、水温に関しては都合の良いここ数ヶ月程の連続したデータを見つける事は出来ませんでしたが、阿寒湖漁協(フィッシングランド阿寒さん)さんへ直接電話確認したところ、今現在の水温は16℃である事を確認しました。また気温に関しては気象庁(釧路気象台)のHPに阿寒湖畔のデータが大量に存在していたため、これを利用させてもらいました。あくまで水温が指標ですが、データが無いので気温で想像するしかありません。データをグラフにまとめると、阿寒湖はここ10日間ほど寒い日(平均気温で15℃を下回る)が続いており、さらにこの状態が比較的安定して続いていました。また、週間の天気予報では釣行予定日の前半が雨、後半は曇りから始まり徐々に回復に向かって行くとの内容でした。幾分、水温が高い事が気にはなりますが、水温がこれ以上急激に上昇する要素も見つからないため、ギリギリ何とかなるだろう!と判断し今回の阿寒湖釣行を決意しました。

阿寒湖畔にて 釧路空港へ到着すると予報通り天気は雨。観光客が皆がっかりしている中、ひとりテンションが上がります。釧路空港~阿寒湖畔迄は空港シャトルバス(片道 ¥2,090)を利用、定刻通りAM11:00に現地へ到着しました。ホテルのチェックイン迄にはまだ大分時間があるため、荷物だけ預かってもらい、さっそく湖畔へと繰り出しました。 小雨が降るなか桟橋から辺りを見渡すと、湖面には薄い霧が立ち込めており幻想的な雰囲気が辺りを包んでいました。 見覚えのある景色を前に『本当に来ちゃったよ!』と心の中でひとこと。胸の奥の辺りがじわじわと熱くなって行くのが感じられました。

とりあえず釣りは午後からという事で、まずは渡船でお世話になるフィッシングランド阿寒さんにご挨拶がてら阿寒湖の状況を伺いに行きました。

私『どうもこんにちは。先日のツアーではお世話になりました!』  『阿寒湖釣れてますか?』  『渡船をお願いしたいんですが、何処のポイントが良いですかね?』

 (?...?......???)   しばらくの沈黙...。表情からは明らかに困惑の色が伺えます......。

スタッフさん「えっ! 阿寒湖で釣りするの?」       「阿寒川だったら良いけれどね、いま阿寒湖で釣りしてる人なんて誰も居ないよ!」 ※ 一部実際の表現とは異なるところがあるかも知れません(笑)

ある程度予想していた答えでしたが、直に現地の人から耳にすると正直へこみましたorz... でもここまで来ていまさら引き返す訳にも行きません。釣り人が居て釣果情報が無いのは困りものですが、釣り人が居ないのですから釣果情報が無いのは当たり前です。釣り人が居ない事と、釣れない事は決してイコールにはならない筈。長らく人為的プレッシャーが掛かっていない分、水温さえ外さなければむしろ良い釣りが出来る筈だ!と本釣行を決意した自身の考えに立ち返り、何とか気持ちを盛り上げて行きました。 そんなこんなで多少のすったもんだはありましたが、釣行初日はスタッフさんの勧めもあり、ワカサギの魚影が多いという大島のポイントに渡してもらう事となりました。

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釣行初日 ~大島にて~ PM13:00 大島到着。渡船のお兄さんに別れを告げた後、まずは水温を確認しました。 表層水温 15.0℃ 予想していた水温を1.0℃も下回っています。 (これはイケるんじゃないの!) 自然と口元が緩んできてしまいます。 大島でのポイントは事前に湖底図を調べて決めていましたので、さっそくそのポイントへ向け歩き出しました。水辺に生える葦の成長ぶりから月日が確実に過ぎていった事が伺えます。 (あれっ!?) 前回の6月に訪れた際に、踏んでしまわないかと心配するほど居たワカサギ(3~4センチ前後)が全く見当たりません。深場に落ちたのかな?などと考えていると突如 沖でライズが! 魚種は判別出来ませんが狙いのアメマスだと信じ込みます。そして5分程でポイントに到着。場所は大島の南西角。対岸脇にある国道240、241号線を走る大型トラックの走行音が聞こえる事からも分かるように、大島から対岸までは割と近く、ちょっとした海峡ならぬ、湖峡?(こんな言葉ないと思いますが)を形成している所です。 湖底の等高線が割と密になっており、岸から直ぐに10~15mへと落ち込むカケアガリが続くポイントです。湖峡には滝口方向から吹き付ける風によるものと思われる強めの湖流があり、釣りをするにはちょっと厄介な感じでした。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=432615.0&l=1440652

