中禅寺湖釣行 -20100409-

中禅寺湖釣行 -20100409-

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 全国各地から湖解禁の便りが届いて久しい今日この頃、どうにも我慢が出来なくなった私は、解禁間もない4月の中禅寺湖に出掛けてきました。 この日向かった場所は湖の南岸、通称 山側と呼ばれる一帯です。 ここをいつも通りに徒歩でポイントを目指しました。湖を周回する遊歩道には今年は雪もなく、乾いた地面が顔を出していました。 

ポイント到着! 気になるタイムは...? (よし、昨年と変わってない!)  私にとっての中禅寺湖通い、それはもはや自身の体力が落ちていない事を確認するための場(行い)となりつつありました! 髪には白いものがちらほら、艶やコシもだいぶ無くなってきました。視力だって間違いなく落ちてきています。 数年前くらいからでしょうか、こんな辛い現実をまざまざと感じる機会が多くなって来たのですが、どこかでこの現実を認めたくないという自分がいます。 (自分はまだまだやれる! 自分はヤングな若者だ(笑)!) それを頭ではなく体で実感したい! そんな思いがあってこの日も遥々ここまでやって来たといった具合なのでした。 まぁそのためだけにやって来たというのは少し言い過ぎでした。私も釣り師の端くれ、魚が釣れた時の喜びもぜひともこの場所で味わいたいと思ったのでありました。 

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そしてam5:00にいざ実釣開始! 最初に結んだルアーはチェリーブラッドLL70Sという今年発売されたばかりのリ ップレスシンキングミノーです。魚食性の強いランドロック系トラウトをメインターゲットに製作されたルアーで、昨年手にしてからというもの、私はずっとこの日に照準を合わせて、使い方の練習をしてきました。私の中では中禅寺湖の場合、例えば5月~6月中旬の大尻や国道側など、ワカサギの接岸に合わせて岸寄りするレイクトラウトやブラウントラウト、さらにはホンマスなどに打って付けのルアーではないかと思っています。この日は4月上旬という事もあり、ワカサギの接岸には少し時期が早過ぎましたが、朝から時折ライズが確認(おそらくヒメマス)できる事から使用してみました。 基本はただ巻きが中心でしたが、途中で軽いトゥイッチによるアクションを加えた直後の事でした。魚がじゃれつく様な明らかな違和感があったのですが、残念ながらフックアップまでには至りませんでした。ですがシーズンはまだ始まったばかりです。これから迎えるハイシーズンに向けて期待が大きく膨らむルアーです。  am7:00。表層での魚の気配がまったく感じられなくなったため、ルアーをスプーンへと切り換えました。この時使用したルアーはバッハスペシ ャル・ジャパンバージョン18g(カラーはSPL)、ここはほとんど根掛かりの心配はいらなかったためリフト&フォールで湖底を丹念に探って行きました。 天気は快晴、目の前の男体山を遮るものは何もなく、山頂までクッキリと見渡す事が出来ました。そしてここでいちど大きく深呼吸。ああなんて気分の良いことでしょう! 今年もここで釣りが出来る幸せを噛み締めた瞬間でした。 周囲の景色、そして沈下して行くラインの動き、これらを交互に見ながらの釣りが続きました。そしてどのくらい時間が過ぎた頃だったのでしょうか? ほんの一瞬でしたが突然ラインが不自然な動きを見せたものだから驚きました!はっ!と我に返り、自分が今釣りをしている最中である事を思い出します。 (今のはアタリだよなぁ!?) 無意識のうちに加えられていたアワセは、どうやら何ものかを捕らえているようです。キャスト後の着底からほどない距離でのヒット、ラインは50m以上は優に出ています。今年中禅寺湖での初フィッシュになるので途中でバレてくれなければ良いのですが。足元に広がるエメラルドグリーンの水底から、白いものが姿を現します。どうやら魚である事に間違いはなさそうです。ですが風で水面が波立っており、その大きさまでは確認することは出来ませんでした。その引きの強さから判断すれば、相手は超ビックサイズとまでは行かない筈です。ですが解禁初期であるこの時期、水温が低すぎる事が影響しているのか、魚達は5月、6月といったハイシーズンの時ほど勢いがない事がほとん どです。予想外の大物なんて事もあるかも知れません、油断は禁物です! そして漸く体全体が見えてきました。 予想外の超大物!なんてことはありませんでしたが、なにせ今年の初フィッシュですので絶対にキャッチしたいものです。そして『よっしゃー!』 あがってきた魚はレイクトラウト(68cm)。この魚の特徴である大きく切れ込んだ尾鰭も立派な大変に美しい魚体でした。  

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(上写真) 中禅寺湖のレイクトラウト(68cm)

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(上写真) バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g(SPLカラー)

この後、ポイントを移動してヘブン&バッハスペシャルを用いた駆け上がりトレースで同じくレイクトラウト(56cm)と、こちらは手前でバラしてしまいましたが30cm程のブラウントラウトをそれぞれ一匹づつを追加して今シーズンの中禅寺湖初釣行を終えました。

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(上写真) 駆け上がりを舐めるようにトレースしての一匹

とりあえず昨年レベルの体力を維持出来ている事は確認出来ました。素晴らし い景色の中でロッドを振る事も出来ました。そして何より求めていた美しい魚たちに出会う事が出来ました。これら全ての喜びを与えてくれた中禅寺湖に感謝しながらこの日私は奥日光を後にしました。

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(上写真) 今シーズンの初釣行を気分よく終えることが出来ました

~ 4月後半(山側某所) ~ あれから2週間、今シーズン2回目となる中禅寺湖釣行です。今回はスミス・スタッフのSさんとOさんのお二人が同行してくれる事となりました。今回私はガイド役としての参戦です。 ですがガイド役とは言ってもそれはあくまで名ばかりのもの。釣りを生業としている人たちに釣り方云々を説明する事など出来る訳もなく、単に私のお気に入りのポイントを紹介、そこまでの道案内をさせて頂くというだけのものでした。そして当日は趣味で釣りを楽しむ者と、これを生業にしている者との格の違いをまざまざと見せ付けられる事になるのでした。 

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am5:00、釣り開始。少し襟元が寒いからと一枚カイロを貼ろうか貼るまいかと悩んでいた時でした。隣に釣り座を構えていたOさんから突然『きたっ!』 のひと声が!(ええっ、ウソでしょ!?) 釣り開始から僅か1分。正真正銘の第一投目でのヒットでした! そして落ち着いたやり取りでキャッチした魚はレイクトラウト(47cm)。中禅寺湖の釣りはまだ日が浅く、以前から一度釣ってみたいと思っていた魚だと言うことでした。それは良かったです! レイクががっちりと銜えたルアーはヘブン13g(カラーはGPP(G))、ポイントの地形的特徴から判断したであろうこのルアー&ウエイト選択、そして朝の少ない光量を間違いなく意識したと思われるこのカラー選択は、ルアーの特性、そして魚の特性を熟知したメーカースタッフさんならではの釣果と言ってもいいでしょう。 その後 『中禅寺湖の釣りは、もう極めたよ!』 と本人が言ったとか言わなかったとか...(笑)

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(上写真) やったぜオーギー、初レイク!しかも一投目!!

そんなことがあってから凡そ一時間後のこと、先輩の威厳を示すかのように今度はSさんのロッドが弧を描きました。体色が白く光輝いていることから、どうやら今度は先ほどのレイクとは違った魚のようです。急ぎカメラを持って駆け寄ってみると、(おおーっ!!) それは立派な体高を持つヒメマスでした(37cm)。 ルアーはトラウティンサージャーの6cm(カラーはレーザーパール)。表層から2~3メートルレンジのステディリーリングで喰ってきたとのことでした。 そしてそれからほどなく、またまたSさんにヒメマス(38cm)のヒットです。風が強くなってきたため、サージャーを6cmから8cmへとサイズアップ。今回も先程と同じような探り方でのヒットだったそうです。 中禅寺湖でトラウティンサージャーと言えばブラウンやレイクを狙った湖底近くでのリフト&フォールが有名ですが、表~中層域でのスイミングでも十分効果的であることを目の前で証明してくれました。Sさん流石です!

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(上写真) Sさんヒメマスをキャッチ! トラウティンサージャー 6cm(レーザーパール)

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(上写真) グットコンディションのヒメマスたち(Sさんの釣果)

こうなると私も俄然やる気が沸いてきました!さっきまでずっと頭を占めていた (自分がススメたポイントで何も釣れなかったらどうしよう) などという不安はまったくの取り越し苦労でした。 (よーし、俺も後に続くぞ!) ですが現実はとても厳しく、この日私のやる気は終始空回りに終わりました。 ですが今回は私はあくまでガイド役としての参戦です。皆さんが釣って楽しんでくれたらそれだけで大満足です! まあ、間違いなく負け惜しみな んですけどね(笑) 勝ち逃げは許さないということで、今度また皆さん良い時期に行きましょう!

〇 使用タックル

ロッド : TRBX-SS83SD (SMITH) リール : CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) ルアー : チェリーブラッド LL70S 7.7g (SMITH)       バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g(SMITH)       ヘブン 16g(SMITH)       トラウティンサージャー 14g(SMITH) フック : シュアーフック Wトラウト7G、8G、9G (SMITH) ネット : マリエット・ネット(SMITH)

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11 years ago

ドキッ!ワイルドだらけの春の芦ノ湖トラウト祭り 2014

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 今回はワカサギの接岸がピークを迎えているという5月初旬の芦ノ湖へと出掛けて来ました。実はつい先日も同湖を訪れたのですが、その日は前日の好釣とは打って変わって 1バラシのみで終了。初日だけで止めとけばよかった的な非常に後味の悪い残念な釣行となりました。

初日はレインボーにサクラ そしてイワナにブラウン...etc. 次から次へと浅瀬に差してくるトラウト界のオールスターたちの登場に、いったいどの魚に狙いを定めたらよいのかと迷う程とにかく凄い魚影の濃さでした。 なのにあれだけ良かった状況がたったの1日でどうして...? 帰りの車中でもこの疑問が頭の中をグルグルと巡りました。しかし何度考えても辿り着く結論は毎回同じで、人的プレッシャーとしか考えられませんでした。 あの日は連休の初日という事もありフィールドは釣り人で溢れかえっていました。水際にあれだけ多くのアングラーたちが一斉に立ち込んでしまっては、トラウトたちが警戒して岸寄り出来ないのは当然のこと。 今回はそんな人の集中しないポイントを見極めて挑んだ釣行なのでした。

 この日も水辺には沢山のワカサギの姿を見つける事が出来ました。これならトラウトたちを浅瀬に引き付けるには十分である筈です。 ですが肝心の釣り人の数は...? 目に見える範囲内にフライマンさんが2名居るだけです。しかもお互いの距離は十分に離れています。 (よし! ラッキー♡) 獲らぬ狸のなんとやら! ではないですが、ここまでの余りの順調な滑り出しに思わず口元も緩んでしまうのでした(笑)

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ようやく夜が明けたばかりの湖面、水中の様子を確認する事は出来ませんが、トラウトたちが岸寄りしている事を信じてアプローチを開始しました。 いくら近くに他の釣り人が居ないからといって、自身が魚たちを追いやってしまっては元も子もありません。20メート程先にブレイクを控えたシャローエリアに対して、先ずは入水はせずに静かにキャストを開始しました。 この日使用したルアーは panicky & shaky! でお馴染みの パニッシュ85F。 これを芦ノ湖メソッドであるグリグリを中心に、ロッドアクションを加えながらの積極的な誘いの釣りも織り交ぜながらポイントを広く探ってゆきました。