あらためて辺りを見渡すと釣り人は私ひとり。遥か遠くに観光遊覧船が一隻見えるだけです。今この時間、阿寒湖は私ひとりだけの貸し切り状態。 (んん~っ ほんと来て良かった!) 至福のひと時です♡

『それでは そろそろ始めますか!』 第1投目 ルアーを凡そ40m程フルキャストしてフリーフォールで底まで沈めます。 水深は15m弱といったところでしょうか。ラインが全て水に浸かった事を確認した後、小さくシャクリを入れてからリーリングをスタートしました。底質を感じながらのゆっくりとしたただ巻き。足元にあるヘルメット大の岩が湖底にも広がっている感じです。 魚信ナシ。 2投目以降は表層からレンジを刻んで行きました。キャスティング方向、リーリングスピード、アクションの有り無し・・・ と色々と織り交ぜながらキャストを繰り返しました。 っとある時、ピックアップ寸前のルアー後方に魚の姿が!しかも大きい!! 白い斑点が視認出来たのでアメマスに間違いありません。心臓がバクバクと高鳴ります。 (あれっ、俺いまどこのレンジ引いてたっけな...?) 記憶を辿ると、カウントダウンの待ち時間を利用して辺りの景色の写真撮影をしてました。しかも長い間ずっと。 (そうだボトムだ!) 湖流が速くラインが流されてしまって、今まではボトムを取り切れていなかった事が考えられます。ルアーウエイトをバッハスペシャルの18gまで上げてしっかりとボトムが取れるようにしました。 そしてそれから数投の後、答えは直ぐに帰って来ました。またピックアップ寸前のルアー後方を良型のアメマスが追いかけて来ます。しかも水面ギリギリまで。 『おおっ!!!』 アピールがちょっと強すぎるのかな!? と今度はルアーカラーを地味目のもの(GBKOカラー)に換えて再キャスト。途中で何度かリーリングを止めて縦の動きを加えながらリーリングを行います。そしてロッドティップまで残り10m程といったところで突如『ズドン!』。ついに待ちにまった大きなアタリがやって来ました。 ライン越しに相手が身をくねらせている様子がはっきりと伝わって来ます。 (よし、ここは大事にいこう!) でもその直後、この考えを改めました。6月のあの悪夢が蘇ります。 大事にいこうと必要以上にドラグを緩めてしまったばかりに、相手のイトウに主導権を握られてしまい、水中障害物に巻かれて最後はフックアウト⤵ ここにもどんな障害物が隠れているか分かりません。ラインテンションを保ちながら、幾分強引なやり取りを行いました。 一瞬、黄色味がかった鮮やかな魚体が目に飛び込んで来ました。間違いなく相手はアメマスです! そして1、2分のやり取りの後ようやくネットに納まったその魚は、キズひとつない厳つい顔付きをした金色のアメマスでした(48cm)。