時刻は早くもam8:00を過ぎました。期待に反して朝一のドラマは何も起こりませんでしたが、これも十分想定内のこと。諦める気持ちなど微塵もありません。そしてこの時間になって来ると湖面を覆っていた霧も晴れ、次第に水中の様子も露わになってきました。今日もかなりの数のトラウトたちがワカサギを求めてシャローに差して来ているのが確認できます。 相変わらず一番多く目につくのはイワナで白のスポットと鰭の白いラインがよく目立ちます。次に多く目につくのは黒点が鮮やかなブラウントラウトで、続く第三位は同率でサクラマスとレインボートラウトといった感じでした。 私のほんの数メートル先の目の前をグリーンバックの魚体が駆け抜けて行く度に胸の鼓動が高鳴りました。 一本の杭となって彼らの行動を観察していると、どうやら同じ個体が何度も行ったり来たりを繰り返している様子です。特にイワナやブラウンのように特徴的な模様があり個体の識別が容易な魚たちはそれが明らかで、いわゆる居着きと呼ばれるタイプが多いようです。 これに対してサクラマスやレインボートラウトなどは個体の識別が難しく断定は出来ないのですが、どうやら一見さんの行き摺りタイプと、このエリアを中心に小さなコースで回遊している半居着きのようなタイプの二種類が出入りしているように感じました(こんな光景は水辺に多くの人が立ち込んでいたら、まずお目に掛かれないでしょう)。 もうこうなってくるとサイトの釣りしかありません。彼らの向かう進行方向先から僅かに狙いをずらしてルアーをキャスト! 彼らの視界ギリギリのラインをイメージして早巻きしてパニッシュを躍らせました。すると (おっ、気付いた!) 相手は明らかに進行方向を変え、ルアー目掛けて一直線に突進して来ます! そしてその後はほんとあっという間でした。それはランディングが容易だったという事ではなく、相手の余りに凄まじいファイトにこちらが圧倒されてしまい、途中のやり取りをよく覚えていない というのが正確なところでした。 しかし 50cmにも満たない浅瀬から一度も体を出すことなく最後まで私に抗った姿、さらに私の腕に残る強烈なやり取りによる感触(疲労)だけが、時間の経過と共に次第に鮮明に蘇って来ました。 相手は予想通りのサクラマスでした。そのサイズからして昨年の春に稚魚放流された個体であると思われます。放流からたったの一年でここまで大きくなるというのですから、芦ノ湖の水環境が余程良いのでしょう! ほんと驚かされます。

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そしてその後も先ほどのサクラマスに少しも引けをとらない見事なクオリティフィッシュたちが顔を出してくれました。 水色が変化するブレイクラインの下からはブラウントラウトが! そして大岩が点在するガレ場周辺からはレインボートラウトがそれぞれ登場。 もう気分的にはグランドスラム達成といった感じでした♡

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この記事を書いている6月初旬、芦ノ湖はすっかり夏モードに突入してしまったようで、朝の早い時間帯を除きトラウトたちの姿はほとんど見つける事が出来なくなりました。また来年同じ時期にここ芦ノ湖を訪れたいと思います。

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〇 使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb(MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2(SMITH) ルアー : パニッシュ85F(SMITH)       チェリーブラッドMD75(SMITH) ネット : チェリーネット サツキ(SMITH)


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11 years ago

ブラウンを求めて晩秋の芦ノ湖へ 2013

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 あの魚っ気ムンムンの状況の中、自分にはカスリもしなかった悔しさをきっかけに始まった芦ノ湖へのリベンジ釣行でしたが、釣れたら釣れたでまた行きたくなるのが釣り師の性(さが)であるようです! そんな訳で今回は晩秋の芦ノ湖へと 2013年の釣り納めをしに出掛けて来ました。

 この日入ったポイントは湖東側のとある一角。前回釣行時、終了時間ギリギリになってやっとの思いで魚を引き出せた、私にとってはとても印象に残るポイントでした。 夜半から吹き付ける北西風は未だに強く、湖面は大きく波立っていました。恐らくこの影響なのでしょう、前回あれだけ聞こえた朝一のボイル音はこの日はほとんど聞く事は出来ませんでした。 ですが目の前に広がる湖面からは魚の気配がビンビンと伝わって来ます。 恐らく釣り人にしか分からないこの感覚。興奮のあまり手は震え、ラインを結ぶのにも支障を来す程でした。

 この日用意したタックルはロッド:ラグレス・ボロン TLB-83DT にライン:PE0.8号+フロロリーダー10lb の組み合わせ。ルアーは本流でのサクラマスゲームでお馴染み スミスのフローティングミノー:チェリーブラッドMD75 を選択しました。これを前回と同様にステイ時間長めでの軽いジャーキングアクションで誘って行きました。 リアクションバイトとでも言うのでしょうか、前回はジャーキングの直後、ボディが一瞬バランスを崩した後での浮き上がりの際にバイトが集中しました。そこで今回も同じタイミングに特に意識を集中してポイントを扇状に広く探って行きました。 するとそんな中、遠方で大きな飛沫の音があがりました。暗がりのため目視する事は出来ませんでしたが、恐らくブラウンによるものだと思います(そう思いたい)。その音のした方角、さらに風の向きなどを考えるとリップ付きのミノーでは風の抵抗によりどうにも届きそうにありません。それならばということで、ここでルアーをリップレスシンキングミノー:チェリーブラッドLL70S へとチェンジ。向かい風なんて何のその! 狙いのポイントに向け、ルアーを遠投しました。 ラインスラッグに気を払いながらキャストを続けること数回。この日 最初となるアタリがやって来ました。釣り開始から僅か30分足らずでのヒット。いくら魚っ気ムンムンとはいえ、場合によってはボウズも十分あり得ると覚悟していただけに、この展開には正直 拍子抜けしてしまいました。 無事にネットに納まった相手は雄のブラウントラウトでした。

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 次のバイトが訪れたのはそれから凡そ1時間が経過してからの事でした。 チェリーブラッドMD75 に対して控えめなジャーキングアクションを加え、姿勢を戻し浮かび上がってくる途中で『ドンッ!』 これぞまさにミノーイングの醍醐味そのもの! といったとても気持ちの良いアタリでした。相手の動きはとても力強く、なかなか此方に寄って来てはくれませんでした。それでも何とか無事にネットインに成功! 相手は雌?のブラウントラウトでした。餌をしっかりと食べる事が出来ているとみえてコンディションは最高! こんな姿を見せられたら自然と顔がほころんできてしまいます。 魚はもちろんのこと、それを育む芦ノ湖にも大感謝の一日でした!

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〇 使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb(MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2(SMITH) ルアー : チェリーブラッドLL70S(SMITH)       ※ フックはシュアーフックのWトラウトタテアイ 6Bに換装       ※ テイル側1本のみでベリーフックなし       チェリーブラッドMD75(SMITH)       ※ バーブは潰してあります フック : シェアーフック Wトラウトタテアイ6B(SMITH) ネット : チェリーネット・サツキ(SMITH)


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17 years ago

阿寒湖釣行 -20070721*-

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 2007年 7月21日~24日迄の4日間、会社の前期夏休みを利用して北海道は阿寒湖へ出掛けて来ました。凡そ1ヶ月前に、埼玉県朝霞市にある老舗管理釣り場 朝霞ガーデンさんのご厚意により同地を訪れましたが、良型アメマスを手に出来ないまま帰宅、モヤモヤした日が続いていた中での再釣行決意となりました。

阿寒湖を訪れた経験のある方なら、7月初旬ならまだしも、後半の釣りってどうなの??? と思われる方が多いかと思います。私も同じでWEB上で色々と検索してみても、7月後半の釣果情報は皆無といったありさまで一度は釣行を断念しました。 それでも釣行を決意したのは出発の4日前の事でした。今の時期、釣果の良し悪しを左右するのは水温(気温)。そしてこれらに急激な変化が無い事だと考え色々と事前調査を試みました。生憎、水温に関しては都合の良いここ数ヶ月程の連続したデータを見つける事は出来ませんでしたが、阿寒湖漁協(フィッシングランド阿寒さん)さんへ直接電話確認したところ、今現在の水温は16℃である事を確認しました。また気温に関しては気象庁(釧路気象台)のHPに阿寒湖畔のデータが大量に存在していたため、これを利用させてもらいました。あくまで水温が指標ですが、データが無いので気温で想像するしかありません。データをグラフにまとめると、阿寒湖はここ10日間ほど寒い日(平均気温で15℃を下回る)が続いており、さらにこの状態が比較的安定して続いていました。また、週間の天気予報では釣行予定日の前半が雨、後半は曇りから始まり徐々に回復に向かって行くとの内容でした。幾分、水温が高い事が気にはなりますが、水温がこれ以上急激に上昇する要素も見つからないため、ギリギリ何とかなるだろう!と判断し今回の阿寒湖釣行を決意しました。

阿寒湖畔にて 釧路空港へ到着すると予報通り天気は雨。観光客が皆がっかりしている中、ひとりテンションが上がります。釧路空港~阿寒湖畔迄は空港シャトルバス(片道 ¥2,090)を利用、定刻通りAM11:00に現地へ到着しました。ホテルのチェックイン迄にはまだ大分時間があるため、荷物だけ預かってもらい、さっそく湖畔へと繰り出しました。 小雨が降るなか桟橋から辺りを見渡すと、湖面には薄い霧が立ち込めており幻想的な雰囲気が辺りを包んでいました。 見覚えのある景色を前に『本当に来ちゃったよ!』と心の中でひとこと。胸の奥の辺りがじわじわと熱くなって行くのが感じられました。

とりあえず釣りは午後からという事で、まずは渡船でお世話になるフィッシングランド阿寒さんにご挨拶がてら阿寒湖の状況を伺いに行きました。

私『どうもこんにちは。先日のツアーではお世話になりました!』  『阿寒湖釣れてますか?』  『渡船をお願いしたいんですが、何処のポイントが良いですかね?』

 (?...?......???)   しばらくの沈黙...。表情からは明らかに困惑の色が伺えます......。

スタッフさん「えっ! 阿寒湖で釣りするの?」       「阿寒川だったら良いけれどね、いま阿寒湖で釣りしてる人なんて誰も居ないよ!」 ※ 一部実際の表現とは異なるところがあるかも知れません(笑)

ある程度予想していた答えでしたが、直に現地の人から耳にすると正直へこみましたorz... でもここまで来ていまさら引き返す訳にも行きません。釣り人が居て釣果情報が無いのは困りものですが、釣り人が居ないのですから釣果情報が無いのは当たり前です。釣り人が居ない事と、釣れない事は決してイコールにはならない筈。長らく人為的プレッシャーが掛かっていない分、水温さえ外さなければむしろ良い釣りが出来る筈だ!と本釣行を決意した自身の考えに立ち返り、何とか気持ちを盛り上げて行きました。 そんなこんなで多少のすったもんだはありましたが、釣行初日はスタッフさんの勧めもあり、ワカサギの魚影が多いという大島のポイントに渡してもらう事となりました。