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釧路空港に到着してから、およそ3時間半後の出来事でした。 (やっぱりこの時期でも釣れるじゃん!) 贅沢を言えば50upは欲しかったのですが、なにせ釣行初日の出来事です。これで良しとしましょう! 喜びの余韻も冷めやらぬなか、手早くリリースを行った後にキャスティングを再開しました。波紋が出来る程ではないですが、風雨が幾分強まって来ました。 先程と同じようにボトム付近を意識しながらのリーリングをトレースコースを変えて繰り返していると、今度は数メートル先の足元でヒット! 釣りを再開してからおそらく10分も経っていないでしょう。余りの突然の出来事にハンドルを持つ左手が滑ります。おまけに足元の岩がぐらつき、後ろへ仰け反るかたちで体勢まで崩す始末。仕方なくロッドを持つ右腕を高く掲げたまま後ろへ下がり追い合わせを試みました。 (お願いだから外れていないでくれよ!) 急ぎ体勢を立て直し、弛んでしまったラインを巻き取ると......。 まだ付いていました! 身をくねらせて抵抗している様子がライン越しにはっきりと分かります。 そして無事にネットに納まった相手はこれまたアメマスでした。 一匹目とほぼ同サイズ(47cm)ですが、非常に厚みのある雄の個体でした。フィッシングランドのスタッフさんの話によると、今年のアメマスは大量発生したワカサギを飽食しているそうで、例年になくその魚体が太いとの話でした。なにせ今年が初めてなので、例年の状態がどれほどなのか分かりかねるのですが、思わず『なるほど!』と納得してしまう程のとにかく素晴らしい魚体でした。

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この後、迎えの船が来る夕方5:00迄の間に同様の狙い方で類似サイズの雄アメを1匹追加、さらに軽量スプーンのピュア(5g)を用いた表層~中層(2~5m)のステディリトリーブでレインボーと顔立ちの優しい雌?のアメマスをそれぞれ一匹ずつキャッチしました。この後者のアメマスは他の3匹とは明らかに体色が異なる個体で大変に記憶に残る一匹でした。 ある角度から見るとシルバー、また別の角度から見るとゴールドの光を放つベールを身に纏い、背ビレの付け根付近にはまさしく金粉という表現がぴったりな鮮やかな装飾を身体にあしらっていました。こんなに光り輝く美しい個体は今までに見た事がありません。 幼い子供に『昔の人はアメマスから金を採っていたんだよ!』と信じ込ませる事くらい、この魚を見せたら簡単に出来そうです。もちろんこの金粉の写真撮影を試みましたが、私のカメラテクでは実際の1/10も表現出来ていなかったため、今回掲載するのは止めにしました。是非とも見てみたいという方は現地で実際に確かめてみて下さい。

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そして夕刻5:00に納竿。明日以降に入る事になるであろう大島の別ポイントの景色を一通り目に焼き付けたのちに大島を後にしました。

阿寒湖釣行を終えて 本レポートは釣行1日目のみの内容ですが、全日程共に期待以上の釣果に恵まれたとても素晴らしい釣行となりました。 釣れる魚はみなコンディションが抜群で阿寒湖がとても豊かなフィールドである事を強く感じさせられました。この素晴らしさの陰には阿寒湖漁協さんをはじめ、近隣住民の方々など、阿寒湖および大自然を見守る多くの人たちの努力があることは想像に難くありません。ひとりの釣り人としてこれら皆さんの努力を不意にする事がないように、今後も節度を持って阿寒湖での釣りを楽しみたいと思いました。 2007年、阿寒湖との出会いは私の釣り人生を大きく変える年となりました。 広大な大自然の中、自然繁殖した野生のトラウトたちに出会える数少ない湖。 この湖がこれから先もずっと私たち釣り人を変わらずに迎え入れてくれる事を切に願います。 最後に、阿寒湖という素晴らしいフィールドに出会う機会を与えて下さった朝霞ガーデンさんに深く感謝致します。 朝霞ガーデン http://www.a-garden.com/index.html

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〇 使用タックル

ロッド : トラウトロッド 7.6ft リール : TWINPOWER 2500(SHIMANO) ライン : SUPER TROUT ADVANCE 6lb(MORRIS) ルアー : BUCH SPESIAL JAPAN VERSION 18g(SMITH)       PURE 5g&7g(SMITH)       TROUTIN SURGER 6g&14g(SMITH)       ※ フックはバーブを潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)

11 years ago

ハイシーズンの中禅寺湖へ 2013

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春のワカサギ接岸に合わせて熱くなるトラウトのシャローゲーム! 楽しめるポイントと期間がある程度限られてくる事もあり、一か所のポイントに多くのアングラーが集中して、中々思い通りの釣りが出来ないなんて言うことがよくあります。そしてこの日も私はポイント難民...(涙)