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釣行初日 ~大島にて~ PM13:00 大島到着。渡船のお兄さんに別れを告げた後、まずは水温を確認しました。 表層水温 15.0℃ 予想していた水温を1.0℃も下回っています。 (これはイケるんじゃないの!) 自然と口元が緩んできてしまいます。 大島でのポイントは事前に湖底図を調べて決めていましたので、さっそくそのポイントへ向け歩き出しました。水辺に生える葦の成長ぶりから月日が確実に過ぎていった事が伺えます。 (あれっ!?) 前回の6月に訪れた際に、踏んでしまわないかと心配するほど居たワカサギ(3~4センチ前後)が全く見当たりません。深場に落ちたのかな?などと考えていると突如 沖でライズが! 魚種は判別出来ませんが狙いのアメマスだと信じ込みます。そして5分程でポイントに到着。場所は大島の南西角。対岸脇にある国道240、241号線を走る大型トラックの走行音が聞こえる事からも分かるように、大島から対岸までは割と近く、ちょっとした海峡ならぬ、湖峡?(こんな言葉ないと思いますが)を形成している所です。 湖底の等高線が割と密になっており、岸から直ぐに10~15mへと落ち込むカケアガリが続くポイントです。湖峡には滝口方向から吹き付ける風によるものと思われる強めの湖流があり、釣りをするにはちょっと厄介な感じでした。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=432615.0&l=1440652

あらためて辺りを見渡すと釣り人は私ひとり。遥か遠くに観光遊覧船が一隻見えるだけです。今この時間、阿寒湖は私ひとりだけの貸し切り状態。 (んん~っ ほんと来て良かった!) 至福のひと時です♡

『それでは そろそろ始めますか!』 第1投目 ルアーを凡そ40m程フルキャストしてフリーフォールで底まで沈めます。 水深は15m弱といったところでしょうか。ラインが全て水に浸かった事を確認した後、小さくシャクリを入れてからリーリングをスタートしました。底質を感じながらのゆっくりとしたただ巻き。足元にあるヘルメット大の岩が湖底にも広がっている感じです。 魚信ナシ。 2投目以降は表層からレンジを刻んで行きました。キャスティング方向、リーリングスピード、アクションの有り無し・・・ と色々と織り交ぜながらキャストを繰り返しました。 っとある時、ピックアップ寸前のルアー後方に魚の姿が!しかも大きい!! 白い斑点が視認出来たのでアメマスに間違いありません。心臓がバクバクと高鳴ります。 (あれっ、俺いまどこのレンジ引いてたっけな...?) 記憶を辿ると、カウントダウンの待ち時間を利用して辺りの景色の写真撮影をしてました。しかも長い間ずっと。 (そうだボトムだ!) 湖流が速くラインが流されてしまって、今まではボトムを取り切れていなかった事が考えられます。ルアーウエイトをバッハスペシャルの18gまで上げてしっかりとボトムが取れるようにしました。 そしてそれから数投の後、答えは直ぐに帰って来ました。またピックアップ寸前のルアー後方を良型のアメマスが追いかけて来ます。しかも水面ギリギリまで。 『おおっ!!!』 アピールがちょっと強すぎるのかな!? と今度はルアーカラーを地味目のもの(GBKOカラー)に換えて再キャスト。途中で何度かリーリングを止めて縦の動きを加えながらリーリングを行います。そしてロッドティップまで残り10m程といったところで突如『ズドン!』。ついに待ちにまった大きなアタリがやって来ました。 ライン越しに相手が身をくねらせている様子がはっきりと伝わって来ます。 (よし、ここは大事にいこう!) でもその直後、この考えを改めました。6月のあの悪夢が蘇ります。 大事にいこうと必要以上にドラグを緩めてしまったばかりに、相手のイトウに主導権を握られてしまい、水中障害物に巻かれて最後はフックアウト⤵ ここにもどんな障害物が隠れているか分かりません。ラインテンションを保ちながら、幾分強引なやり取りを行いました。 一瞬、黄色味がかった鮮やかな魚体が目に飛び込んで来ました。間違いなく相手はアメマスです! そして1、2分のやり取りの後ようやくネットに納まったその魚は、キズひとつない厳つい顔付きをした金色のアメマスでした(48cm)。

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釧路空港に到着してから、およそ3時間半後の出来事でした。 (やっぱりこの時期でも釣れるじゃん!) 贅沢を言えば50upは欲しかったのですが、なにせ釣行初日の出来事です。これで良しとしましょう! 喜びの余韻も冷めやらぬなか、手早くリリースを行った後にキャスティングを再開しました。波紋が出来る程ではないですが、風雨が幾分強まって来ました。 先程と同じようにボトム付近を意識しながらのリーリングをトレースコースを変えて繰り返していると、今度は数メートル先の足元でヒット! 釣りを再開してからおそらく10分も経っていないでしょう。余りの突然の出来事にハンドルを持つ左手が滑ります。おまけに足元の岩がぐらつき、後ろへ仰け反るかたちで体勢まで崩す始末。仕方なくロッドを持つ右腕を高く掲げたまま後ろへ下がり追い合わせを試みました。 (お願いだから外れていないでくれよ!) 急ぎ体勢を立て直し、弛んでしまったラインを巻き取ると......。 まだ付いていました! 身をくねらせて抵抗している様子がライン越しにはっきりと分かります。 そして無事にネットに納まった相手はこれまたアメマスでした。 一匹目とほぼ同サイズ(47cm)ですが、非常に厚みのある雄の個体でした。フィッシングランドのスタッフさんの話によると、今年のアメマスは大量発生したワカサギを飽食しているそうで、例年になくその魚体が太いとの話でした。なにせ今年が初めてなので、例年の状態がどれほどなのか分かりかねるのですが、思わず『なるほど!』と納得してしまう程のとにかく素晴らしい魚体でした。

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この後、迎えの船が来る夕方5:00迄の間に同様の狙い方で類似サイズの雄アメを1匹追加、さらに軽量スプーンのピュア(5g)を用いた表層~中層(2~5m)のステディリトリーブでレインボーと顔立ちの優しい雌?のアメマスをそれぞれ一匹ずつキャッチしました。この後者のアメマスは他の3匹とは明らかに体色が異なる個体で大変に記憶に残る一匹でした。 ある角度から見るとシルバー、また別の角度から見るとゴールドの光を放つベールを身に纏い、背ビレの付け根付近にはまさしく金粉という表現がぴったりな鮮やかな装飾を身体にあしらっていました。こんなに光り輝く美しい個体は今までに見た事がありません。 幼い子供に『昔の人はアメマスから金を採っていたんだよ!』と信じ込ませる事くらい、この魚を見せたら簡単に出来そうです。もちろんこの金粉の写真撮影を試みましたが、私のカメラテクでは実際の1/10も表現出来ていなかったため、今回掲載するのは止めにしました。是非とも見てみたいという方は現地で実際に確かめてみて下さい。

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そして夕刻5:00に納竿。明日以降に入る事になるであろう大島の別ポイントの景色を一通り目に焼き付けたのちに大島を後にしました。

阿寒湖釣行を終えて 本レポートは釣行1日目のみの内容ですが、全日程共に期待以上の釣果に恵まれたとても素晴らしい釣行となりました。 釣れる魚はみなコンディションが抜群で阿寒湖がとても豊かなフィールドである事を強く感じさせられました。この素晴らしさの陰には阿寒湖漁協さんをはじめ、近隣住民の方々など、阿寒湖および大自然を見守る多くの人たちの努力があることは想像に難くありません。ひとりの釣り人としてこれら皆さんの努力を不意にする事がないように、今後も節度を持って阿寒湖での釣りを楽しみたいと思いました。 2007年、阿寒湖との出会いは私の釣り人生を大きく変える年となりました。 広大な大自然の中、自然繁殖した野生のトラウトたちに出会える数少ない湖。 この湖がこれから先もずっと私たち釣り人を変わらずに迎え入れてくれる事を切に願います。 最後に、阿寒湖という素晴らしいフィールドに出会う機会を与えて下さった朝霞ガーデンさんに深く感謝致します。 朝霞ガーデン http://www.a-garden.com/index.html

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〇 使用タックル

ロッド : トラウトロッド 7.6ft リール : TWINPOWER 2500(SHIMANO) ライン : SUPER TROUT ADVANCE 6lb(MORRIS) ルアー : BUCH SPESIAL JAPAN VERSION 18g(SMITH)       PURE 5g&7g(SMITH)       TROUTIN SURGER 6g&14g(SMITH)       ※ フックはバーブを潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)

6 years ago

尚仁沢アウトドアフィールド ジャガーでもうお腹一杯!(備忘録)-2019.01.06-

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先日、尚仁沢アウトドアフィールドさんに初釣りに出掛けてきました。実は昨年末にもこちらを訪れているのですが、ジャガートラウトを相手にしたミノーイングがとても楽しかったもので、すっかり病み付きになってしまったといった具合でした。

相手はさすがイワナ系の魚だけあって、障害物周りを好む個体が多いらしく、そこでの反応がやはり圧倒的でした。ですがこういったポイントは多くの人が何度も何度もミノーを通すためやはり見切られがち。ルアーの種類はもちろんのことカラーやサイズ、或いはトレースコースにも変化を付けるなど見飽きさせない工夫をして、何とか口を使わせる事が出来ました。 決して簡単ではありませんでしたが、あの素晴らしい魚体を見にまた訪れたいと思います。 ※ 魚の写真は釣り場オーナー様の許可を得て撮影させて頂きました ※ 尚仁沢アウトドアフィールドさんのHP :http://www.shojinzawa.com/

【使用タックル 】 ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマードⓇフロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー :      パニッシュ55 SP(SMITH)※フック変更実施     DDパニッシュエリア65F(SMITH)※フック変更実施     ボトムノックスイマーⅡ 3.2g(SMITH)※フック変更実施 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)

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(上写真)朝一は池の一部が凍っていました

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(上写真)狙いのジャガートラウト。※ オーナーさんの許可を得て、一部の個体だけ写真を撮らせてもらいました

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(上写真)パニッシュ55SPを使ったジャークアクションにて

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(上写真)水温が上昇したためだろうか、am10:00を過ぎたあたりから急に反応が良くなってきました

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(上写真)テイルとベリーの両方にフッキングしていました

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(上写真)時には同じポイントで6連発する時も。 こんな尚仁沢さんは初めて経験しました!

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(上写真)パニッシュ55SP ヒメマス・カラー とても地味なカラーですが、すこぶる反応が良かったです!

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(上写真)雄のジャガーが釣れる割合が高かったか

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(上写真)なんとも味のある顔です。サミー・ディヴィスJrを彷彿とさせます

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(上写真)同じジャガーでも色々な表情の個体が居ます

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(上写真)これぞジャガー!といったとてもカッコいい個体でした。尚仁沢さんのロゴの魚を彷彿とさせます

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(上写真)とても鮮やか

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(上写真)あまりのカッコよさに、いつまでも見ていたくなります

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(上写真)凄い色と模様でした

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(上写真)この個体もいい色をしていました

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(上写真)こちらの個体もパニッシュ55SPにて

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(上写真)子狸3匹がこちらの様子をうかがっていました

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(上写真)60アップはあるであろう、この日一番の大型のジャガートラウトでした

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(上写真)こちらの個体はとにかく太かったです

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(上写真)もうお腹いっぱいという感じで、早めに家路へと就きました


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8 years ago

大型ブラウンを求めて晩秋の芦ノ湖へ 2016

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 私の中での晩秋の芦ノ湖の釣りといったら、風はビュービュー! そして波はジャブジャブといった具合に、冷たい季節風が吹き付ける中、波に揉まれながらただひたすらにキャストを続けるといったイメージがあります。釣り人にとってはかなり辛い状況ですが、過去の経験からそんな荒れた天気の日こそ良い釣りが出来るといった確信があるため、いつも待ってましたとばかりに胸を高鳴らせ現地へと向かっています。