こんなどうしようもない時は気持ちを切り換えて別のエリアへポイント移動です。 もともと急深の駆け上がりマニアを自称する私にとっては、シャローエリアに入る方がむしろ稀な事ですから、いつものやり慣れたポイントへ戻るだけの事です。そんな訳で今回は、6月初旬の中禅寺湖でいつものディープエリアでいつもの釣りを楽しんできました。

今回私が入ったポイントは足元から一気に急深の駆け上がりが続くドン深のエリア。シャローエリアの賑わいとは対照的に、目に見える範囲内の釣り人の数は私を含めて数名程度といった感じでした。そして数はとてもまばらでしたが、こちらでも接岸するワカサギの姿をちらほら見つけることが出来ました。 それならばと、まずはシャローエリアと同様にチェリーブラッドLL70Sで表層レンジから探りました。但し、今回は沖に向かってではなく、岸際から竿一本分くらいのラインを岸と並行となるようにトレースして探りを入れました。すると僅か数投目でいきなりのヒット! ですがこれはラインの弛みが大きく、有効なアワセを加えることが出来なかったため、フッキングの直後に直ぐに外れてしまいました。朝一にありがちなとても初歩的なミス。ジャンプした魚のシルエットがそれほど大きくなかったのがせめてもの救いでした。そしてそれ以降は沖の方へも探る範囲を広げてみましたが、期待に反して魚からのコンタクトはありませんでした。 そして次はいよいよディープレンジを探ります。使用したタックルはロッド:IBXX-87BSP インターボロンXX(別名、中禅寺湖ボトムフィッシングスペシャル)に PE 1.0号(16lb)の組み合わせ。ルアーはヘブンの16g で カラーは#4 GGG(G)メタリック・グリーンゴールドを使用しました。このカラーは私の中では当たり外れが大きいという認識があるのですが、もし当たった時には良い釣りが出来ることが多いので、ついつい試してみたくなるカラーなのでありました。 そしていざ男体山の方角へ向けて大遠投! 小口径のKガイドとPEラインとの相性は抜群です。何といっても糸抜けが非常にスムース。そしてこの事が影響しているのでしょうが、高い飛距離を毎回安定して投げることが出来ました。そして8.7ftという少し長めに感じるロッドレングスと、ブランクスの持つ強めのパワーが、深場でのヘビーウェイト・スプーンの操作をよりコンパクトに、より少ない力でコントロールする事を可能にしてくれました。釣り人はそのお陰で、遠くの魚が出す僅かなアタリに集中する事が出来るのでした。 (きたっ!) 着底はさせずに湖底を僅かに切るラインをリフト&フォールで丁寧に誘っている最中での明確なバイトでした。これは完全に後付けされたモノですが、魚に誘いを掛けている時のルアーの動き、そしてそれに喰らいつく魚の姿、さらにフッキング後に相手が見せる抵抗のようす等々。これら一連の動作がまるで実際に水中で見てきたかの様に頭の中で再現されました。それほど理想的なフッキングとやり取りだったと言うことです! 相手はやはりレイクトラウトでした。細かな斑点がやけに目立つ、いかにもディープエリアの魚らしい黒味がかった恰幅のいい個体でした。

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(上写真) ディープエリアで釣れたレイクトラウト

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(上写真) ヘブン 16g GGG(G)カラーにて

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(上写真) その後、同じポイントで釣れた色味の全く異なるレイクトラウト