そんな感じですから釣行前にはいつも天気予報とにらめっこ。 風力は? 風向きは? と最新のピンポイント予報の確認に余念がありません。 ところがそんな期待とは裏腹に2016年の晩秋はいつも穏やかなお天気の日ばかり。表示される値はいつも風力1か2の静穏で、紅葉狩りを楽しむ観光客とは対照的にテンションがなかなか上がらない日が続いていました。 そしてこの日も朝から風のない穏やかなお天気のようです。ようやく空が白み始めうっすらと目に映った湖面はまさに鏡のようでした。 (今日もスローな釣りか...⤵) こんな風も波もないようなマヅメ時、魚たちはどうやら上の方が気になるらしく、表層での反応が良くなる事があります。そんな状況の時に私がもっぱら使用するルアーは【チェリーブラッドSR90】と【チェリーブラッドLL70S】のふたつ。先ずはこれらを使って表層の広範囲を手返し良く探るようにしています。

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【チェリーブラッドSR90】はフローティングタイプのシャローランナー(潜航深度はMAX60cm前後)でアクションはローリングが主体。 対する【チェリーブラッドLL70S】はシンキングタイプのペンシルベイトで、ただ巻き時は頭を支点に後傾姿勢でテイルを左右にユラユラとさせる振り子アクションが主体となっています。 私は表層付近をアピールをやや大きめに、より低速で探りたいといった場合には【チェリーブラッドSR90】を、シルエットを小さく そしてよりナチュラルに探りたいといった場合には【チェリーブラッドLL70S】をそれぞれ使い分けるようにしています。  この日はここ最近の釣果の事もあり【チェリーブラッドSR90】を選択。カラーはマヅメ時の薄暗い時間帯に実績のあるグリーンゴールド(No.06)を選びました。これをルアー着水後は凡そ1~2秒でハンドル1回転(2500番ノーマルギアのスピニングリール 1巻き凡そ70cmを使用)のスピードを基本に ただ巻きするだけ。【チェリーブラッドSR90】に関しては、ルアーがアクションしなくなる程のデッドスローで水面に引き波を立てながら巻く時もありますが、その時もとにかく一定のスピードで最後のティップぎりぎりまで巻き続けるのが肝要だと思っています(目の前でバイトしてくるケースが度々あるためです)。 ※ 着水直後(止水域しかも湖流なし)の【チェリーブラッドSR90】は重心移動用のタングステンボールが後方に移動しているため、立ち姿勢で浮いている場合が殆どだと思います。この状態でゆっくりのただ巻きを行うと、タングステンボールが後方に残ったままとなってしまう場合があり、ルアー本来のアクションが出ない事があります。私はこれを避けるため、巻き始めのほんの一瞬だけ早巻きするなどして、後方にあるタングステンボールを前方に移動させるための動作を加えるようにしています。 そしてこの日も朝の静寂が破られました! 全神経をルアーの動きに集中している最中に、突如『ズドンッ!』と襲ってくるあの衝撃はほんとたまりません♡ 10月~11月後半の秋シーズンの前半戦、水面が穏やかで水温が一桁台に突入する前の時期に特に威力を発揮する釣り方だと思っています。 ちょっと地味で忍耐が必要な釣りとなりますが、機会がありましたら是非とも一度試してみて下さい。

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〇 使用タックル

ロッド : TLB-83DT ラグレス・ボロン(SMITH) リール : 10 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE ブルー 1.0号(13.1lb)(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12lb(MORRIS) ルアー : チェリーブラッドSR90(SMITH)       チェリーブラッドLL70S(SMITH)※ フックはテイルのみ       ※ シュアーフック Wトラウトタテアイ 6B(SMITH) ネット : チェリーネット・サツキ(SMITH)


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7 years ago

中禅寺湖 目には青葉... 初ブラウン♬(備忘録)-2018.05.24-

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『目には青葉 山ハルゼミ 初ブラウン』

目には新緑の青葉が映り、山からは蝦夷ハルゼミの鳴き声が聞こえて来ます♪ そしてそんな景色の中で味わう蝉ブラウンはやはりたまらないなぁ~(〃▽〃) という初夏の釣りを満喫したアングラーの心情を詠った一句(笑) 今年もいよいよ蝉の釣りが始まりましたね(*'▽')/

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(上写真)まずは山側でミノーイングからのスタート

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(上写真)朝一にキャッチできたのは小型のブラウンのみでした。※ 今回から使用する全ルアーをシングルフックに完全移行しました

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(上写真)釣りをするには最高の季節ですね。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)目には青葉...♬

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(上写真)山からは蝦夷ハルゼミの鳴き声が聞こえて来ます♬

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(上写真)今シーズン、蝉での初モノはレインボートラウトでした。※ 美蝉(ハルゼミ・メス)にて

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(上写真)綺麗な尾鰭で嬉しくなってしまいます

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(上写真)至るところが生命力でみなぎってるといった感じでした

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(上写真)2匹目もレインボー🌈

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(上写真)そして3匹目もレインボートラウトでした

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(上写真)その季節の旬の釣りを、花や昆虫などと合わせて覚えられるようになって来た事が、何気に嬉しかったりします

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(上写真)今回は山側だけでなく、国道側も探りました。※ 釣れたポイントとは関係ありません

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(上写真)大きな個体ではありませんでしたが、初モノはやはり嬉しいものです(〃▽〃) ※ 美蝉(ゴーストハルゼミ)にて

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(上写真)直前の2度のフッキングミスからのストライクでした! アブナイあぶない(汗)

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(上写真)夕陽に照らされて黄金色に輝きます

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(上写真)無事に蝉初めが出来てホッとしました

その他の蝉ブラの記事はこちら


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10 years ago

豊満ボディ♡な芦ノ湖ブラウン(備忘録)-2015.04.04-

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この体高&幅広の魚がずっと欲しかったんです! ワカサギを鱈腹喰って、まさにお腹ははち切れんばかり 芦ノ湖、本当にいい魚たちが育っていますね!!

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(上写真)芦ノ湖のブラウントラウト。チェリーブラッドLL70Sの表層ただ巻きにて。

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(上写真)日没直後に来てくれました!


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6 years ago

尚仁沢アウトドアフィールド きっとこれからの季節が本番!?(備忘録)-2019.02.15-

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先日、栃木県は塩谷町にある尚仁沢アウトドアフィールドさんにジャガートラウトを狙いに出掛けてきました。釣り券購入時に『日によって反応はまちまちだから、今日はどうでしょうかね!?』という説明でしたが、開始早々からミノー(パニッシュ55のサスペンドタイプ)で良い反応が返ってきました。

ですが良い反応とは言ってもそれはルアーをガンガンに追ってくるようなものではなく、今の低水温時期ならではといったスローなものが大半でした。移動距離を抑えた弱めのトゥイッチやジャークで相手を誘った後は、2~4秒ほどルアーをしっかり止めて(食わせの間を入れて)やることではじめてバイトに持ち込むことが出来るといった様な感じでした。 上記のやり方でひととおり探り反応が無くなってしまった後でも、D-コンタクト50(ヘビーシンキングミノー)などを使ってボトムレンジを攻めてやることで、再び喰いが立ってくるなど、ミノーの釣りの楽しさと奥深さを再確認させてもらえた釣行となりました。 今回も決して簡単な釣りではありませんでしたが、あの見た目も引きも大変に素晴らしいジャガートラウトにあいにまたこちらに訪れたいと思います。 ※ 魚の写真は釣り場の管理者様の許可を得て一部撮影させて頂きました ※ 尚仁沢アウトドアフィールドさんのHP : http://www.shojinzawa.com/ 使用タックル ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマード🄬フロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー :  パニッシュ55 SP(SMITH)※フック変更実施  D-コンタクト50mm(SMITH)※フック変更実施  ボトムノックスイマーⅡ 3.2g(SMITH)※フック変更実施 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)

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(上写真)開始早々から良い反応が返ってきました

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(上写真)パニッシュ55SPのGTOパールカラーにて

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(上写真)50cmちかくある立派な個体

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(上写真)こちらもなかなかのサイズです

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(上写真)どの個体も引きが強烈でした

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(上写真)体色の濃い雄のジャガートラウト。55SPのクレイジーヤマメカラーにて

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(上写真)ジャガートラウトの体側にある朱点

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(上写真)とても太いジャガートラウト

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(上写真)パニッシュ55SPを丸のみ。ルアーを躍らせた後は、しっかりと止めてやることで深いバイトを得ることが出来ました

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(上写真)こちらの魚もパニッシュ55SPのクレイジーヤマメカラーにて

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(上写真)時々、こんなサイズのイワナも釣れました

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(上写真)ちょうどやって来たオーナーさんにネットを持ってもらい撮影

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(上写真)ボトムノックスイマーⅡを使ったボトムアクションにて

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(上写真)濁りのためか視認性の良いルミナスカラーへの反応が良好でした

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(上写真)この日は出る魚がどれも大きな個体ばかりでした

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(上写真)ラストフィッシュはこれまたゴン太でした

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(上写真)D-コンタクト50を使ったボトムアクションにて

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(上写真)今回反応の良かったルアーとそのカラー


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10 years ago

中禅寺湖釣行(備忘録) -20150504-

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今季初となる中禅寺湖に出掛けてきました。 メタルジグ&スプーンを使ったディープゾーンの釣りは残念ながら不発に終わりましたが、表層のミノーイングで良い魚たちが顔を出してくれました! 今年はワカサギの接岸が順調の様です。ポッコリお腹のナイスバディなトラウトたちに会うために、また近いうちに訪れたいと思います。

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(上写真)ヤシオツツジがちょうど見頃をむかえていました

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(上写真)当日は山側ランガンで10数キロは歩いたのではないでしょうか。坂本さん大城さんお疲れ様でした。

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(上写真)この時期の水位としては少し高めかも

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(上写真)日中の表層水温9℃超え!5月初旬にしては少し高いような気が...。

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(上写真)日差しを浴びて金色に輝くブラウントラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)まさに三角定規といった表現がぴったりな立派な尾びれでした

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(上写真)今年も登ってみようかな

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(上写真)ボイル打ちで出たブラウントラウト。パニッシュ85Fにて

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(上写真)斑点の模様が最初のブラウンとは少し違いました

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(上写真)何度もジャンプを繰り返してくれたレインボートラウト。パニッシュ85Fにて


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8 years ago

中禅寺湖 春のホンマス祭り!(備忘録)-2017.05.06-

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山の上にも漸く遅い春が訪れ、モノトーンだった景色も大分賑やかになってきました。もちろんそれは水の中でも例外ではなく、ワカサギとそれを追い回すトラウト達の姿で溢れかえっていました(← ちと言い過ぎかな) ミノーでよい釣りが楽しめるのも、きっとあともう僅かの筈。それを思うと少し寂しくなってしまいます。

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(上写真)今シーズン初の光モノでした

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(上写真)ホンマス(パニッシュ85F(CBオリカラにて))

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(上写真)今回一番サイズの良かったホンマス(43cm)。パニッシュ85F(CBオリカラにて)

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(上写真)上の写真と同一個体です

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(上写真)こちらもホンマス(パニッシュ85F(HHGORカラーにて))

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(上写真)これまでモノトーンだった世界にもようやく色が差してきました

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(上写真)今年はワカサギの出が少ないようです

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(上写真)日中の表層水温は9℃台でした

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(上写真)水際でレイクトラウトたちがワカサギの追い込み漁をする姿を何度も目にしました。※ 画像はイメージです

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(上写真)日中に出てくれた小型のヒメマス。チェリーブラッドLL70S(CBオリカラ)を使ったボトムからの巻き上げにて

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(上写真)ホンマスが釣れたのは朝一だけでした


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トラウトルアーフィッシングの備忘録

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