そしてこの後も同じポイントを探り続けました。さすがハイシーズンと言ったところでしょうか、静かにウェーディングをしていると、ほんの数メートル先の目の前をレイクトラウトやレインボーなどがウロウロウロウロと行ったり来たりを繰り返しています。私の腕ではあまり釣れる気はしませんでしたが、ここでルアーをフローティングミノーのパニッシュ85Fに付け替え、慣れないミノーイングに挑戦してみました。同じミノーでもリップレスミノーを使ったただ巻きならばそれなりの自信はあるのですが、相手が使い慣れないリップ付きのミノーとなると話はまったく別でした。 ここで前回ご一緒させてもらったスミス・スタッフさんが行っていたミノー操作を思い返しました。 (確かこんな感じだったよなぁ...) グリッ...グリッ...グリグリッ...。彼が何度も魚を掛けていたあの動きを真似しようとすればするほど、何かこうとても嘘臭いアクションになっている事が自分でもよく分かりました。ですがこんなアクションでも続けてみるものですね。注視していた水面が一瞬盛り上がったと思った次の瞬間、握りしめていたロッドにえも言われぬ心地よい感触が伝わって来ました。(やった!!) まさかこんなにも早く自分の操るミノーに喰ってくるなんて思いもしませんでした。あまりに突然の出来事でかなり動揺しましたが、それでも何とか無事にランディングに成功! 相手は少し茶色味がかった中々良いサイズのレイクトラウトでした。

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(上写真) 表層のミノーイングで出たレイクトラウト

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(上写真) パニッシュ85F(キャンベルオリカラ)にて

はやくも時刻はお昼少し前。この時間になっても相変わらず目の前には何匹ものトラウトたちの姿を確認する事が出来ました。もしこのまま釣りを続けていたら、いったいこの後どうなってただろう?と妄想は大きく膨らみましたが、この日は残念ながらここでストップフィッシング。後ろ髪を引かれる思いで水辺をあとにしたのでした。

〇 使用タックル

<タックル①> ロッド : IBXX-87BSP インターボロンXX(ボトムフィッシングスペシャル) (SMITH) リール : 13 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12lb (MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2 (SMITH) ルアー : ヘブン 16g (SMITH)       メタルミノー (SMITH) フック : シュアーフック Wトラウト 7G、8G (SMITH)       ※ バーブは潰してあります ネット : チェリーネット・サツキ (SMITH)

<タックル②> ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2 (SMITH) ルアー : パニッシュ85F(キャンベルオリカラ) (SMITH)       チェリーブラッドLL70S (SMITH)       ※ シングル・バーブレスフックに換装。テイル側に1本のみ       トラウティンサージャー 6cm (SMITH) フック : シュアーフック       チェリーブラッドLL70S用 Wトラウトタテアイ 6B (SMITH)       トラウティンサージャー用 Wトラウトタテアイ 5B (SMITH)       ※ どちらもバーブは潰してあります ネット : チェリーネット・サツキ (SMITH)


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11 years ago

ブラウンを求めて晩秋の芦ノ湖へ 2013

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 あの魚っ気ムンムンの状況の中、自分にはカスリもしなかった悔しさをきっかけに始まった芦ノ湖へのリベンジ釣行でしたが、釣れたら釣れたでまた行きたくなるのが釣り師の性(さが)であるようです! そんな訳で今回は晩秋の芦ノ湖へと 2013年の釣り納めをしに出掛けて来ました。

 この日入ったポイントは湖東側のとある一角。前回釣行時、終了時間ギリギリになってやっとの思いで魚を引き出せた、私にとってはとても印象に残るポイントでした。 夜半から吹き付ける北西風は未だに強く、湖面は大きく波立っていました。恐らくこの影響なのでしょう、前回あれだけ聞こえた朝一のボイル音はこの日はほとんど聞く事は出来ませんでした。 ですが目の前に広がる湖面からは魚の気配がビンビンと伝わって来ます。 恐らく釣り人にしか分からないこの感覚。興奮のあまり手は震え、ラインを結ぶのにも支障を来す程でした。

 この日用意したタックルはロッド:ラグレス・ボロン TLB-83DT にライン:PE0.8号+フロロリーダー10lb の組み合わせ。ルアーは本流でのサクラマスゲームでお馴染み スミスのフローティングミノー:チェリーブラッドMD75 を選択しました。これを前回と同様にステイ時間長めでの軽いジャーキングアクションで誘って行きました。 リアクションバイトとでも言うのでしょうか、前回はジャーキングの直後、ボディが一瞬バランスを崩した後での浮き上がりの際にバイトが集中しました。そこで今回も同じタイミングに特に意識を集中してポイントを扇状に広く探って行きました。 するとそんな中、遠方で大きな飛沫の音があがりました。暗がりのため目視する事は出来ませんでしたが、恐らくブラウンによるものだと思います(そう思いたい)。その音のした方角、さらに風の向きなどを考えるとリップ付きのミノーでは風の抵抗によりどうにも届きそうにありません。それならばということで、ここでルアーをリップレスシンキングミノー:チェリーブラッドLL70S へとチェンジ。向かい風なんて何のその! 狙いのポイントに向け、ルアーを遠投しました。 ラインスラッグに気を払いながらキャストを続けること数回。この日 最初となるアタリがやって来ました。釣り開始から僅か30分足らずでのヒット。いくら魚っ気ムンムンとはいえ、場合によってはボウズも十分あり得ると覚悟していただけに、この展開には正直 拍子抜けしてしまいました。 無事にネットに納まった相手は雄のブラウントラウトでした。

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 次のバイトが訪れたのはそれから凡そ1時間が経過してからの事でした。 チェリーブラッドMD75 に対して控えめなジャーキングアクションを加え、姿勢を戻し浮かび上がってくる途中で『ドンッ!』 これぞまさにミノーイングの醍醐味そのもの! といったとても気持ちの良いアタリでした。相手の動きはとても力強く、なかなか此方に寄って来てはくれませんでした。それでも何とか無事にネットインに成功! 相手は雌?のブラウントラウトでした。餌をしっかりと食べる事が出来ているとみえてコンディションは最高! こんな姿を見せられたら自然と顔がほころんできてしまいます。 魚はもちろんのこと、それを育む芦ノ湖にも大感謝の一日でした!

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〇 使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb(MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2(SMITH) ルアー : チェリーブラッドLL70S(SMITH)       ※ フックはシュアーフックのWトラウトタテアイ 6Bに換装       ※ テイル側1本のみでベリーフックなし       チェリーブラッドMD75(SMITH)       ※ バーブは潰してあります フック : シェアーフック Wトラウトタテアイ6B(SMITH) ネット : チェリーネット・サツキ(SMITH)


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6 years ago

中禅寺湖 蝉ブラとはまさに我慢の釣り!(備忘録)-2018.05.29-

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先日、代休を利用して中禅寺湖に出掛けてきました。 波間に見え隠れする蝉ルアーに目を凝らすこと8時間以上⏰ 途中、波の作り出す明暗が魚に見えたりして、無駄にドキドキ💘した場面も何度かありましたが(笑)、今回も何とか本命の蝉ブラを手にする事が出来ました!

前回は(魚の反応の様子から)蝉には少し時期が早過ぎたかな?と感じていたので、今回はきっと良い思いが出来るだろうと期待してやって来たのですが、状況にあまり変化は見られませんでした(-_-) 蝉には目もくれずに未だワカサギを追い回している個体が見られたことから、遅れて始まったワカサギ接岸の影響が少なからずあるような気がしています。次回釣行に期待したいところです(*'▽')/

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(上写真)この日は太陽が昇ってからいろは坂を登りました。蝉ブラの時期は早起きする必要がないので身体が楽でとても助かります。

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(上写真)今回も山側を丹念に探りました

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(上写真)晴れ間が見えたのは短時間だけでした。※ 釣れた場所とは関係ありません

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(上写真)美蝉に出たブラウントラウト(51cm)。とても太い個体でサイズ以上に大きく感じられました

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(上写真)口元には最近?釣られたような痕がありました

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(上写真)デップリおなか🐷

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(上写真)近年は鰭の綺麗なブラウンを多く見掛けます

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(上写真)湖畔のヤマツツジが満開でした🌸

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(上写真)夕方にはモンカゲロウのスピナーフォールを目にする事が出来ました

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(上写真)美蝉に出たブラウントラウト(46cm)。2度のミスバイト後のストライクでした!

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(上写真)この時期はこの色味の強いブラウンが一番大好きです!

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トラウトルアーフィッシングの備忘録

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